2024.09.03
Leyline(レイライン)
株式会社アドバネット
業務効率化と環境配慮を両立するIoTソリューション
概要
レイラインは、LoRaWAN(ローラワン)通信に対応したカスタマイズ性の高いソリューションで、製造業、不動産業、農業といったさまざまな分野の業務改革を支援します。
従来のIoTシステムとは異なり、人の立ち入りが困難な環境でも安心して設備管理が行えるよう設計されています。
レイラインを利用すれば、マニュアル作業が減るだけでなく、設備の遠隔操作や自動化が可能で、業務効率や市場競争力が高まります。
これらの業務改革は、省電力や資源消費の効率化、廃棄物の削減にもつながるため、お客様のESG活動にも貢献します。
Leyline N1(レイライン・エヌワン)
レイライン・エヌワンは、レイラインソリューションの代表製品で、無線通信機能およびマイコンなどを搭載した4センチ四方のコンパクトな基板です。
レイライン・エヌワンと各種センサを組み合わせて使うことで、設備の制御や屋内外の環境データの取得が可能です。
特長
(1)LoRaWAN(ローラワン)通信
低消費電力で長距離通信が特長の通信規格です。
数キロ離れた場所との通信が可能で、従来のWi-FiやBluetoothでは中継器が必要になるような遠隔地からでも接続が可能です。
(2)低消費電力設計
消費電力を抑えた基板設計にすることでバッテリ駆動が可能となり、電源の確保が困難な環境でも設置可能です。
(3)メンテナンス性
長寿命バッテリや太陽光発電での駆動が可能なため、メンテナンスの頻度を大幅に削減できます。
(4)包括的な環境モニタリング
温度、湿度、振動、音など様々なセンサを組み合わせ、多角的な環境データを同時に監視できます。
(5)遠隔制御
データの送受信機能(双方向通信)により、設備やセンサからデータを収集するだけでなく、遠隔から設備を制御できます。
(6)マイコン制御
マイコン搭載のため、取得したセンサデータを用いてローカルデバイスをプログラム制御することが可能です。
(7)環境への配慮
製品ライフサイクル全体(部品調達、製造、輸送、使用、廃棄)を通してカーボンフットプリント(PCF)を低く抑えることに重点を置いた設計です。
(8)カスタマイズ性
PmodインタフェースによりI2C、UART、SPI、GPIO信号を利用可能で、特定ニーズに合わせたセンサの接続が容易です。
採用実績
2024年5月に鹿児島県大崎町で始まった生ごみ堆肥工場のシステム化実証実験に、レイラインがロッド型温度センサとして採用されました。
本センサは、ケースに収納されたレイラインと、長さ1メートルのポールの先端に取り付けられた温度センサで構成されています。
複数の生ごみの山にポール部を突き刺して設置することで、事務所に設置されたIoTプラットフォームを通じて、ダッシュボード上で温度データの確認ができるようになります。
これにより、作業者が現場で発酵状況を確認する労力を減らすとともに、温度変化のデータを蓄積し、熟練作業者が経験に基づいて行っている生ごみのかき混ぜや散水による温度調節のノウハウをデジタル化します。
一般社団法人「大崎町SDGs推進協議会」と東京のソフト開発会社「オークネット・アイビーエス」が協働で監視システムを開発し、アドバネットが本センサ6台を納入しました。
製品の利用分野
スマートヘルスケア/スマート農業/防災対策/インフラ管理/スマートビル/資産管理/食品管/スマートファクトリー
カタログ一覧
関連コンテンツ
レイラインとは(アニメーション動画)/Leyline × ISSIN - Break The Limit(プロモーション動画)
※Bboy ISSIN は、Leylineの公式アンバサダーです。▶ 詳細はこちら
株式会社アドバネット
住所:〒700-0951 岡山県 岡山市北区田中616-4
TEL: 086-245-2861