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展示会レポート 2024.11.22

2024年10月15日(火)〜18日(金) 幕張メッセにて開催

動画展示会レポート「CEATEC 2024」(後編)

基板の窓口編集部

プリント基板関連ピックアップ記事 動画展示会レポート「CEATEC 2024」(後編)

2024年10月15日(火)〜18日(金) 幕張メッセにて「 CEATEC 2024(シーテック 2024)」が開催された。

同展はデジタルイノベーションをテーマとする国内最大級の展示会だ。会期4日間の登録来場者数は、前年比25.8%増となる112,014名を記録した。

基板の窓口では、同展における注目の出展企業を総力取材。出展各担当者によるブースでのインタビュー動画をもとに、各社の最新製品や技術をお届けする。本記事では後編として、全取材動画のうち約半分を紹介する。

公式サイト:https://www.ceatec.com/ja/

同展の次回開催予定は下記のとおりだ

    CEATEC 2025
    日時:2025年10月14(火)〜 10月17日(金)
    会場: 幕張メッセ
    出展募集開始:2025年2月

 

CEATEC概要

CEATECは一般社団法人電子情報技術産業協会が主催するデジタルイノベーションをテーマとした最先端IT・エレクトロニクスの総合展示会だ。1962年に開催の「日本電子工業展」をその源流とし、2000年から現在の「CEATEC JAPAN」としてスタートした、2024年はテーマに「Innovation for All」を掲げ、808社/団体が出展した。

出展分野は、電子部品・デバイス・ソフトウェア、システム・サービス、自動車、輸送用機器、航空宇宙、パーソナル、フィットネスなど幅広く、IT・エレクトロニクス関連の技術・製品・サービスの最新情報にキャッチアップし、各企業や団体同士の交流の場を提供している。

2024年展では、パートナーズパーク​、ネクストジェネレーションパーク、グローバルパーク​といったエリア企画や、Innovators Gatheringなど多数のイベントが開催され​​、業界のトップクラスの識者による100を超えるカンファレンスが行われた。

株式会社JVCケンウッド

ドライブレコーダーなどの映像関連機器の高画質化!画像信号処理IP「IPSILOS」

https://youtu.be/_ZeRutkzxb0

JVCケンウッドは、画像信号処理技術を活用したIP製品である。この技術は、CMOSセンサーから得られるデータをビデオ信号に変換するものである。

一般的なカメラと異なり、本製品は明るい場所から暗い場所まで幅広いシーンで明瞭な画像を得られる点が特徴である。この技術は、JVCケンウッドが民生用および業務用ビデオカメラで培ったノウハウを基に開発され、車載用途向けにさらなる鮮明化とAI認識への対応を強化している。

アバ株式会社

ユーザーのニーズに合わせてトータルソリューションで提案「表示関連デバイス」

https://youtu.be/75HDDqOEqnM

アバ株式会社は、表示関連デバイスの取り扱いを通じ、トータルソリューションでの提案を行っている。同社は、液晶ディスプレイ、タッチパネル、電源、接続ケーブルといった液晶組み込みパネルから完成品のモニターまで幅広く対応している。

ユーザーのニーズに応じたディスプレイソリューションを提供することを強みとしており、多種多様な仕様への対応が可能である。液晶パネルやタッチパネルの組み合わせなど、最適な提案を行い、産業用機器、家電、車載、医療機器、ホームアプライアンスなど多岐にわたるアプリケーション向けで採用実績がある。

Diver-X株式会社

低価格かつ業界最高峰レベルのハンドトラッキングを実現!ハンドトラッキングデバイス「ContactGlove」

https://youtu.be/sPWrA6xF864

Diver-Xは、VR体験を革新する「ContactGlove(コンタクトグローブ)」という高精度なVRグローブを開発している。このグローブは、手の動きを正確にトラッキングするだけでなく、物に触れた感覚をリアルに再現することが特徴である。その応用範囲は、ゲーム分野にとどまらず、医療や製造業向けのトレーニングや製品開発など、多岐にわたる。

従来の同様の製品は高価格で利用が限られていたが、同社は独自のセンサーや触覚フィードバックモジュールを開発し、これを数万円台で提供することに成功した。発売以降、累計数千台の販売を達成し、国内市場でトップシェアを獲得している。さらに、次世代モデル「コンタクトグローブ2」のデモも開始している。

つばさ株式会社

1/fゆらぎでオフィスワーカーに集中とリラックスの空間を提供「spot.f」

https://youtu.be/6k3JRa1SggY

つばさ株式会社が提供するサービス「spot.f」は、自然界にある「ゆらぎ」を活用した雰囲気づくりを目的としている。このシステムは、3つのディスプレイと2つの音源を使用し、都会のざわめき、高原の爽やかな風、鳥のさえずり、波音など、さまざまな自然の風景や音を再現する。これにより、わずか1㎡というコンパクトな空間で、自然の癒しを感じられるスポットを提供する仕組みとなっている。

本サービスは、忙しいビジネスパーソン向けに設計されており、会議の合間や終了後に短時間でも心身をリフレッシュできる空間として活用されることを想定している。短い休息の中で頭を整理し、次のプレゼンや業務に向けて気持ちを整えるというコンセプトに基づき開発されたものである。

Frore Systems

ファンレスでCPUを直接冷却!冷却チップ「AirJet®」

https://youtu.be/QNXmllpYvsA

Frore Systemsが開発した「AirJet® Mini」は、世界初のソリッドステート型アクティブ冷却チップであり、電子機器の熱問題を効率的に解決する製品である。このデバイスは、従来のヒートシンクやファンに代わるもので、非常に小型かつ静音性が高い点が特徴である。さらに、防塵・防水性に優れ、振動も発生しないため、機器の薄型・軽量化や高速動作を実現できる。

AirJetが解決するのは、現代の高性能・小型デバイスにおける発熱問題である。高性能化が進む一方で、効率的な熱除去が課題となっている中、AirJetはその解決策として設計された。すでにZotacの小型PCに搭載されており、従来のパッシブ冷却システムと比較して2倍の性能向上を実現している。また、映画制作会社向けの超高性能SSDにも採用されており、大量のデータ転送を支える高性能を提供している。

株式会社KYOWAエンジニアリング・ラボラトリー

筐体設計から、アプリ・クラウド開発まで多様なニーズに一貫して対応「受託開発サービス」

https://youtu.be/zcATXoxvhXI

KYOWAエンジニアリング・ラボラトリーは、筐体設計から電子開発、アプリ設計、クラウド開発に至るまで、製品開発の一連の工程を社内で完結できるサービスを提供している点が強みである。設計、電子技術、ソフトウェア、テスト部門に専門の人材を配置し、これまでの開発経験を活かしてクライアントのニーズに応じた最適なソリューションを提案している。

同社は2009年からスマートフォンアプリの開発を手掛けており、これまでに80以上のアプリを開発した実績がある。その中にはBluetooth通信を活用したアプリやシステムの開発も含まれ、80台以上のデバイスから1秒間隔でデータを取得するような大規模システムの開発も行ってきた。これらの開発事例から培った経験をもとに、多様な分野のアプリやシステムの開発に対応している。

また、同社ではAIを活用した新たなサービスの開発にも力を入れており、次世代の技術を取り入れた革新的なソリューションの提供を目指している。

TeamViewer ジャパン株式会社

遠隔サポートで、コスト削減とサービスレベル向上を実現!リモート接続プラットフォーム「TeamViewer」

https://youtu.be/ZJNxN-_DsKw

TeamViewer(チームビューアー)は、遠隔地の機器や人に対して、専門家がサポートを提供できるリモートプラットフォームである。

例えば、メーカーが納品したコーヒーメーカーの保証対応では、従来なら現地派遣が必要だった作業をリモートで解決可能にし、ダウンタイムの最小化により顧客の満足度向上を実現する。

このソリューションは、現地作業員の派遣コストや人件費を削減できるだけでなく、保守サービス自体を収益化する可能性も秘めている。これにより、企業は効率化とサービスレベルの向上を同時に達成できる。また、製造業を中心に国内ではコニカミノルタやリコージャパンなど多くの企業が導入しており、信頼性の高いソリューションとして評価されている。

株式会社アクティブリテック

レーザー計測と光学カメラの組み合わせでリアルな3D空間を再現!ハンディ3Dスキャナー「XGRIDS LixelKity K1」

https://youtu.be/oQ6jSoVuv5U

本製品はハンディタイプの3Dスキャナーで、レーザーによる点群データ計測とカメラを用いた色情報の付加により、現実に近い3D空間をデジタル上で再現する装置である。主に建築業界で活用されており、建築現場の3D撮影を通じて、施工監督者が現況を立体的に確認する用途で導入が進んでいる。

さらに、この製品はメタバースやデジタルツインといった最新の技術分野への応用も期待されている。現実の空間をデジタルで正確に再現できるという特性を活かし、幅広い分野での活用が見込まれている。

WIZAPPLY株式会社

体感をシミュレートして産業用途から教育・研究開発までをサポート「モーションシミュレーター」

https://youtu.be/iEy3aEKpVNA

WIZAPPLY株式会社はモーションシミュレーターを提供する企業であり、体感装置の開発・販売を手掛けている。自社で揺動機械からソフトウェアの開発まで一貫して行い、特に自動車業界を中心に多くの実績がある。自動車メーカーにおいては、車のシートや筐体、車体全体の体感評価を行い、人間工学に基づく安全性や快適性の向上を目的とした研究開発に活用されている。

また、同社の製品は自動車だけでなく、船舶や航空機、さらには建設機械や防衛機関など、様々な分野でも利用されている。

HMS株式会社

熟練を要求される配筋検査をAIとセンサーで自動化!「SiNGRAY GEMBA 3D」

https://youtu.be/sONlZFFnImY

HMS株式会社は建設現場で特に時間がかかる配筋検査の自動化を目指した「GEMBA 3D」という製品を開発した。このシステムは、4つのカメラセンサーを使用し、誰でも簡単に配筋検査を行えるように設計されている。建設現場での配筋検査は、コンクリート打設前に短期間で何度も行う必要があり、熟練者でないと間に合わないという課題があるが、同社のシステムは初心者でも簡単に操作できる。

カメラセンサーが自動でカメラの位置や空間の姿勢を計測し、最適な配筋検査位置を算出する。これにより、操作者は動きながら自動的に検査を進めることができる。さらに、得られた情報はクラウドで処理され、精密な3Dデータとして表示される。

このシステムは、2023年11月から国土交通省のSPI事業に採択され、日本の建設業界で実証実験が進行中である。2025年には量産が開始され、建設現場での実用化が期待されている。
基板の窓口編集部

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