
基板の窓口編集部
2022年12月14日(水)〜12月16日(金)、東京ビッグサイトにおいて、世界を代表するエレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan2022」が開催されました。
『未来を変える。未来が変わる。』をスローガンに掲げた本展。半導体を基盤とするデジタルの力によって課題解決に向き合い、未来を切り開いていく半導体産業の力を実感できる場を目指し、多くの技術や製品が出展されました。
会期:2022年12月14日(水)〜12月16日(金)
開催地:東京ビッグサイト
主催:SEMI
開催規模:出展社数673社/団体(昨年度:452)、出展小間数1,677小間(同:1,358)、出展国数11か国・地域(同:9)
出展:semi公式サイト
12月14日(水)16,103人
12月15日(木)17,821人
12月16日(金)17,556人
来場者数合計 51,480人[昨年度28,876人]
今回、以下の企業様へ取材を行いました。
新コスモス電機株式会社/株式会社リンテック/日本電産マシンツール株式会社/ワッティー株式会社/日本ベーカーヒューズ株式会社/株式会社KEC/株式会社タイセー/株式会社アスカインデックス
これらの企業様の動画を順次公開していきます。
また、下記の企業様の取材内容は、動画版展示会レポート:SEMICON Japan2022〈前編〉をご覧ください。
キヤノン株式会社/ウシオ電機株式会社/株式会社アドテックエンジニアリング/株式会社 図研/旭ダイヤモンド工業株式会社/東京計装株式会社/東京電子株式会社/株式会社テクネ計測/株式会社D-process/株式会社日本レーザー/山下マテリアル株式会社/ケニックス株式会社/東フロコーポレーション株式会社/株式会社テクトロニクス&フルーク/ヒメジ理化株式会社/インフィコン株式会社/JFEテクノリサーチ株式会社/エレファンテック株式会社/株式会社光洋マグネティックベアリング/東ソー株式会社/株式会社ジェイテクト/株式会社ジェイテクトマシンシステム/株式会社ジェイテクトグラインディングツール
https://www.youtube.com/watch?v=Dx3FIietY0g
同社は設立以来、独自のガスセンサ技術を用いて、家庭用ガス警報器、工業用定置式ガス検知警報器、携帯用ガス検知器、さらにはニオイセンサとその応用商品を開発し、ご家庭から幅広い産業の分野で安全・安心・快適のために使用されてきた歴史を持ちます。
当社の製品を通じて「世界中のガス事故をなくす」という大きな目標に向かい、飽くなき挑戦を続けています。
《センサユニット交換方式のポータブル型半導体材料ガス検知器「半導体材料ガス検知器 XPS-7Ⅱ」》
同製品は、下記の特徴を持ちます。
・センサユニットはお手元で交換可能で、さまざまなガス種を1台で検知可能
・NF3検知に対応したポータブル型吸引式ガス検知器としては、世界最小サイズ
・ガス検知器の校正が不要で、メンテナンスの時間とコストを削減
・警報音は、ガス濃度変化に応じてゆっくりとした断続音が徐々に早くなり、高濃度になると連続音でお知らせ
https://www.youtube.com/watch?v=o8-CgLMBUXs
同社は気体ならびに液体の供給システムのパイオニアとして、マスフローコントローラのみならずさまざまな製品を生み出してきました。
これらユニークな製品により、今まで不可能だったものを可能にする開発主導型企業を目指し、これからの低炭素社会へ貢献していきたいと考えています。
《高速応答を実現したサーマルマスフローコントローラ「マスフローコントローラ MC-7000シリーズ」》
サーマルセンサにおいて、200msecの高速応答を実現したガス用マスフローコントローラです。流量精度はS.P.±1.0%を実現し、各種腐食性ガスにも対応しています。
https://www.youtube.com/watch?v=PeHf2RolvSM
同社は1939年の創業以来、日本のものづくりを支える工作機械をはじめとして、切削工具や半導体関連装置に関する設計・製造・販売を主な事業として発展してきました。
2021年には、日本電産グループに仲間入りしたことにより、よりスピーディに技術革新とグローバル化を推し進め、事業の発展に努めています。
《接合プレセスに新たな地平を開く 常温ウェーハ接合装置「常温ウェーハ接合装置 BOND MEISTER」》
常温ウェーハ接合装置は、室温で、シリコン系材料、化合物半導体、光学材料、金属など多岐にわたる材料を強固に接合します。MEMSの真空封止、SAWフィルタ、パワーデバイス、3D積層などに活用できます。
https://www.youtube.com/watch?v=0TSFtealUdI
同社は、一緒に働く上で年齢、性別、国籍などの境界線はないと考えています。
健康、福祉、教育、そして働き甲斐を良き仲間と分かちあうために、同社社員はさまざまな意見や価値観を受け入れます。
社内外、国内外問わず、同社は顧客、アライアンス企業、パートナーの皆様に対して、より生産的かつ効果的な最高の働きを責任をもって行います。
持続可能な社会への貢献のために、同社は日本の法律および各国の規制を遵守して、より良い未来を創出するために尽力しています。
《セラミックヒータを標準品としてご用意 。低コスト/短納期を実現「Hi-Watty Light」》
純日本製の汎用窒化アルミヒータです。最高温度500℃、高速昇降温可能、低コスト、短納期を実現しています。
ヒータ構造:ヒータ内に空気層が残らないよう、当社独自の生産工法による一体焼結を行っています。これにより、小型でも発熱量の大きなヒータを実現しました。
高速昇温:高融点発熱体と一体焼結の組み合わせにより、高速昇温可能なヒータを提供します。
耐熱衝撃性:一般的なセラミックヒータであるアルミナに比べ、耐熱衝撃に優れています。
温度分布:窒化アルミ(AlN)の高い熱伝導性と、当社ノウハウによるヒータパターン設計が融合することで、均一な温度特性を実現可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=aDpqAZRyVdI
同社のドラック事業部では、高性能な圧力センサーや校正器を扱っています。
イギリスで創設された「Druck」は、圧力センシングおよび校正技術で世界市場をリードしてきた圧力計測のパイオニアとして名高く、今年50周年を迎えました。当社の圧力校正器は、測定精度の高さと安定性にも優れている点が評価され、航空機や自動車関連、半導体製造装置など幅広い業界で採用されています。
《高速、高精度、高安定性で扱いやすい圧力コントローラー「PACE圧力コントローラー」》
「圧力コントローラPACE」は、半導体製造装置、サブシステムの品質保証のための圧力標準や、 生産ライン・品質試験工程の校正の圧力校正の自動化、各種テストに多数の導入事例があります。
とりわけ生産ラインを拡大する際、複数チャンネルで圧力校正が可能なPACEの導入で解決することにより、生産コストの効率化やコスト削減を実現できます。
https://www.youtube.com/watch?v=XDJZaOC5CKo
昭和49年8月に設立され、創業47年におよぶ長い歴史を持つ同社。
事業所は富山県内に2か所あり、富山市中大久保に本社・工場と富山市婦中町のイノベーションパークに工場を持ちます。
2021年7月には、再生可能エネルギーとAIシステムの強化を目的とし、社員の研修施設、大学や高校の教員・学生や企業などとの産学連携で共同研究を行う研究施設である、ショールームとしてのテクノセンターを新設しました。
事業内容として、パワーエレクトロニクス事業およびメカトロニクス事業を行い、それぞれ設計から施工まで一貫して対応できる体制をとっています。この2つの事業分野を行っているメーカーは全国的にも極めて稀であり、この点は当社の一番の強みです。
《オリジナルの4軸天吊りユニット 小型部品の搬送/組立に最適「小型ハンドラーユニット」》
「小型ハンドラーユニット」は、小スペースでワイドな動作エリアを確保したオリジナルの4軸天吊りユニットです。
小型部品の組立や検査用ハンドラーとして最適であるだけでなく、設備操作不慣れな方でも動作プログラムを簡単に作成することができ、お客様の要望に合わせたカスタム対応も可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=D3uFyEDEmrM
同社は工具商からはじまり、研究開発分野における商社事業とものづくりを行っている企業です。
これまではお客様のイメージを具現化する受託形態でのものづくりをメインに行ってきましたが、昨今では研究開発分野における課題を解決できる製品をお客様に提案するものづくりに力を入れています。
《世界最小クラスの超小型真空リフロー炉「卓上型小型真空リフロー炉」》
従来の卓上型のリフロー炉はサイズが大きいため、使用できる場所が限られてしまう製品が多くありました。そのため、リフロー炉を所有していないお客様は外注委託となり、時間とコストが多く発生していました。
そこで、同社は昨今の電子部品の小型化に伴い基板も小型化していることから、リフロー炉においても小型のものがあってもいいのではないかと考え「卓上型小型真空リフロー炉」を開発しました。
本展においても展示を行った「卓上型小型真空リフロー炉」は、リフロー炉としては世界最小クラス(同社調べ)です。
同社の「卓上型小型真空リフロー炉」の導入メリットとして、内製でリフローが可能になるため、大幅な時間の短縮とコストの削減により、結果として製品のローンチを早めることができます。それにより、ランニングコストの大幅な低減につながり、利益率の向上にも貢献することができます。
また、小型化のみならず、試作・開発でリフローするうえで必要な機能として、下記の4つの機能が搭載されています。
・窓ガラス越しに基板(試料)を確認しながらのリフローが可能
・真空・窒素パージができ、より高精度なリフローが可能
・温度調節器のプログラム機能により、温度プロファイルの設定が可能
・温度のプログラムをPC出力してモニタリングが可能
https://www.youtube.com/watch?v=pMXfGCTvbB0
同社では、研究所開発・製造工場関連の中古装置の買取と販売を行っています。
(詳細は「在庫検索サイト」よりご確認ください)
同社は山梨(都留・塩山)、福岡(大牟田)、熊本(水俣)、台湾(新竹)に拠点を持ちます。その他のサービスとして、クリーンルーム製作工事・半導体バンプ試作や成膜受託サービスも対応しています。
《実機操作による即戦力育成を実現する国内唯一の体験型研修センター「半導体実務研修センター」》
2022年6月、熊本県水俣市に「半導体実務研修センター」をオープンしました。
半導体現場においては、製造現場に部外者立ち入り禁止という条件が多い中、同社ではクリーンルーム内で実機を使った研修センターであることに強みを持っています。
半導体業界への注目度の高さを裏づけるように、多数の人で賑わい大盛況のうちに幕を閉じた本展。
デジタルの力を駆使したあらゆる課題の解決が期待される昨今、デジタルイノベーションを下支えする土台として、半導体の重要性はますます高まってきています。
こうした背景を踏まえ『未来を変える。未来が変わる。』というスローガンを抱えた本展は、半導体の現在と未来が同時に提示されたという点で、今後の同業界ならびに「SEMICON Japan」の軌跡においても、大きな意味を持つ回となったのではないでしょうか。
本展によって生まれた数々の出会いや商談が、世界をリードする日本の同業界を加速させる原動力となることを期待しています。