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展示会レポート 2025.08.20

2025年7月23日(水)〜25日(金)東京ビックサイトにて開催

動画展示会レポート「TECHNO-FRONTIER 2025」(前編)

基板の窓口編集部

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本展は、モータ技術を核に、パワーエレクトロニクス、制御技術、熱設計・ノイズ対策、データ活用・ものづくりDXなど、生産技術全般を幅広くカバーする国内唯一の専門総合展示会である。
13の構成展示会から成り、駆動技術、アクチュエーション、モーション制御、熱・ノイズ・部品加工、製造業DXに関する最新ソリューションが集結した。
出展社数や来場者数の公式発表は未確認ながら、2025年実績では出展社数469社/904ブース、来場者数約36,644名であった。
本年も同規模あるいはさらに拡大した構成が期待される。
基板の窓口では、注目企業のブースを現地取材し、インタビュー動画をもとに最新技術や製品、ユーザー事例などを詳しくレポートする。

【公式サイト】
https://www.jma.or.jp/tf/

【次回開催予定】
TECHNO‑FRONTIER 2026
日時:2026年7月15日(水)〜17日(金)
場所:東京ビッグサイト

TECHNO‑FRONTIERは、1983年に「小型モータ技術展」として始まり、モータとその応用技術にフォーカスして発展してきた歴史ある展示会である。
特に、電動車両、ロボット、ドローン、産業機器分野でのモータ応用技術の進展とともに、その存在価値はますます高まっている。
2025年展では、新たに「生成AI展」「設計・製造DX展」「つながる工場推進展」など、DXやスマートファクトリー関連の構成展示会が強化され、熱・ノイズ・デジタル技術の融合による現場最適化への関心が高まった。
同時開催された「メンテナンス・レジリエンス TOKYO」「猛暑対策展」「労働安全衛生展」「騒音・振動対策展」などと連携し、製造設備、安全対策、環境対応まで幅広く横断的に俯瞰できる構成となっていた。

八千代ソリューションズ株式会社

設備保全の“見える化”と予防保全を実現するシステム「MENTENA」

https://youtu.be/6FBcZwGOq8U

今回の展示では、八千代ソリューションズ株式会社が製造業向け設備保全システム「MENTENA」を紹介した。
点検・修理履歴・予算などを一元管理でき、現場業務の効率化だけでなく経営判断にも活用できるプラットフォームを提供。
老朽化や人手不足といった現場の課題に対し、事後保全から予防保全への転換を支援する機能が充実している。2020年のリリース以降、累計600社以上が導入し、30万件超の設備情報を蓄積。今後はこの膨大なデータを活用した新たな支援サービスの展開も視野に入れている。

ABB株式会社

高効率×省エネ×長寿命を実現する次世代モーター技術

https://youtu.be/2ziRFna5wmM

今回の展示では、ABB株式会社が高効率モーターを紹介した。
独自構造のローターによって電力消費を大幅に削減でき、省エネと電気代のコスト削減に大きく貢献する。
さらに、ベアリングの長寿命化やメンテナンス性の向上にも優れており、設備の保守負担軽減にも寄与する。
欧米を中心に導入が進んでおり、日本国内でも注目度が高まっている。
現在はポンプメーカーや機械メーカーと連携し、新製品開発と幅広い導入提案を進めている。

株式会社プロトワーク

図面不要で即納対応 簡易ジグ製作を圧倒的スピードで実現

https://youtu.be/JUZO-OpanWs

今回の展示では、株式会社プロトワークが「すぐ届く、すぐ使える」をコンセプトとした簡易ジグ製作サービスを紹介した。
特徴は、ユーザーが製品の使用向きや固定方向を伝えるだけで、図面なしでも社内でモデリングを行い納品できる点にある。
これにより、顧客は設計作業を省略でき、業務効率を向上させられる。
樹脂やアルミを活用することで低コストかつ短納期を実現し、試作や仮固定用途に最適なジグを提供する。
7月にサービスを開始したばかりだが、展示会でも高い関心を集めていた。

株式会社ヤスオカ

職人技をタッチパネルで再現 コイル加工の技能継承を支援する『NC制御3Uタークス圧延機』

https://youtu.be/3zGDLUmtN0Q

今回の展示では、株式会社ヤスオカが8個のサーボモーターを用いた圧力制御装置「NC制御3Uタークス圧延機」を紹介した。本製品は、厚みや幅の調整をタッチパネルから簡単に操作でき、従来は職人技とされていた「卍組」による圧延加工を再現可能にした装置である。技能継承が困難とされていた加工技術を自動化することで、安定品質と人材不足の解消に貢献する。3インチロールを採用し、5mm角程度までの加工が可能。特に、丸線を四角形状にするモーター用コイル加工の効率化に関する引き合いが増えており、今後の需要拡大が見込まれる。

株式会社FOVAテック

ロボティクスで社会課題を解決 導入から運用まで支援するFOVAテックの提案力

https://youtu.be/E-wYHDkIORM

今回の展示では、株式会社FOVAテックが、少子高齢化や労働力不足といった社会課題に対し「ロボティクスで応える」というコンセプトでサービスを紹介した。
同社は、単なるロボット導入にとどまらず、どの機器を導入すべきか、どう運用すべきかといった実践的な課題に対して、ロボティクスコンサルとして最適な解決策を提供している。さらに、用途に応じた各種ハードウェアやソフトウェアの提供も行っており、現場の省人化や生産性向上、働き方改革を実現するパートナーとして注目されている。

株式会社塩原製作所

高熱伝導塗料で加熱効率と製品寿命を向上

https://youtu.be/DVNTyXr8vSQ

今回の展示では、株式会社塩原製作所が高熱伝導性の塗料・ペースト製品を紹介した。スプレー缶まで展開するこれらの製品は、調理鍋の加熱効率向上やカートリッジヒーターの劣化抑制に貢献する。たとえば600Lの給食鍋裏面に採用され、加熱時間の短縮に寄与。熱による製品劣化やエネルギー効率の課題に対し、塗布するだけで解決できる手軽さも強みである。

メディカル・エイド株式会社

空調・照明・消防法にも対応、EMC試験用テントで開発を効率化

https://youtu.be/722lTJgv0Mw

今回の展示では、メディカル・エイド株式会社がEMCテントルーム「電磁シールドテントルーム」を紹介した。本製品は透過性素材を使用し、照明・空調・スプリンクラーが不要。
消防法にも適合しており、通常設置が困難な場所にも設置できる。
反射・共振を抑えた構造により、EMC試験や開発初期の検証に最適で、作業者の精神的・肉体的負担も軽減する。
ドコモやパナソニックなど大手企業での導入実績があり、近年は省人化や開発スピード向上を目的としたニーズが急増している。

株式会社WELCON

高性能冷却を実現するマイクロチャネル熱交換器

https://youtu.be/xg7TEtYLUP8

今回の展示では、株式会社WELCONが拡散接合技術を活用したマイクロチャネル熱交換器を紹介した。
拡散接合は金属を溶かさず熱と圧力で接合する技術で、微細構造の形成が可能。
これにより、チップごとの冷却能力を均一に保てるヒートシンクや熱交換器を提供している。
自社で設計から試作、量産まで一貫対応できる点も強み。実際にNECのスーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」にも採用されており、その性能が高く評価されている。

株式会社タナカエンジニアリング

製造現場の課題を技術で解決する開発型エンジニアリング

https://youtu.be/1AFj1GhPC1I

本展では、株式会社タナカエンジニアリングが製造業向けの技術開発サービスを紹介した。同社は部品そのものを販売するのではなく、メーカーが部品を製造するための「技術」を提供する点が特徴だ。
顧客の課題やニーズをヒアリングし、それをもとに装置として形にして提供する。これにより、製造現場で発生する精度や加工に関する課題を解決するソリューションを実現している。
同社の製品は現在、複数のメーカーで検証段階にあり、今後数年以内に実用化される見込みだ。

株式会社ニッペコ

脱炭素と土壌保全を両立する環境配慮型グリースを紹介

https://youtu.be/AlsPbqB-AkE

本展示では、株式会社ニッペコが環境配慮型のグリース製品を紹介した。1つは、バイオマス由来の原料を用いた「バイオマスグリース GS」で、従来品に比べて約70%のCO₂排出量削減が可能だ。これは脱炭素社会の実現に貢献する製品として注目されている。

もう1つは、土壌や海洋への影響を軽減する「生分解性グリース」で、万が一グリースが土壌に漏れても自然に分解されるため、環境保護に有効だ。特に海洋土木の現場など、これまで使用が制限されていたシーンでも活用できるようになった。

性能面でも高く評価されており、バイオマスグリースは日本トムソンによる試験でも従来品と遜色ない効果が確認された。さらに、生分解性グリース「ニペコバイオグリース LC」は、建設機械向けの基準を満たしており、すでにカートリッジ製品として広く採用されている。

沖エンジニアリング株式会社

計測機・試験装置の校正代行サービス メーカーの開発スピードを支援

https://youtu.be/2hT4xoAIrJg

本展示では、沖エンジニアリングが新たに展開する「メーカータイアップ校正サービス」を紹介した。計測機や特殊試験装置の校正・修理を、メーカーに代わって代行する仕組みであり、メーカーは企画や設計といったコア業務に人材を集中できるのが特徴だ。長年の校正実績を持つ同社が、秘密保持契約や技術認定、ジグや標準機の整備を行い、メーカーと同等の品質でサービスを提供している。すでに国内シェアNo.1の濡れ性試験機メーカーが導入しており、全国対応での校正代行が進んでいる。製品ライフサイクル短縮に伴い、校正のアウトソースを検討する企業にとって有効な選択肢となっている。
基板の窓口編集部

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