本展は、モータ技術を核に、パワーエレクトロニクス、制御技術、熱設計・ノイズ対策、データ活用・ものづくりDXなど、生産技術全般を幅広くカバーする国内唯一の専門総合展示会である。
13の構成展示会から成り、駆動技術、アクチュエーション、モーション制御、熱・ノイズ・部品加工、製造業DXに関する最新ソリューションが集結した。
出展社数や来場者数の公式発表は未確認ながら、2025年実績では出展社数469社/904ブース、来場者数約36,644名であった。
本年も同規模あるいはさらに拡大した構成が期待される。
基板の窓口では、注目企業のブースを現地取材し、インタビュー動画をもとに最新技術や製品、ユーザー事例などを詳しくレポートする。
レンズ検査を自動化し、目視検査の課題を解決
https://youtu.be/QEMd4auRPBw
本展示では、東芝情報システムが光沢平面上の微細な傷をソフト処理なしで色分離し、明確に検出できる検査技術を紹介した。特にレンズ光沢面や透明レンズの検査に強みを持ち、専用の検査装置として製造現場の課題解決に貢献する。表面単照スコープは東芝テリーの製品であり、目視検査の精度と効率を向上させる装置だ。さらに、東海光学ホールディングスの検査装置も展示され、難易度の高いレンズ検査を自動化し、検査工程全体の効率化を実現する。これらの製品は業界を問わず幅広い製造業に導入実績があり、自社製品の検査や受け入れ検査など多様な工程で活用されている。
トランスとリアクトルの設計から量産まで一貫対応
https://youtu.be/fJz9ZDgPXTU
本展示では、武蔵野通工株式会社がトランスやリアクトルの設計開発から量産までを一貫して対応できる強みを紹介した。国内で開発した製品をそのまま中国工場へスムーズに移管できる体制を整え、絶縁性能に優れた高電圧製品や省スペース化を実現した開発にも取り組んでいる。産業機器、計測機器、医療機器など幅広い分野で採用され、展示会や自社サイトを通じて毎年多くの引き合いを獲得している。
アモルファス大型トランスで省エネと環境負荷低減を実現
https://youtu.be/MSAbOFuQLA0
本展示では、日幸電機株式会社が初めてアモルファス大型トランスに挑戦した。最大の特長は圧倒的な省エネルギー性能であり、従来品に比べ待機電力を大幅に削減できる。
これにより電気代の抑制とCO2排出量の低減を同時に実現し、特に24時間稼働する設備では環境負荷低減とランニングコスト削減に直結する。
同社はトランスやコイルリアクトルの設計から国内製造まで一貫対応し、安定供給と迅速な納期を強みに顧客のサプライチェーンリスクを軽減している。
展示会での積極的な発信を通じ、大型トランスの依頼は年々増加しており、高い技術力が幅広いニーズに応えている証となっている。
小型化を実現するハイブリッド&独自フィルムコンデンサー
https://youtu.be/UgEW3blXl6o
本展示では、展示では、ルビコン株式会社がアルミ電解コンデンサーやフィルムコンデンサーに加え、ハイブリッドタイプや独自構造のPMLキャップを紹介した。従来の電解やフィルムタイプとは異なる特性を持ち、機器の小型化や省スペース化に大きく貢献できる点が特徴だ。特にハイブリッドコンデンサーは安定性と長寿命を兼ね備え、車載や産業機器など高信頼性が求められる分野に最適とされている。また、独自の積層技術を活かしたPMLキャップは高い耐圧性能と安定性を備え、新しい設計の自由度を広げている。現在は一部製品が量産準備段階にあるものの、すでに多くの引き合いが寄せられており、今後さらに需要が拡大する見込みだ。
設計から市場サービスまで一貫対応するカスタム電源メーカー
https://youtu.be/nOeUS06VYFw
本展示では、設計から部品調達、製造、さらに市場サービスまでを自社内で一貫して行える体制を強みとするカスタム電源製造サービスを紹介した。
事業は大きくLED関連とエネルギー関連の2領域に分かれており、これまでにパワーコンディショナーや燃料電池向けインバーターを開発してきた。
LED分野では照明や表示装置への応用を展開し、エネルギー分野では再生可能エネルギー活用の高度化に貢献している。
今後は半導体製造装置や産業機器向けの専用電源に注力し、高効率かつ高信頼性のソリューションを提供することで市場の多様なニーズに応える方針だ。
設計からアフターサービスまでの一貫体制によって迅速かつ柔軟な対応を実現している。
あらゆる産業に応えるトータルパワーソリューション
https://youtu.be/SwfNiZMNbuE
アドバンスドエナジージャパン株式会社は、AC/DC電源や高圧電源をはじめとする幅広い製品群を提供し、電源に関するあらゆる課題を解決するトータルパワーソリューション企業だ。
産業機器、医療機器、データセンターなど社会インフラを支える分野において高品質な電源を展開し、信頼性と安定性を両立したソリューションを届けている。
さらに、ファクトリーオートメーションやコンピュータ関連分野にも注力し、進化する社会の電力ニーズに柔軟に対応する体制を構築。
多様な業界に適応可能な製品とサービスを通じて、顧客の生産性向上と安心を支えている。
多様な分野に展開するワイヤレス充電ソリューション
https://youtu.be/w2W0BHs7NWY
株式会社YOSUNジャパンは、ワイヤレス充電技術を活用したモジュールの設計・製造・販売を行うとともに、バッテリーの輸入販売も手がけている。
配線をなくして充電できる利便性に加え、防水・防塵といったメリットを兼ね備えた同社の技術は、スマートフォン分野をはじめ幅広い応用が進んでいる。
健康機器、ホビー商品、充電台、家電製品など、多様な製品に導入されており、生活のあらゆる場面で快適さと安全性を提供している。
今後も拡大する市場ニーズに応え、革新的なワイヤレス充電ソリューションを社会に届け続けていく。
大電流対応を実現する高放熱プリント基板
https://youtu.be/A_gZkqOmpC0
大陽工業株式会社は、大電流に対応できる厚銅箔プリント基板を紹介している。
断面積を大きく確保できるためジュール発熱を抑えられ、一般基板よりも電流を流せる点が特徴だ。
加えて、発熱部品の下に銅インレイを配置することで高い放熱性能も実現し、自動車分野における量産実績も持つ。
機能性材料の打ち抜き加工で多様な課題に対応
https://youtu.be/Xlv6kA8wmDg
本展示では、株式会社スワコーが樹脂フィルムやテープ、発泡材など機能性材料の打ち抜き加工技術を紹介した。
断熱、防水、絶縁など幅広い対策に対応可能で、電子機器や自動車、医療機器など多様な分野で採用実績を持つ。
例えば、熱がこもって機械が停止する、電気特性上でノイズが発生するといった課題に対して、最適なソリューションを提案する。
さらに、2mを超える大型製品から小型部品まで柔軟に加工できる点も強みだ。精密機械加工の地域に根差した技術力を活かし、顧客の多様なニーズに応えている。
既存センサーも活かせる汎用IoTデータ可視化プラットフォーム
https://youtu.be/HpP2Ab3SAlQ
本展示では、株式会社ゼネックコミュニケーションがIoTステーションを紹介した。
センシングデータをグラフなどで可視化し、閾値を超えた場合には自動でメール通知を行うことが可能だ。
特徴は3つあり、まずどんな通信規格やセンサーでもダッシュボードに集約できる点。
次にOEM提供に対応し、自社センサーとセットでエンドユーザーに展開できる点。
そしてノーコードで画面を編集でき、現場に合わせたカスタマイズが可能である。
遠隔監視により拠点ごとの数値管理を効率化し、リアルタイムで状況を把握できる。
実績としてはベンチャーから大手まで幅広く、設備管理や資産監視、熱中症対策など多様な分野で活用されている。
軽量性を実現する樹脂複合型電磁波シールド材
https://youtu.be/fkuPcMjGQTM
本展示では、JX金属が開発した樹脂と金属を組み合わせた新しい電磁波シールド材を紹介した。
従来の金属筐体に比べて大幅に軽量でありながら、十分な電磁波シールド性能を持つ点が特徴だ。
軽量化が重要となる分野で特に効果を発揮し、ドローンや自動車などで採用や評価が進んでいる。
今後も軽量性と機能性を両立するソリューションとして、幅広い応用が期待されている。
狭所対応を可能にする薄型ペルチェモジュール
https://youtu.be/lqDiWDJXunY
本展示では、リンテック株式会社が開発中の厚さ0.6mmという極めて薄型のペルチェモジュールを紹介した。
高い急熱性と高い柔軟性を兼ね備えており、従来モジュールでは設置が困難だった狭いスペースでも温度制御が可能になる点が大きな特徴だ。
電子機器や車載機器など、省スペース化が求められる分野での利用が期待されている。
現在は開発品として展示会で来場者の声を取り入れながら改良を重ね、今後は量産と事業化を目指している。
薄型かつ高性能という特長を生かし、新たな温度制御ソリューションとして幅広い展開が見込まれている。