2024年9月18日(水)~20日(金)、東京ビッグサイトにて、第12回 総合検査機器展(主催:一般社団法人 日本検査機器工業会)が開催され、3日間の来場者数は9,149名となった。
同展は、エックス線、超音波、渦電流、磁気、レーザー、サーモグラフィー、マイクロ波など、あらゆる検査手法を網羅し、検査、試験、評価、保守に関わる企業、組織、人々に最新の技術と業界動向に触れ、商談・交流を行う場を提供している。
基板の窓口では、同展およびセンサエキスポジャパンなど同時開催展における注目の出展企業を総力取材。出展各担当者によるブースでのインタビュー動画をもとに、各社の最新製品や技術をお届けする。
カスタムメイドで、既製品にはできない対応を可能にする「X線CTおよびスキャンサービス」
https://youtu.be/GtLLPCwPB0A
同社はX線CT装置の製造販売およびスキャンサービスを提供している。
装置は主にカスタム製造であり、既製品では対応できない細かなニーズに応える点が特徴である。スキャンサービスは、装置導入のニーズが少ない顧客向けに提供され、高額な装置を購入することなくX線CTスキャンを活用できる。
X線CTを用いることで、外から見えない内部構造を確認でき、各種製品開発の試作段階やCAEシミュレーションに役立てられている。
ユーザーのニーズに合わせ最適な超音波探傷器を搭載可能!「アームロボット式UT検査システム」
https://youtu.be/9zZm0kLki2s
「アームロボット式UT検査システム」は、アームロボットを使用した自動検査システムである。ユーザーのニーズに応じ、適切なセンサーを選択し、効率的な検査を提供することが可能である。
同システムは自動化により、検査員の減少や高齢化が進む中で、労力削減や人手不足の課題に対応できる点が特徴である。
様々な排水に対応!排水処理の問題を解決し、環境保全に貢献する「エマルジョンブレーカー」
https://youtu.be/ax69FYAjMCg
同社は、排水処理剤と排水処理システムの販売を行っている。従来、非破壊検査で使用される浸透剤による排水は処理が困難とされてきたが、同社の薬品を使用することで、浸透剤を含む排水を効果的に浄化する技術を提供している。
特に、従来使用されていたベントナイトに代わり、「エマルジョンブレーカー#1700」という液体型の脱色剤を使用することで、発がん性物質を含まないため、安全管理が容易になる。
エマルジョンブレーカーは大手航空部品や自動車部品メーカーなどにも採用されている。
蛍光浸透探傷試験の浸透液と洗浄水のリサイクルを実現!「完全リサイクルPTシステム」
https://youtu.be/thlfl2GKvX4
同社が紹介するのは、完全リサイクルPTシステムという新製品である。この装置は、従来はリサイクルできなかった浸透液をリサイクルすることが可能となる画期的なものである。
環境問題に取り組む企業が増える中、多くのユーザーが浸透液や排水のリサイクルに苦慮していることを背景に開発された。
今後、特に中小部品の製造を行う企業において、この浸透液処理装置の導入が期待されている。
研究用から夏休みの自由研究まで個人でも気軽に使える「X線受託撮影サービス」
https://youtu.be/5vFcqWJGkgk
近畿レントゲン工業社のX線受託撮影サービスは、ユーザーのサンプルを預かり、2Dや3DのX線撮影データを提供するサービスだ。高額で管理が煩雑なX線装置を自社導入することなく、気軽にX線検査を実施できる。
同社はX線の専門企業としての長い歴史と幅広い業界のネットワークを活かし、自社のみならず協力会社とも連携のうえ、ユーザーの希望に沿った多種多様なX線検査に対応する。微細な欠陥から大型設備まで、検査物の大きさや分解能の大小によらず検査が可能だ。
発足したばかりのサービスだが、ボーリングした土壌をX線CT分析して内部構造を確認したり、新素材のX線特性の評価などに利用されているという。
業界初のJCSS校正適用により測定のばらつきを大幅に改善!「紫外線強度計」
https://youtu.be/w2jUZcgyKRY
今回、同社が紹介するのは非破壊検査に使用される紫外線強度計だ。同製品は協力会社と共同で開発した新型センサーを搭載している。
これまでの紫外線強度計には、個体ごとの測定結果にばらつきがあるという課題があったが、新型センサーによりその問題を解決した。
2025年1月からの販売を予定しており、業界初となるJCSS校正を実施し、受光器にはトップハット型の設計を採用している。この2つの特徴により、測定のばらつきを抑えることが可能となった。
非破壊技術でDXに貢献!業界シェア8割の「X線CT解析ソフトウェア」
https://youtu.be/ABs0PwZi0JY
同社は、内部構造を可視化することができる解析ソフトウェア「X線CT解析ソフトウェア」を提供している。このソフトウェアは、デジタルトランスフォーメーションの一環として、CTデータを3次元のデジタルデータに変換する機能を持ち、業務の効率化に寄与する。
X線CT市場は成長過程であるものの、同社の製品は該当分野で8割という高いシェアを獲得している。
仮想空間でロボットの運用をシュミレーション、工場のコストと時間を削減する「NVIDIA Isaac Perceptor」
https://youtu.be/eoR1QyP_AkY
同サービスは、NVIDIA Isaac Perceptorを活用した、仮想空間におけるロボットのシミュレーションを提供するソフトウェアである。現実空間でのロボット検証よりも効率的であり、仮想空間を用いた検証によって時間とコストを削減できる点が特徴である。
現在、大手自動車メーカーや製造業を中心に利用が広がっており、デジタルトランスフォーメーション(DX)や工場全体のコスト削減に貢献している。
回路図さえあればワンストップでデモ機を作製「gene(ジーン)」
https://youtu.be/UJHo3iK8UP8
株式会社ピーバンドットコムの「gene」は、小型の筐体に無線モジュールを組み込み、ユーザーが選定したセンサーを迅速に利用できるようにするものである。
センサーの回路図や部品リストをもとに、同社がセンサーモジュールや基盤の設計・製造、ファームウェア開発、ソフトウェア提供を一貫して行う。多くの顧客が基盤開発後のアプリケーション利用やセンサーデモに苦労しており、これを解決するためのサービスとして提供されている。
雷被害の悩みを解消!点検業務に革命を起こす!大型風力発電機接地システム点検ドローン「Dr. Bee」
https://youtu.be/KVgUCDOPEFo
風力発電の接地システム導通点検は、これまでクレーンまたはロープワークでの作業しか選択肢がなかったため、点検の生産性が悪く、メンテナンスの人材不足が業界の大きな課題だった。福島三技協の「Dr. Bee」による点検システムはドローンを使うことでこれらの課題を解決する。
ドローンに同社が培ったメンテナンス技術を実装することで、クレーンやロープワークを必要とせず、安全の確保、労力の低減、作業時間の短縮、低コスト、緊急対応に応えることを可能にした。
今年度より点検サービスをスタートし、同年9月に業界初の商用点検を実施した。従来の1/3の作業時間で点検が完了し、クライアントからも好評という。
さまざまな業界で活躍中のエンジニアと共に、コンサルから運用等まで一気通貫で開発・支援!「デジタルツイン・産業メタバース伴走開発」
https://youtu.be/_wBwGVmYWtk
株式会社テクノプロは、NVIDIA社の産業メタバースプラットフォームを使ったデジタルツイン・産業メタバースの開発のエンジニアリング支援サービスの展示を行った。同サービスは製造業での困りごとである部門間や使用しているソフトの違いによるデータのサイロ化を解消し、フロントローディングを容易にする。
同社は、自社開発のソフトウェアを持つクライアントに対して、メタバースとの接続および、さまざまなデータを一か所に集約・検証できるアプリケーション開発の支援などの実績がある。
離れたところから暑さ指数をいつでも確認、複数台を一括管理できる「暑さ指数管理サービス TC-350」
https://youtu.be/ckDhjNfpSFY
今回株式会社タニタが紹介する「TC350」は、IoT専用の暑さ指数管理サービスである。このサービスは、測定結果をリアルタイムでクラウドサーバーに送信し、ウェブアプリを通じていつでもどこでも確認できる点が特徴である。
本部にいながら、遠隔地の暑さ指数を一元管理でき、必要な情報を即時に確認することが可能である。従来の持ち運び型や設置型の管理サービスでは本部での確認が難しかったが、それらの問題をこのシステムにより解決できる。
クラウド不要!オンプレミスでの生成AI運用を実現「エッジAIシステム」
https://youtu.be/rw6Pyw00fKI
株式会社ヘッドウォータースは、PC上でnpdrのGPUを使用して生成AIを動作させるデモンストレーションを行った。
主な利用ケースとしては、製造現場のデジタル化やAI活用が挙げられ、生成AIサーバーをオンプレミスで実現可能である。これにより、マニュアルやノウハウなどの技術の継承をパソコン1台で行うことができる仕組みとなっている。
また、シーメンスのIPC(産業用PC)上で展示されているデジタルヒューマンは、音声に合わせて口の動きをリアルに再現する機能も備えている。
元素分析・質量分析などの前処理に、1μg~の高精度計量!「マイクロ電子天びん BA-Tシリーズ」
https://youtu.be/WawvooQoUso
1µg単位の高精度計量が可能なBA-Tシリーズは、科学研究や製薬業界などで求められる、微量のサンプルの正確な計量の要求に応えるマイクロ電子天びんだ。
最大の特徴は、1μgの高精度な計量だが、タッチパネルにより誰でも簡単に直感的に使いこなせ、オートドア装備で作業の効率アップが図れるなど操作性の高さも魅力だ。PCとも簡単に接続できるので、計量データの転送や管理がスムーズに行える。
主に製薬会社、大学、公官庁などの研究部門に採用の実績がある。
防塵・防水・耐候性が求められる屋外IoT製品に最適!耐環境型温度センサモジュール「GoT SENSE」
https://youtu.be/A5exl3vS3yo
同製品の特徴は第一に、耐環境性に優れた樹脂素材を使用し、センサーICや回路基盤を継ぎ目なくモールドガードすることで、水や異物の侵入を防ぎ、周囲の金属との誤短絡を防止している点である。また、温度変化や衝撃にも耐性があり、屋内外での使用が可能である。
第二に、IoT機器に組み込まれるセンサーとして、防塵・防水性や紫外線耐性を備えた点であり、特に屋外での利用に適している。
現在、温度センサーや加速度センサーを提供しており、厳しい環境下での耐久試験も行っている。
ばら積みピックアップ、仕分け、検査をAIが自動で行う「AI検査システム」
https://youtu.be/_DFmdP4LIec
株式会社山誠の展示では、現場に最適なAI検査システムの構築を紹介している。このシステムは、検査員の作業を自動化し、ばら積みの箱からのピックアップ検査や仕分けを実現するものである。
具体的には、NVIDIAのGPUを搭載したコンピューターと、AIを活用したワイズファインダーを組み合わせている。PLCなしで直接ロボットを接続できるため、現場においてコンパクトで効率的に運用できる。
また、ワイズファインダーは深層学習によってユーザーの対象物に合わせた最適なAIモデルを自動生成することが可能である。
中古測定器取扱量、業界No.1「測定器販売・買取サービス」
https://youtu.be/-tnyRUpni_8
同社は測定器や分析器を中心に、試験器や周辺機器などの中古機器の買取を行っている。
経営理念として「もったいない」を掲げ、リユースを通じて日本のものづくりに貢献することを目指している。また、廃棄物を減らすことでSDGsに配慮した社会を形成し、顧客のビジネスにも寄与できると考えている。
年間の買取実績は2万点以上に達し、官公庁、大学や民間企業からの依頼を幅広く受けている。昨年度には、移転に伴う大型案件で約9000点の計測器を買取り、最近ではコロナ関連事業で不要となった冷凍冷蔵庫を数千台買取った実績もある。
CADデータや画像から検査表を自動生成!「検査表システム」
https://youtu.be/WNTfim0jf7Q
同社の「検査表システム」は、これまで手作業で作成の時間かかっていた「検査成績表の作成」を、より簡単に、抜け漏れを抑えながら可能にする。
同社はCADソフトウェア「CADSUPER」の開発、販売を行っており、その技術を用いてユーザーからの要望に応えるかたちで同製品を開発した。バルーン作成から一般公差の適用、実測値と寸法値の合否判定、既存のEXCELテンプレートに合わせて出力することなどが可能だ。
検査成績表作成の手間が大幅に減少し残業時間を抑えられた、完成したエクセルデータやバルーンを配置した図面データがきれいでで見やすくなったと好評だという。
高精度なフライス・エンドミル加工にも対応!「ロボットマシニングユニット SELFEEDER DUO Robot Edition」
https://youtu.be/V8ZMtZyLZSw
同製品は、ロボットによる精密機械加工を可能にする。最大の特徴は、ロボットが複雑な精密加工を実現できる点にあり、ATC(ツール交換機能)、スライドユニット、AFAS(加工位置検出システム)の3要素がそれを支えている。
ATCにより多様な工具を自動交換し、横引き加工を含む柔軟な加工が可能である。また、加工位置をリアルタイムで検知し、ワークの位置ずれなどに対応する。
これらの機構により従来の大型機械が必要だった大きなワークの加工を、よりコンパクトでコスト効率の高い設備で実現可能になった。
機械式位置決めでロボットが移動できる台車移動式ロボットシステム[DSシリーズ]
https://youtu.be/Axd4odkXm6I
株式会社タワシテックのDSシリーズは、台車で移動できるロボットシステムだ。段取りやメンテナンスなどは人手で実施し、ワークの搬送をロボットが行うことで、人手不足の解消に貢献する。
台車で運べるので、段取替えやメンテナンスなど、人による作業が必要な際はロボットを移動してスペースを作れ、生産の場面では簡単に元の位置へ戻すことができる。
同製品の導入により、人が段取や品質確認に注力できるようになることで、生産性向上や品質向上への貢献を評価されている。
蒸発分を回収!環境にやさしいガソリン計量機「エコステージ」内蔵タイプ「TOWER-NX EcoStage Dシリーズ」
https://youtu.be/wVnYR3iPATk
「TNXD100R」は、ガソリンスタンドで使用されるガソリン計量機である。本製品の特徴は、給油時に蒸発したガソリンを吸引し、匂いがほとんどしない点である。
また、吸引したガソリン蒸気は引火のリスクがあるが、安全に回収し、再び液体化して再利用できるため、資源を無駄にしない。VOC(揮発性有機化合物)の排出を抑えることで環境にも優しく、安全性と環境保護を両立した製品である。
あらゆるロボット・装置の水位・圧力の計測に活躍「圧力センサー」
https://youtu.be/nYw2iBile9A
同社は産業ロボットやプラント、純水製造装置などで使用される圧力センサーを展示した。同製品は、水位や圧力を測定するための重要な部品であり、圧力等の検知が不可欠な現代の産業において、多くの装置に組み込まれている。
特に、半導体製造装置などには圧力センサーが必須であり、その装置を稼働させるためには欠かせない存在となっている。