本展は、エレクトロニクス製品の開発・実装・製造に関わる最新技術と製品が一堂に会する専門展示会であり、東京での長年の開催実績を経て、ついに関西で初開催された注目イベントである。半導体製造装置、実装機器、電子部品、検査機器、実装材料、EMSなど、電子機器の製造工程における最先端ソリューションが多数出展された。
関西ネプコン ジャパンは、電子機器開発・製造を支える企業や技術者が集結する、関西初の本格的なエレクトロニクス製造技術展として注目を集めた。自動車の電動化や5G、IoT、半導体関連の技術革新が進む中で、製造現場の高度化・効率化・高精度化を実現する技術に大きな関心が寄せられている。
また、同時開催された「高機能素材Week」や「リサイクルテック ジャパン」との連携により、材料〜設計〜製造〜リサイクルまでを視野に入れた、業界横断的なイノベーションの発信拠点としての側面も強まっている。
ヤマハ発動機の外観検査装置「YRIV」
https://youtu.be/Q29AQMDkw5Q
今回の展示では高精度外観検査装置「YRIV(ワイアールアイブ)」を紹介した。
特に微細部品への対応力と、運用資産の有効活用を両立した点が大きな注目を集める。
当製品は、0201部品や極小チップへの対応を前提に、5ミクロン、7ミクロン、12ミクロンの多様な解像度のレンズを用意。
さらに、レンズユニットをユーザー自身で交換可能としたことで、検査ニーズに応じた柔軟な対応と筐体資産の有効活用を実現する。
新モデルYRIVは、高精度・高汎用・高サポートの三拍子が揃った外観検査装置として、グローバル市場での活躍が期待されている。"
オムロンの業務自動化サービス「ペング」
https://youtu.be/nuOtf8jLqm4
オムロン株式会社は、定型業務の自動化・効率化を支援するパッケージ型サービス「PENG(ペング)」を提供している。
今回の展示では、製造・営業・人事・物流など、幅広い部門での実例と効果が紹介された。
当サービスは、「RPA」「ETL(ノーコードマクロ)」「OCR」という3つのツールと、それらを使いこなすためのサポートをセットで提供する。
紙やExcelベースで残っていた業務をデジタル化・自動化することで、人的工数を大幅に削減可能だ。
導入実績はすでに数百社を超え、製造現場からバックオフィスまで、部門横断での業務改善に寄与する。
カシオのプロジェクションソリューション
https://youtu.be/7YQNk1-3mB8?si=XQgTz5pp07u3QDuN
“見せる”で防ぐ・導く――カシオのプロジェクションソリューションが製造現場を変える
カシオ計算機株式会社が展示するのは、映像を活用して安全対策や作業支援を実現するプロジェクションソリューションだ。
用途は大きく2つある。1つは構内の安全対策として、フォークリフトの接近警告や人との接触防止を視覚的サインで知らせる用途。もう1つは作業ミスや手順漏れを防ぐ指示投影として、作業台上に必要な情報だけを投影する用途だ。
すでに全国の製造現場で導入が進んでおり、必要なときに、必要な情報だけを可視化することで現場力の向上に貢献する。
レーザーテックのハイブリッド型レーザー顕微鏡「OPTELICS HYBRID+」
https://youtu.be/bAQ4SdKbzns
レーザーテック株式会社は、光応用技術を強みとする検査装置メーカーだ。
今回の展示では、白色光を用いた高性能レーザー顕微鏡「OPTELICS HYBRID+」を紹介した。
本製品は、ナノレベルの観察・測定にも対応可能で、フィルム・セラミック・樹脂・ガラスなど多様なサンプルに対応可能だ。
半導体業界を中心に多数の導入実績があり、他分野への拡大も進んでいる。
潤滑油中の摩耗粉の“見える化”
https://youtu.be/HA79_nyYsQM
株式会社東陽テクニカは、潤滑油中の摩耗粉を計測することで設備の予兆保全を可能にする新たな計測ソリューションを提供する。
機械内部の摩耗を異音や振動が起きる前に検知し、設備のトラブルを未然に防ぐ。
この技術は、ギアボックスや減速機、エンジン・ミッション試験装置、タービンなど多様な装置に対応で、潤滑状態をリアルタイムに把握でき、安定稼働の維持と効率的なメンテナンス計画に貢献する。
日本食品化工の環境配慮型樹脂「スタークロス70PPI」
https://youtu.be/bdhJxqDJghc
日本食品化工株式会社は、とうもろこし由来の素材を中心とした製品を展開する食品・工業材料メーカーである。
今回の展示では、カーボンニュートラル原料を70%配合した環境配慮型樹脂「スタークロス70PPI」を紹介した。
当製品は、バイオマス素材でありながら優れた成形性を持ち、射出成形時の臭気も抑えられるという特徴を持つ。
食品接触にも対応しており、脱プラ製品への活用が期待される。
全固体電池材料の分析・評価
https://youtu.be/yuCyWXiI96I
JFEテクノリサーチ株式会社は、材料分析や試験評価を専門とする技術サービス企業だ。
今回の展示では、全固体電池をはじめとしたエネルギー・電池分野への対応を紹介した。
全固体電池の合材は大気中の水分と反応しやすく、水素ガスを発生させるなど取り扱いに高度な管理が求められる。
同社では、グローブボックスを活用した雰囲気制御下での分析体制を構築していることが強みだ。
クロスノズルを採用した最新のフラックススプレー装置
https://youtu.be/it-sToyAgKs
千住金属工業株式会社は、はんだ材料や実装装置の開発・製造を手がけるエレクトロニクス分野の総合メーカーである。
今回の展示では、クロスノズルを採用した最新のフラックススプレー装置を紹介した。
この装置は、基板に対して直接実装できる構造が特長で、従来機に比べて実装性が大幅に向上した。
さらに、フラックスの回収部も工具不要でメンテナンスできる構造となっており、保守性の面でも優れる。
現在は国内外問わず多くの顧客に採用されており、兵庫県・西脇工場での実機評価も可能だ。
野村鍍金の熱間研磨サービス
https://youtu.be/o-aDsX8LTD0
株式会社野村鍍金は、ロール表面処理における高度な研磨技術を提供する企業である。
今回の展示では、同社独自の「熱間研磨」サービスが紹介された。
熱間研磨とは、ロールが高温環境下で膨張し歪む現象に対し、あらかじめ加温した状態で研磨を行うことで、使用時と同条件での高精度な面精度を実現する技術である。
さらに、冷却後に再度精密研磨を行うことで、より高い共面性を確保できる点が特長だ。
この加工技術は、国内で同社のみが対応可能であり、ゴム業界やフィルム・シート関連など、高温環境で使用されるロールの分野で導入が進む。
双和電機の基板実装サービス
https://youtu.be/d3n5_CobOE8
双和電機株式会社は、産業用機器向けのプリント基板実装を手がける専門企業である。
今回の展示では、多品種少量生産に特化した柔軟な対応力を強みとする実装サービスを紹介した。
一般的な実装会社が50〜100ロットを標準とする中、同社では試作段階からの依頼にも対応し、最小ロットは1枚から受付可能だ。
年間で約4,000機種、平均ロットは20台という体制で、全国100社以上の顧客からの依頼を受ける。
白光の新型はんだこて「FX-971/972」
https://youtu.be/i6S-9hoSSq0
白光株式会社は、はんだこての専門メーカーとして世界中の製造現場を支える製品を提供する。
今回の展示では、人気モデル「FX-951」の後継機種となる最新モデル「FX-971/972」を紹介した。
新機種は、①100Wのハイパワーで作業時間を短縮、②新たに溝付きタイプを加えたコテ先ラインナップの拡充、③部品サイズや用途に応じた8種のオプション対応という3つの特徴を備える。
特に、微細部品向けのマイクロはんだこて「FX-9703」や、大型部品向け「FX-9707」など、現場ニーズに応じた最適なツール選びが可能な点が高く評価される。
IC設計から基板設計、解析、データ管理までをトータルで支援するEDAソリューション
https://youtu.be/75HqLu4Qwho?si=aPOS5FgCN1DhQm-P
イノテック株式会社は、IC設計から基板設計、解析、データ管理までをトータルで支援するEDAソリューションを提供する。
今回の展示では、基板設計ツール「OrCAD」や、ライブラリー作成支援の「FootprintQ」、AIを活用した図面・文書管理システム「SYNQAS」など、幅広い製品を紹介した。
特に注目されたのは、国内販売40周年を迎えたOrCADシリーズの最新版「OrCAD X」
クラウド対応やAI機能が追加され、操作性や設計品質のさらなる向上を実現する。
NSKの防犯カメラが工場の安全対策を支援
https://youtu.be/Wpvuwc3gyus
株式会社NSKは、防犯カメラの開発・製造を手がける専門メーカーである。
今回の展示では、AI機能を活用した侵入検知と連携制御によるソリューションを紹介した。
当製品はAIが人や車両を識別し、侵入禁止エリアへの立ち入りを検知すると、スマートフォンへの通知や、カメラ本体からの光・音による警告、さらには機械との連動による緊急停止などが可能である。
製造業をはじめとした多様な現場での展開が期待される。
スカイディスク「最適ワークス」が現場のDXを支援
https://youtu.be/k6sOvUyyBJs
株式会社スカイディスクは、AIを活用した生産計画自動立案サービス「最適ワークス」を提供する。
今回の展示では、生産現場のDXを支援する具体的な成果や導入メリットを紹介した。
「最適ワークス」は、①AIによる自動立案で工数削減と属人化の解消、②他社製品と比べて導入コストが安価、③短期間での導入・運用が可能という3つの特徴を持つ。
これまで約150社に導入されており、「残業25%削減」「立案工数98%削減」「歩留まり改善」など、現場の生産性向上に寄与する。
XRで現場支援と教育を効率化
https://youtu.be/rBmb18pwMnc
株式会社ビーライズは、XR(VR・AR・MR)技術を活用した業務支援や研修用システムの開発を手がける。
今回の展示では、デジタルツインや遠隔支援MRによる業務効率化ソリューションと、XR研修のデモを紹介した。
工場や倉庫などで見えなかった課題を可視化し、予測や支援を可能にするデジタルツイン。
また、複合現実(MR)を活用した遠隔支援では、人手不足の現場でも点検や作業を効率的に行える仕組みが注目を集めた。
VRを使った安全研修や、ステップ学習・シミュレーションによる教育支援でも多数の実績を持ち、企業の人材育成や現場改革を支えるソリューションとして高く評価される。