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実装・パッケージング DX 2026.08.17

株式会社ラプラス 特販部APEXグループ

手はんだ工程の品質管理を変える、IoT対応はんだステーション「WXsmart」とは

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手はんだ工程が"職人任せ"になっていないだろうか

電子機器の高性能化・小型化が進む中、手はんだ工程にもこれまで以上に高い品質と再現性が求められている。しかし、多くの製造現場では、以下のような課題が依然として存在している。

・作業者ごとの品質ばらつき
・温度管理の属人化
・作業履歴が残らない
・品質監査への対応が難しい

特に、医療機器や車載機器、航空宇宙といった極めて高い品質基準が求められる分野では、手はんだ工程の「見える化」とトレーサビリティの確保が不可欠なテーマとなっている。

 

手はんだ工程を"見える化"するWXsmart

ドイツのはんだ付け装置メーカーWeller社が提供する「WXsmart」は、単なるはんだステーションではない。IoTに対応したスマートはんだ付けプラットフォームとして、トレーサビリティ、接続性、プロセス管理、リアルタイム監視を1台で実現する。さらに、LAN・Wi-Fi・USB・RS232など多彩な接続方法に対応しているため、既存の設備環境へスムーズに導入できるだけでなく、MES(製造実行システム)やERP(統合基幹業務システム)との連携も可能である。これにより、手はんだ工程も製造データの一部として管理でき、工程全体の品質向上やトレーサビリティ強化を支援する。

 

顕微鏡下での精密作業を支える高性能はんだごて「WXMPS MS」

WXsmartには、精密作業を得意とする高性能マイクロはんだごて「WXMPS MS」が付属している。特に、顕微鏡を使った微細なはんだ付け作業において、その能力を発揮する。
 

優れた熱応答性:ヒーターとセンサーが一体化したカートリッジ式のこて先を採用し、室温からわずか3秒ではんだ付け可能な温度まで到達する。
【作業例】熱量の必要な多層基板や大型部品へのはんだ付け
従来のはんだごてでは熱が奪われがちだった産業用基板や車載基板などでも、優れた温度復帰能力により、安定した品質のはんだ付けを実現する。
 

精密作業に最適な設計:視界を妨げない極細のこて先と、人間工学に基づいたグリップ、取り回しの良い柔軟なケーブルが、作業者の負担を軽減する。
【作業例】顕微鏡下での微細なはんだ付け
時計や補聴器、医療機器のような部品が密集した基板でも、狙ったポイントを正確に作業できる。優れた操作性により、経験の浅い作業者でも高い精度での作業が可能となる。
 

豊富なこて先バリエーション: 超極細のこて先から、より大きな熱量を必要とするはんだ付けポイントまで対応する、多彩な形状のこて先が用意されている。
 

安全かつ効率的なこて先交換: はんだ付け作業中、こて先が高温の状態でも、工具を使わずに安全かつ簡単に交換できる。
 

モーションセンサーで自動スリープ/シャットオフ: こて内部にモーションセンサーを内蔵している。こての使用状況を検知し、自動スリープ/シャットオフ機能と連携することで、こて先の長寿命化と省エネルギーに貢献する。

WXMPS MSとWXsmartを組み合わせることで、高品質な手はんだ作業と、その作業データの正確な記録・管理を同時に実現できる。
 

温度管理から作業履歴まで一元管理

WXsmartは、接続されたツールの温度や出力などのデータをリアルタイムで取得・記録する。取得したデータは、CSV形式での保存、SQLデータベースへの取り込み、さらにはMESへの直接接続など、生産管理システムに合わせて柔軟に連携できる。「誰が、いつ、どのツールを使い、どのような条件ではんだ付けしたのか」という情報が正確に記録されるため、品質監査への対応や将来の工程改善において、信頼性の高いデータとして活用することが可能である。
 

スマートフォンやタブレットからも遠隔管理

WXsmartは専用アプリにも対応しており、スマートフォンやタブレットから温度設定の変更、ツール管理、モニタリング、ユーザー管理などを行える。管理者と作業者で異なる権限を設定することも可能なため、現場の運用ルールに合わせた柔軟な管理体制を構築できる。

 

はんだ付けからリワークまで、1台で完結

WXsmartは、はんだ付け作業だけでなく、ホットエアやはんだ除去といったリワーク(手直し)作業にも対応する。 リワークモジュール「WXair」を組み合わせることで、はんだ付け、ホットエア、はんだ除去までを1つのステーションで完結させることが可能である。これにより、作業スペースを有効活用できるだけでなく、複数の機器を導入する必要がなくなり、設備投資の削減にもつながる。

 

サイバーセキュリティにも配慮した設計

製造現場のDXが進む一方で、ネットワーク接続によるセキュリティ対策も重要になっている。WXsmartは、通信のTLS暗号化や二要素認証(2FA)といった最新のセキュリティ技術を採用している。サイバー攻撃のリスクから製造ラインを守る、ネットワーク接続型のはんだステーションならではの強みである。
 

このような企業の皆様におすすめ

✓ 手はんだ工程の品質を安定させたい
✓ トレーサビリティを確保し、品質保証体制を強化したい
✓ MESと連携させ、生産データを一元管理したい
✓ 国際規格や取引先の品質監査にスムーズに対応したい
✓ リワーク設備を集約し、コストとスペースを削減したい
✓ Industry 4.0 / IoTに対応したい
 

まとめ

WXsmartは、単にはんだ付けを行うための設備ではありません。「品質管理・トレーサビリティ・IoT対応」を高いレベルで実現する、スマートはんだ付けプラットフォームです。手はんだ工程の品質向上やDXを検討されている企業様は、ぜひ一度WXsmartの導入をご検討ください。

株式会社ラプラスでは、WXsmartの製品説明やデモのご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。
https://www.laplace.co.jp/apex/weller/?utm_source=jpcb&utm_medium=article&utm_campaign=WXsmart

 

株式会社ラプラス 特販部APEXグループ

ラプラスは、宮城県仙台市に本社を構える創業150年超の機械工具商社です。ネジ一本から産業ロボットまで多岐にわたる商材を取り扱い、小さな町工場から大手メーカーまで、モノづくりの現場を総合的に支援しています。
東日本16拠点、中国2拠点を展開するほか、米州・欧州・ASEANへの貿易業務にも強みを持っています。自社動画での商品PRやネット販売など、時代のニーズに合わせた提案活動にも積極的に取り組んでいます。

https://www.laplace.co.jp/
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