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展示会レポート 2024.01.31

1月24日〜1月26日開催 アジア最大級のエレクトロニクス開発・実装総合展

動画版展示会レポート:ネプコンジャパン2024

基板の窓口編集部

動画版展示会レポート:ネプコンジャパン2024

【目次】

株式会社いけうち

基板実装ラインやクリーンルームの静電気対策!工場の省エネ・脱炭素に貢献する「水噴霧式加湿システム」

https://youtu.be/7fGr01QnfjU

『霧のいけうち』のドライフォグを用いた水噴霧式加湿システムは、現場の湿度を一定に保つことで静電気や乾燥によるトラブルを解決することが可能。同システムは極めて省エネで稼働するため、蒸気加湿から切り替えることでCO2排出量を大きく削減できる。

同社のドライフォグは非常に微細で蒸発距離が短いことから、クリーンルーム内や空調機内での加湿に強みを持つ。また蒸気式加湿と比較して大きくエネルギーコストを抑えることができ、ランニングコストやCO2の排出を削減し、SDGsにも貢献する。

また湿度環境を整えることで、実装工場では吸着不良や実装不良、静電破壊などを大幅に改善可能。蒸気加湿から切り替えた場合、ランニングコストやCO2排出量を80〜90%以上削減した実績も持つ。

千住金属工業株式会社

Δt80℃がつなぐ未来へ「MILATERA BITHUS-Wave MTFシリーズ」

https://youtu.be/GnoMMf64lf4

同社のBITHUS-Wave MTFを使用することにより、ブリッジや未はんだ等のはんだ付け不良の減少に効果が見られた。さらに、人手による修正工数を大幅に削減することで、生産効率の向上に繋げることが可能である。

同シリーズは、低温はんだ付け特有の課題を解決するフロー装置として開発された。実装業界でも低温実装への関心が高まりつつあり、CO2の削減にも貢献が期待できる。この新型装置は、基板へのドロス付着の削減を可能にしたRKノズル、および発生したドロスをフロー装置内で再利用するSYカッターを搭載しているほか、フロー後のはんだを早期に固めるための冷却の強化など他社に無い画期的な仕様を標準装備としている。

これまでに国内外含め大手企業数社に納入実績があり、現行はんだと比較しフローはんだ付けが困難と言われてきた低温はんだ材料を使用しても、同等以上の品質であると好評を博している。

株式会社ミツトヨ

パワー半導体測定の生産性向上を実現!CNC画像測定機「クイックビジョンProシリーズ」

https://youtu.be/oMOtDpoZ_Fs

同社ではCNC画像測定機を長年販売しており、現在取り扱うクイックビジョンProシリーズは全機種にストロボ照明を搭載している。これを本体駆動と同期させることにより、本体を停止させることなく計測が可能になる。スループットが従来機の5倍に向上し、計測の生産性向上に寄与した。

同シリーズでは自動でエッジ検出や高さ測定が可能なため、計測の生産性向上が期待できる。また、ロボット等を用いた測定物の自動搬送の対応事例も増加傾向にあり、省人化・高効率化を提案することも可能である。

プリント基板や受動部品、コネクター部品など幅広い電子デバイス計測に採用された実績を持ち、製品の品質向上や信頼性向上に寄与している。

日本ファインテック 株式会社

極小・極薄チップの検査高速化、テーピング挿入を可能に!「ウエハリング供給 高速テーピング装置NEXUS」

https://youtu.be/4we-gRQQoBQ

電子部品や半導体チップは微細化が進んでおり、テーピング処理を行う際の処理能力と品質・精度が課題となっている。同社オリジナル装置「NEXUS」は、処理能力と品質・精度を高い次元で両立した装置となっている。

同製品はウエハ供給型のテーピング装置であり、電子部品や半導体チップを高速でキャリアテープへ収納することが可能である。年々、微細化が進む電子部品や半導体チップだが、同製品では0402といった微小チップも1個あたり100msec、UPH:36,000チップと高いスループット能力を持つことが特徴として挙げられる。

半導体デバイスメーカーや電子部品メーカーへの納入実績を持ち、高い評価を得ている。

株式会社カイジョー

超音波技術で世界をリードする!スマートファクトリー対応の多機能ボンダー「熱併用超音波ボールボンダ FB-e20N」

https://youtu.be/rg4dScN6bCE

現在この業界では省人化へ向けて、トレーサビリティの確立やスマートファクトリー実現への取り組みが進んでいる。同社の製品も、プロセスの可視化をはじめ、予知保全を可能にする機能を整備している。

同製品は半導体デバイス製造工程の一つである、ワイヤボンディングを担う装置である。
ICやLSIなどの集積回路の端子と、基板側の電極を金属線で接合する。金属線は髪の毛の1/5程度の細さで、ボンディング位置精度は3σ≧2.0umを実現し、1秒間に20本以上の線を張ることが可能である。

同社では積極的に装置のカスタマイズに取り組んでおり、多くの生産現場で導入実績がある。

株式会社横山商会

古い基板が蘇る!古い生産機器の制御基板やソフトウェアの更新・修理の不安を解消する「レトロフィットサービス」

https://youtu.be/F60Xr-CGcoM

同社の古い基板をリニューアルするというサービスにより、古い機械のメンテナンスについての不安の解消や機械の延命を叶えることができる。

部品が足りずに作ることのできない基板、あるいはメーカーのサービスサポートが終了している基板であっても、同サービスでリニューアルすることで、型の古い機械の継続した使用に可能性を見出せる。

同社では受託開発による基板の設計・製作を通じて、同サービスの提供実績がある。

株式会社マテリアル

データでの精度保証に対応!加工~検査までの時間ロスも削減し、全数精度保証にも対応「三次元測定機」

https://youtu.be/lzl7wPpaLlA

同社は材料販売から業務をスタートしており、現在はマシニングセンターを導入し材料屋と加工屋が同居する業務体系となっている。主として販売しているA5052材は常に在庫を保有する様にしているため、材料入手にかかる時間が0になることから、短納期の試作品やすぐに欲しいなど、部品製作に関する顧客課題の解決に寄与している。

マシニングセンターに加え三次元測定機を各拠点に配備することで、確実な品質の部品を提供している。
さらに20パレットのマシニングセンターで24時間機械を稼働させる事で生産効率を上げ量産対応も可能となっている。金型を作る初動費用を抑える事ができ、急な設計変更が必要になってしまった際も臨機応変な対応が期待できる。

試作品については、納期対応が早く精度も正確であると高い評価を得ている。量産品についても同様に、必要な頭出し分までのリードタイムが短く製品も安定していると好評を博している。

東洋精密工業株式会社

長年に渡り磨き上げたフォトリソグラフィ技術を軸に、4事業を展開「フォトリソグラフィー」

https://youtu.be/i5Nv4NiZXy0

同社では金属エッチング加工をメインに事業展開をしており、バリなき加工やイニシャルコストを抑えた提案で顧客の課題に総合的にアプローチしている。

同社のサービスの大きな特徴のひとつとして、バリが出ない加工であることが挙げられる。バリなき加工で精密な製品も加工可能である。

電子・半導体業界を中心にさまざまな業界でエッチング加工の活用実績を持つ。

太洋テクノレックス株式会社

生産現場の省人化、品質安定に貢献!「枚葉フィルム搬送及び外観検査システム」

https://youtu.be/CLDUL8Tjw5w

枚葉フィルムを扱う工程では、人による搬送作業や目視検査が多く残っている。同社の展示デモ機はそれらの作業を双腕ロボットとカメラを使ったシステムにより省人化するとともに、安定品質にも貢献できる。

同社の基幹事業であるフレキシブルプリント配線板の製造工程においては、枚葉フィルムを取り扱う工程が多く存在する。その知見を活かし、通常では困難な枚葉フィルムの取り扱いに関して、双腕ロボットなどで効率的に搬送することを得意としている。

7名で作業していた工程を2名へ削減するのに成功した省人化の事例があり、現在までに数十件の納入実績がある。

マクセル株式会社

持続可能社会を支える次世代電源「全固体電池」

https://youtu.be/Qygle8P1C2M

同社が開発を進めている硫化物系の全固体電池は、安全性、長寿命、耐熱性の3つの特長を兼ね備えた小型の次世代電池である。これらの特長から、同社の全固体電池はIoTデバイス、機器のモニタリング、RTC、メモリバックアップなどに適している。また、滅菌など耐熱性が要求される医療機器や安全性が求められるウェアラブルデバイスなどの用途も想定している。

同電池は、従来の電池では対応が難しかった環境、特に高い温度環境などの用途で使用が可能である。例えば、従来の製品やサービスで一次電池を使用している場合には定期的な電池交換が必要となるが、長寿命が特長の二次電池である全固体電池を使用することでメンテナンスの省力化が期待でき、ひいては、労働人口の減少などの社会課題の解決にも貢献が期待できる。

主にFA機器のメモリバックアップ用途、特にロボットの駆動部のメモリや屋外など過酷な環境下でのモニタリング用途としても注目され、最近は海外にもサンプル提供などを行っている。洋上を含めた僻地などアクセスが難しい場所でのメンテナンス省力化としての用途が新たに見出されており、特に過酷な環境下で使用されるセンサの主電源用途としての問い合わせも増加している。

カトーレック株式会社

グローバルプラットフォームを活用し宇宙品質までのものづくりを実現!「EMS」

https://youtu.be/PQlrL_3x9-o

同社のEMSは電子機器の製造受託サービスとして、設計から資材調達、基板実装・組立まで対応している。家電や住宅機器、車載、医療機器等を幅広く製造している。

世界9ヵ国12拠点の自社工場があり、市場環境に合わせた最適な地域での生産が可能である。

打ち上げ成功が期待されるH3ロケットのメインエンジンの基板実装も受託しており、宇宙品質のものづくりを実現している。
基板の窓口編集部

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