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IC・電子部品 2025.09.29

微細金属加工の極限に挑む——鍼灸針製造技術が生む高精度なものづくり

セイリン株式会社 八木 賢訓

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はじめに

金属部品製造において「精密性」と「安定供給性」を両立するのは容易ではありません。特 に線径0.1mm以下の極細ワイヤーや管材を用いた加工は、医療機器や電子部品など、高度 な信頼性が求められる分野において鍵を握る要素です。

私たちは、医療用鍼(はり)というニッチながら非常に高精度な製品を量産し続けてきた製 造メーカーとして、その加工技術をベースに、製造業各社との連携を模索しています。ここ に、以下の5つの視点から、当社が提供できる技術と、製造パートナーとしての可能性をご 紹介します。

 

1. 外径Φ0.04~Φ0.60mmレベルの直線加工技術

外径Φ0.04~Φ060mmといった極細径においても、ボビンに巻かれたワイヤーの癖を取り 除き、真っ直ぐな線形を保つ「直線加工」が可能です。これにより、微小部品への安定した 組み込みや、高精度な位置決めが求められる製品への応用に対応できます。当社は、針状部 品製造の経験を活かし、量産時にも高い加工安定性を実現しています。

 

2. 微細先端加工:刺通抵抗の研究から生まれた加工ノウハウ

鍼灸針の分野で蓄積した先端形状加工ノウハウを、電子部品や微細部品にも応用していま す。刺通抵抗の低減を目指した研究から生まれた先端加工技術は、切り込み性や突き刺し性 能が求められるピン、プローブ、医療部品などへの展開が可能です。

 

 

3. 精密インサート成形に向けた端部仕上げと洗浄管理

当社では、樹脂との密着性を意識した端部仕上げや、コンタミ(異物)管理体制の整備によ り、インサート成形を想定した針状部品の製作が可能です。特に高精度・高清浄度が求めら れる分野では、部品単体の提供だけでなく、量産時の成形工程を見据えた加工・品質管理の 提案も行っております。

 

4. コーティング技術:医療用途で培われた滑らかさと安全性

当社の鍼灸針では、人体への安全性と使用時の滑らかさを両立するため、特殊な表面コーテ ィングを施しています。この技術は社内処理で完結しており、医療用途に耐える品質管理体 制のもとで運用されています。 一方、鍼灸針以外の製品へのコーティングについては、用途や要求性能に応じて協力会社と 連携し、最適な処理をご提案する体制を整えています。必要に応じて絶縁性や潤滑性を付与 する対応も可能です。 (※詳細は当社Webサイトの該当ページをご参照ください:コーティング技術)

 

5. 製造パートナーとしての柔軟性と信頼性

当社は医療機器製造において ISO13485 をはじめとした品質マネジメント体制を保持して おり、微細部品の安定供給、ロット内均一性、コンタミ管理にも強みがあります。

現在は鍼灸針としての技術を基盤としつつ、以下のようなニーズをお持ちの製造業者様と の連携を広げています。

・微細ワイヤー・パイプの切断加工

・極小部品の先端研磨・組立

・医療・電子部品向けの特注試作、小ロット製造

・国内製造による高品質部品の安定供給

 

お問い合わせ・ご相談は資料請求フォームより

当社は「極細・高精度・組立対応」という3つの要素を武器に、製造業各社の試作・製造開 発を支援します。興味を持っていただいた企業様は、お気軽にご相談ください。技術スタッ フによる打合せも柔軟に対応いたします。

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