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展示会レポート 2025.06.24

2025年6月4日(水)〜6日(金)東京ビックサイトにて開催

動画展示会レポート「電子機器トータルソリューション展2025」(後編)

基板の窓口編集部

プリント基板関連ピックアップ記事 動画展示会レポート「電子機器トータルソリューション展2025」(後編)

2025年6月4日(水)〜6日(金)、東京ビッグサイトにて「電子機器トータルソリューション展2025」が開催された。

同展は、プリント配線板(PCB)および電子回路に関連する技術・製品・材料が一堂に会する日本最大級の専門展示会であり、電子機器の高密度化・小型化・高機能化に対応する最新ソリューションが披露された。7つの展示会より構成され、約450社が出展し、来場者はエレクトロニクス、車載機器、通信機器、医療・航空宇宙など多様な分野から集結。実装・材料・設計・検査・製造設備までを網羅する電子回路産業の総合展として注目を集めた。

「基板の窓口」では、注目企業のブースを総力取材。現地でのインタビュー動画をもとに、各社が提案する最新技術やソリューションをわかりやすくレポートする。


【公式サイト】
https://www.jpcashow.com/show2025/

【次回開催予定】
電子機器トータルソリューション展2026
日時:2026年6月10日(水)〜12日(金)
場所:東京ビッグサイト


電子機器トータルソリューション展2025は、プリント配線板とその周辺技術の最新動向を網羅する、電子回路業界の最前線を体感できる展示会である。近年は、5G/6G、車載電子、AI・IoT機器の進展によって回路基板に求められる技術要件も複雑化し、材料・実装・プロセス・検査技術すべてにおいて革新が求められている。

「マイクロエレクトロニクスショー」「WIRE Japan Show」などの開催により、電子回路から半導体、配線材料、接続技術に至るまで一気通貫で把握できる回路産業全体の羅針盤としての価値がより明確になった展示会であった。

日本エバレット・チャールズ株式会社

高速検査、高速搬送でタクトタイム短縮 atgフライングプローバーの紹介

https://youtu.be/_wyH7UipdcU

日本エバレット・チャールズ株式会社は、ドイツATG社製のフライングプローバーを国内で輸入・販売する。

同製品は、高速検査・高速搬送によって高いタクト率を実現できる点が特長だ。ベアボードの電気検査における検査時間を大幅に短縮でき、省人化が求められる現場において有効な選択肢だ。

すでに日本国内では数十台、グローバルでは数百台規模の導入実績があり、信頼性と性能の両面で高い評価を得ている。

グローバルディスプレイ株式会社

液晶に関するあらゆるニーズに柔軟対応

https://youtu.be/tLj1HGLYguA

グローバルディスプレイ株式会社は、液晶ディスプレイを中心とした多様な製品を取り扱う企業である。
特定の製品に限定されず、液晶に関連する幅広い商材をラインナップしており、用途や業界に応じた最適な提案が可能だ。

20社以上の協力工場との連携体制を強みとしており、顧客ごとの課題に合わせた柔軟なカスタマイズや供給体制を構築する。
実績は多岐にわたり、農業、工業、民生用といった幅広い業界に液晶製品を納入してきた。

株式会社ジュパ

LEDで描く光の演出と火災検知技術

https://youtu.be/5lTHdHMI7cM

株式会社ジュパは、創業50年以上の電子部品商社として、スタンレー電気と浜松ホトニクスの先端技術を展示した。

注目は、スタンレー電気の金色LED照明だ。従来、LEDでの金色発光は困難とされてきたが、独自技術により実現。建造物の景観照明や仏像のライトアップなどで美しい演出が可能となり、ナイアガラの滝や観覧車などでの採用実績もある。

一方、浜松ホトニクスの「UVトロン」は、炎から発せられる紫外線を検知し、火災の兆候を感知するセンサーだ。目に見えない水素炎の検出も可能で、防災用途や水素ステーションでの利用が進んでいる。

株式会社サーランド・アイエヌイー

医療機器からIoT機器まで 幅広い開発対応力を強みの技術集団

https://youtu.be/C_AB-HHoE_o

株式会社サーランド・アイエヌイーは、医療機器や産業機器を中心に、試作から量産まで一貫して対応する開発企業として注目を集める。

同社には、回路設計・ソフトウェア開発・機構設計などのエンジニアが多数在籍しており、部分的な設計支援はもちろん、総合的なシステム開発まで柔軟に対応できる。
人工透析装置や宅配ボックスシステムなどの開発実績を持ち、医療・IoT・FAなど多様な分野のニーズに応えてきた。

岡本無線電機株式会社

モーターの故障を未然に防ぐ異常検知技術を紹介!

https://youtu.be/eLO7CumUDio

電子部品の専門商社である岡本無線電機株式会社は、今回の展示会で「異常検知」というテーマを掲げ、工場内設備におけるモーターの予知保全を目的とした新しい提案を行った。

多くの製造現場では、稼働中のモーターが突如停止することでラインがストップし、生産に大きな影響を及ぼすという課題を抱えている。同社が今回紹介した新技術は、こうした事態を未然に防ぐための異常検知機能を備えたもので、モーターの動作状態を常時監視し、異常の兆候を早期に察知することで、計画的な保守対応を可能にする。

このソリューションはまだ提案段階ではあるが、今後は自動車、ロボット、FA(ファクトリーオートメーション)機器などへの展開を視野に入れており、幅広い業界への貢献が期待されている。

タカヤ株式会社

RFIDによるラック位置管理で製造工程を見える化・自動化

https://youtu.be/cps15qa6iG4

株式会社タカヤは、RFIDリーダーとソリューションを組み合わせたシステム開発を手がける。本展では基板ラックのロケーション管理システムが紹介された。

このシステムでは、基板を収納するラックにRFIDタグを取り付け、それをリーダーで読み取ることで、ラックの位置や工程の進行状況などをクラウド上でリアルタイムに管理できる。収集したデータはクラウドへ送信され、APIを介して顧客の環境と連携可能だ。

従来、作業票をQRコードで読み取るなど手動管理が主流だった現場において、本システムを導入することで、非接触かつ自動で情報がアップロードされ、業務の効率化・見える化に貢献する。

現在は6社がPoCとして導入。製造業を中心に、工程管理の高度化を目指す企業から注目を集めている。

株式会社フィッシャーインストルメンツ

基板上の銅箔を高精度・非破壊で測定

https://youtu.be/oTkE0syDR_o

株式会社フィッシャー・インストルメンツは、ドイツの測定機器メーカー「ヘルムート・フィッシャー社」の日本法人として、非破壊・高精度の膜厚測定に特化した製品を展開する。

同社が提供する装置は、ものづくりの現場における膜厚測定を目的とし、接触式・非接触式の多様な測定原理に対応。製造工程や品質保証、研究開発など、あらゆる場面で活用される。

シーフォース株式会社

トレーサビリティの向上に貢献!シーフォースの多用途レーザーマーカー

https://youtu.be/T6IognLgJrY

シーフォース株式会社は、金属や一部樹脂への刻印に対応したレーザーマーカーを展示した。

本製品は、製品番号やQRコード、企業ロゴなどを直接素材に印字することができ、製造現場におけるトレーサビリティの向上に貢献する。
板金加工や基板実装、樹脂製品の管理用途まで幅広い分野で活用される。

伊原電子株式会社

フィルム濃度の定量評価を可能にする透過濃度・透過率計

https://youtu.be/SDLHGa0CUDs

伊原電子工業株式会社は、光を用いてフィルムなどの濃度を数値で測定できる濃度測定機器を展示した。本展では、反射濃度や透過濃度を測定する製品の最新バリエーションを紹介した。

本製品は、アーム先端に搭載されたセンサーから発する光をフィルムに照射し、透過した光を受光することで濃度を測定する。これにより、製品の濃度を客観的な数値として把握でき、出荷時の合格基準に適合しているかどうかの判定に活用できる。

新モデルは最近開発されたばかりの製品で、従来から定評のある白色光を用いたタイプの実績を踏襲しつつ、さらなる精度と安定性を追求しているという。
すでに多くのメーカーで採用実績があり、品質管理に欠かせないツールとして注目される。

大洋電機産業株式会社

世界最高出力500W 太陽電機産業の高性能はんだごて

https://youtu.be/wWIU5hwo37M

太洋電機産業は、世界最高出力500Wの温調型ステーションはんだごてを紹介した。設定温度は50℃から500℃まで細かく調整可能で、作業内容に応じた温度設定ができる点が特長だ。

さらに、先端部分は自社にてカスタマイズが可能で、ユーザーの要望に合わせた柔軟に対応。これにより、従来は難しかった熱負荷の大きいワークへのはんだ付け作業にも対応可能になった。

本製品は、板金作業や電源基板、ハーネス作業など幅広い業界で活用されており、作業効率の向上と品質安定に貢献する。

東海神栄電子工業株式会社

多品種小ロットにも柔軟対応 FA分野に強みを持つプリント配線板メーカー

https://youtu.be/iw_77xql0HI

東海神栄電子工業は、プリント配線板の製造・販売を手がける企業であり、実装関連の製品も取り扱う。本展では、社内一貫生産体制を活かした柔軟な対応力と、多品種小ロットへの強さをアピールした。

特に、短納期かつ小口対応を求められる案件において高い実績を持ち、8割以上の顧客がFA分野の企業で占められている。自動車関連やアミューズメント分野の顧客にも対応しており、幅広い業界のニーズに応える。

株式会社エイト工業

高難度特殊加工で未来を支える エイト工業の先進基板技術

https://youtu.be/PXO90ALJKMU

エイト工業株式会社は、特殊加工を活かした高性能プリント基板の製造を得意とする企業だ。今回の展示では、空洞多層基板、ふっ素樹脂ビルドアップ多層基板、銅コイン基板、側面回路基板の4種を紹介した。

内部に空間を持たせた空洞基板や、ふっ素樹脂を積層可能な多層基板は、高周波・高速信号対応に有効。また、銅コイン基板では放熱性に優れた銅材を自由な形状で埋め込み可能とし、パワーモジュール用途などで好評を得る。側面回路基板は、Z軸方向の実装やシールド性向上にも貢献する。

グループ会社MAC8との連携により、設計〜組立までを一貫対応。さらに、防衛・宇宙用途に対応できる認証体制を備え、高い品質水準のものづくりを支える。

株式会社オンテック

設計現場の効率化と高品質を両立 オンテックのAI×シミュレーション基板設計

https://youtu.be/zSEpfGzUVhM

株式会社オンテックは、プリント基板の設計から試作・製造・実装までを一貫して対応する。本展では同社が強みとするシミュレーション技術とAI自動配置技術を活用したプリント基板設計サービスが紹介された。

シミュレーション技術では、熱や高速信号、ノイズといった電気的課題に対して事前に解析を行い、設計段階でのトラブルを未然に防ぐ。年間200件を超える解析実績があり、熱解析、PI、SI、ノイズ対策といった多様なニーズに応えている。

さらに、AI自動配置ツールでは、設計初期段階における配置検討の効率化を図ることで、高品質なレイアウトを短時間で実現する。オンテックが50年にわたり蓄積してきたノウハウが反映されたこのツールは、社内DXを進める企業から高い関心を集める。

株式会社セリアコーポレーション

真空印刷対応 セリアの高性能スクリーン印刷機

https://youtu.be/KinaDqi1-JM

セリアコーポレーションは、創業52年の歴史を持つスクリーン印刷機の総合メーカーである。本展では、スクリーン印刷機を中心に、周辺機器、印刷資材、スクリーン用の製版など、印刷に関わるトータルソリューションを紹介した。

近年、基板の高性能化・高密度化が進む中で、真空環境下での印刷ニーズが増加している。こうした背景を受け、同社では真空状態でのスクリーン印刷を可能にする高性能機器を開発した。

スクリーン印刷の各工程に対応できる技術と、真空印刷という先進的な機能により、今後さらに多様化・高度化する顧客ニーズに対応していく。

株式会社スフィンクス・テクノロジーズ

新発想のIH技術で実現 裏返さずに下から行うはんだ付け

https://youtu.be/xumZspMH00U

スフィンクステクノロジーズは、IHを用いたハンダ付け装置「FBA」を展示した。本展では、部品を挿入したプリント基板を裏返すことなく、そのままの状態で下から加熱してハンダ付けできる新技術を紹介した。

従来のハンダ付け工程では、挿入された部品が落ちないように製品ごとに受けジグを用意し、基板を裏返してハンダ付けを行う必要があった。しかし「FBA」は、IH加熱により基板下から直接熱を加えることで、ジグを使わずにそのままライン投入できる構造となっている。

また、従来のスポットフロー方式と異なり、使用済みハンダの廃棄が不要で省エネ性にも優れている。スルーホールへのハンダの上がりも確実に実現できることから、量産現場での実績も着実に積み上げている。

開発当初の2年間は主にテスト用途として導入されていたが、現在では多くの製造ラインに導入され、安定した生産に貢献する。従来の常識を覆す下からのハンダ付け技術は、今後の製造現場における新たなスタンダードになる可能性を秘める。

株式会社ヨシミツ理化

ニーズに応える表面処理と一貫対応サービスを提案

https://youtu.be/X-Jdnxo06NA

本展では、無電解メッキ・電解金メッキなどのプリント配線板への表面処理サービスを紹介した。

同社は、短納期対応を強みとしており、近隣顧客には自社便での対応も行うことで、スピーディーな納品を実現する。また、プラズマ処理技術を用いることで、未接着やレジスト浮きといった不具合の発生を抑える加工も可能だ。

株式会社平山ファインテクノ

小回りの利く対応と歴史ある技術力で信頼されるプリント配線板メーカー

https://youtu.be/CVse2fja698

平山ファインテクノは、プリント配線板の設計から製造までを一貫して請け負う。大手とは異なり、小回りの利く体制を活かし、顧客のニーズに合わせたきめ細かな対応が強みだ。

顧客と直接対話を重ねながら課題を丁寧に拾い上げ、一つひとつ親身に対応する姿勢も評価される。
同社は創業から100年以上、プリント配線板の製造においても50年以上の実績を誇る。

株式会社日本サーキット

基板からソフト開発まで一貫対応 日本サーキットの技術力

https://youtu.be/zkYbL64HA7I

日本サーキットは、基板設計から製造、ソフトウェアのインストールまでを一貫して提供するサービスを紹介した。
設計の一部だけ、あるいは製造だけといった分業ではなく、どの工程からでも柔軟に対応できる体制を整えており、リソース不足や技術課題を抱える顧客をサポートする。

本展では、同社が関わったスーパーフォーミュラ向けテレメトリーシステムの事例も紹介。日本国内の最上位フォーミュラレースであるスーパーフォーミュラにて、走行中の車両の映像や走行データをリアルタイムでインターネット配信するシステムに協力している実績が注目を集めた。

株式会社相信

設計から部品調達まで一貫対応 PWB実装のワンストップサービス

https://youtu.be/h0eYEErnbz4

株式会社相信は、プリント基板の実装を手がける企業だ。本展では、自社の主力サービス「PWB実装one」を紹介した。

本サービスは、基板の設計・製造から部品調達、組み立て・配線までを一貫して対応するワンストップ型。特に部品調達は、多くの企業が納期管理や在庫対応に苦労している工程であり、同社がその部分を代行することで、ユーザーの手間とリスクを大きく軽減する。

少量多品種への柔軟な対応に強みがあり、厨房機器や建設重機の電装制御など、幅広い分野への納入経験がある。

武蔵野ファインガラス株式会社

キャビティ加工で実装スペースを最大化 半導体向けガラス加工のプロフェッショナル

https://youtu.be/yxVvk8wamUc

武蔵野ファインガラスは、半導体分野におけるガラスパッケージの加工を専門とする企業である。本展では、ガラスメーカーを問わず加工に対応できる点や、単なる穴あけ加工にとどまらずキャビティ加工との併用が可能な点を紹介した。

特にキャビティ加工では、部品を収納するためのスペースを確保しやすくなり、実装課題の解決に大きく寄与する。柔軟な加工対応により、業界大手の顧客からも高く評価されており、さまざまなニーズへの対応実績を重ねる。
基板の窓口編集部

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