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展示会レポート 2024.11.20

2024年10月9日(水)〜11日(金) 東京ビッグサイト東展示場にて開催

動画展示会レポート「N-Plus(エヌプラス)」(後編)

基板の窓口編集部

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2024年10月9日(水)〜11日(木) 東京ビッグサイトにて「N-Plus(エヌプラス)」が開催された。

同展は、ものづくりを中心にサステナビリティ分野、空飛ぶクルマ分野を加え、合計14の構成展からなる複合展示会だ。3日間の来場者数は前年を上回る19,437名となった。

基板の窓口では、同展における注目の出展企業を総力取材。出展各担当者によるブースでのインタビュー動画をもとに、各社の最新製品や技術をお届けする。本記事では後編として、前編に続き取材動画のうち半分を紹介する。

公式サイト:https://www.n-plus.biz/

 

「エヌプラス」概要

15回目を数える今回、同展は展示規模を拡大し東京ビッグサイト東ホールでの開催となる。高機能・高付加価値化を提案する「N+ テクノロジー」と環境・社会にやさしく持続可能なものづくりを提案する「N+ サステナビリティ」に、空飛ぶクルマの専門展「フライングカーテクノロジー」が加わり、日本の産業を支える礎である「ものづくり」にかかわる技術・素材・サービス・製品が集結する。

同展は課題解決型の展示会として、来場者が求める課題ごとにキーワードを設け、エリア分けすることで参加企業とのマッチング効率を高めている。今回は新たに「不織布・機能紙展」と「次世代燃料開発技術展」が加わり、合計14のキーワード展から構成される。

次回開催予定
会期:2025年10月15日(水)~17日(金)
会場:東京ビッグサイト 東ホール

ユニオン合成株式会社

硬質軟質の一体成型で工程削減「2色成形技術」

https://youtu.be/lG-MgisDcmg

ユニオン合成は、プラスチックの射出成形製品を手掛ける製造メーカーである。汎用樹脂であるポリプロピレンから、金属代替用途のスーパーエンプラ、高弾性のサーモプラスティックエラストマーまで、幅広い樹脂を取り扱っている点が特長である。今回の展示会では、同社が得意とする「2色成形」技術を中心に紹介した。

2色成形とは、一台の機械で二種類の材料を用いて製品を製造する工法である。この技術により、部品の組み立て作業を省略し、品質の安定化や作業効率の向上を実現できる。たとえば、自動車部品の衝撃吸収材では、柔らかい樹脂と硬い樹脂を一体成形することで、組み立て不要の高性能部品を提供している。また、印刷レスで文字や模様を成形する用途にも利用されており、幅広い業界で採用が進んでいる。

株式会社創和

国際ネットワークでの部品調達から、樹脂成形、アルミダイキャスト、出荷まで!「一貫製造サービス」

https://youtu.be/fXVvD1Xoln0

創和は、一貫製造体制を強みとし、部品調達から樹脂成形、アルミダイカスト、二次加工、表面処理、組み立て、出荷までを行う。この体制により、中間マージンの削減とコストメリットの還元を実現する点が特長である。

加工・成形は、樹脂成形、アルミダイカスト、表面処理、防錆処理、巻線やMC旋盤加工、各種組み立てなどに対応する。

また、品質面ではクライアントの要求仕様を忠実に再現し、カスタマイズされた工程を構築することで、高い品質基準を満たしている。特にコイルについては、ベトナム工場での完全内製が可能である。また、資材調達も日本や中国からの指定に柔軟に対応している。

白銀技研株式会社

日本発の空飛ぶクルマ!一人乗りeVTOL「Beedol」

https://youtu.be/cODRZLa6wDI

白銀技研では、1人乗りで固定翼を2枚備えたコンパクトな空飛ぶクルマ「Beedol」の開発を進めている。この機体は車2台分ほどのサイズに収まる設計で、誰もが購入し、利用できる新しいモビリティの提供を目標としている。

同機体は2024年6月、ダミー人形を搭載した試験飛行に成功しており、実際に飛行可能であることが確認されている。現在は、商業利用を見据えたより小型の2号機の開発が進行中である。この2号機には安全性向上のためにパラシュートが搭載され、今後有人飛行の試験が行われる予定である。

株式会社河村機械工業所

炭素繊維・ガラス繊維との組み合わせで、軽量化・高剛性を実現「コンポジット成形」

https://youtu.be/d1kw0Wn0gIY

河村機械工業所は2024年6月にコンポジット事業部を新設し、炭素繊維、ガラス繊維、天然繊維を用いたプレス加工による整形技術の提供を開始した。

コンポジット化により、さまざまな特性を実現できるが、特に軽量化と高い剛性の付与を得意とする。これらはモビリティ分野での軽量化課題を抱える企業に最適なソリューションを提供するものである。

株式会社橘田生産工業所

深絞りや折り返し加工を実現する高い技術力!「プレス加工」

https://youtu.be/Qt-4YD_lHOc

橘田生産工業所は、自動プレスを活用した深絞り加工を得意としている。一般的に深絞り加工は単発プレスで行われるが、自動プレスを採用することで、納期短縮や生産効率の向上を実現している。単発プレスの場合、どうしても工数が増え、人件費が発生するが、自動プレスによりこれらのコストを削減できる。

また、同社の強みの一つとして「折り返し加工」が挙げられる。この加工技術により、従来は2つの部品として生産していたものを1つのプレス品として加工することが可能になった。これにより、部品点数の削減やコスト改善を提供し、製造工程の効率化を実現している。

安積濾紙株式会社

高流量化により省エネ・作業効率アップを実現「CEVフィルター」

https://youtu.be/bOvf_J3ppm0

安積濾紙は、自動車業界で培った高度なフィルター製造技術を活用し、工業用濾過フィルターの分野に展開している。このフィルターは、高流量化により従来の作業量を半減させることで、電力消費や人件費の削減に寄与する。

これまでの実績として、高粘度の液体の濾過が求められる分野で多くの導入事例を持つ。具体的には、マーガリンや食用油の濾過工程において、その性能が高く評価されている。

株式会社クリスタルプロセス

無機質と有機質の組み合わせで長期持続と高い撥水性能を両立「ガラス質コーティング材」

https://youtu.be/LI5BHnaqtVE

クリスタルプロセスは、ガラス質の膜を形成して撥水性や基材への密着性を発揮するコーティング剤の製造・販売を手掛けているメーカーである。このガラス質の膜は、長期間にわたり持続する耐久性が特徴であり、さらに柔軟性や撥水性といった多彩な機能を持たせることが可能である。また、こうした膜を用途に応じてカスタマイズできる点が同社の強みである。

このコーティング剤は、基材表面を長期的に保護するだけでなく、無機質では難しかった撥水性や密着性の向上を実現する。特に自動車塗装の保護用途においては、約20年にわたり国内外で採用されており、世界各国の市場で高い評価を得ている。

株式会社シミズ

絶縁・耐熱を電着塗料で実現「絶縁・耐熱機能を持つ電着塗料および塗装加工」

https://youtu.be/5FFuwWcreLU

シミズは、電着塗装を活用した絶縁耐熱性のコーティング剤の製造および自社加工を行う企業である。水溶系塗料を採用しており、低VOC(揮発性有機化合物)であるため、環境への影響が小さい点が特長である。従来の電着塗料が主に防錆目的に使用されてきた中、耐熱性や絶縁性といった新たなニーズに対応する製品開発に成功している。

同製品は、自動車部品やモーターコアやコイルの絶縁、さらにはフレキシブル基板の被覆などに適性があり、多くのメーカーに採用されている。

株式会社丸眞製作所

あらゆるニーズに対応可能な万能コーティング!冷間鍛造・プレス加工向けコーティング「MARC-Ace」

https://youtu.be/_A2DgwXE9gY

丸眞製作所は今回、PVD(物理蒸着法)を用いたコーティング「MARC-Ace」を紹介した。同製品は冷間鍛造やプレス加工向けに設計された技術であり、密着性・耐熱性・靭性に優れた特長を持つ。特に金型やパンチ、台などの使用環境で高いパフォーマンスを発揮する。

「MARC-Ace」を使用することで、金型やパンチの寿命を従来の3倍から4倍、場合によってはそれ以上に延ばすことが可能であり、部品の購入回数やメンテナンス頻度が大幅に削減できる。

現在、冷間鍛造を行うメーカーやプレス加工を行う企業を中心に幅広く採用されている。

東北電子産業株式会社

従来の約1/10の時間で酸化劣化を測定できる「ケミルミネッセンスアナライザー」

https://youtu.be/fKXSNU98-2c

東北電子産業は、ケミルミネッセンスアナライザーの展示を行った。同製品はプラスチックや油などの有機材料における酸化劣化の評価を行うためのものだ。光の発光量を用いて酸化劣化を測定するため、劣化の進行を比較的短期間で評価できる点が特徴である。

一般的な酸化劣化の評価においては、促進試験や屋外暴露ののちに物性評価を行うが、これらの方法は時間がかかることが多い。ケミルミネッセンスアナライザーは物性試験で差が出ないような初期段階の劣化を迅速に評価できる。

同装置は、40年以上の販売実績があり、国内外で約500台が導入されている。主に研究開発機関や材料メーカーに利用されており、高い評価を受けている。
基板の窓口編集部

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