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展示会レポート 2023.04.12

実装後工程の自動化(省人化)に貢献する専門設備が集結

動画版展示会レポート:第9回実装・組立プロセス技術展-MUSUBI JAPAN QUALITY-

基板の窓口編集部

動画版展示会レポート:第9回実装・組立プロセス技術展-MUSUBI JAPAN QUALITY-

2023年3月16日(木)〜17日(金)、富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」にて「第9回実装・組立プロセス技術展-MUSUBI JAPAN QUALITY-」が開催されました。

「組立プロセスの省人化を」をテーマに掲げた本展では、実装における後工程の自動化(省人化)に貢献する専門設備を扱う国内主要メーカー19社が出展しました。

「MUSUBI」は、基板実装業界をけん引する日本の主要設備メーカーが集結した、次世代の基板実装設備業界創成プロジェクトです。

世界的に社会インフラの省エネやカーボンニュートラルへの意識が高まり、日本においてもITを活用しつつ社会(地域やインフラ全体)の省エネを図ることが重要課題となっている昨今において、「MUSUBI」はその解決へ向け、展示会開催等の活動により基板実装現場に革新をもたらす提案を行っています。

「基板の窓口」では、出展企業全19社および事務局に取材を行い、出展ブースにて実際の出展製品を紹介いただきながら、製品の強みを中心に話を聞きました。本記事では、その内容について動画を交えてお届けします。
 

 

【概要】

会期:2023年3月16日(木)〜17日(金)

会場:富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」

主催:MUSUBI事務局

出展社数:19社

来場者数:186名

公式サイト:https://musubi-japan.org/

 

【目次】(取材企業随時更新)

  「MUSUBI」事務局長:マランツエレクトロニクス株式会社 元木満氏

  ・取材企業

株式会社マルコム株式会社アイビット日置電機株式会社ユニテンプジャパン株式会社株式会社日立技研メイショウ株式会社有限会社イトウプリント化研テック株式会社株式会社サヤカKnK株式会社アポロ精工株式会社マランツエレクトロニクス株式会社株式会社東京測器研究所アルファーデザイン株式会社株式会社弘輝テック日本プラズマトリート株式会社アントム株式会社株式会社レグザムTM人事労務コンサルティング

  まとめ
 

  次回開催

 

 

「MUSUBI」事務局長:マランツエレクトロニクス株式会社 元木満氏

 

https://youtu.be/ieHu_wwo7Rk

 

2020年に発足し、年4回かけて日本全国をまわり展示会を開催してきた「MUSUBI」。

実装業界における「後工程」に注力した会の発足に至った背景や今後の展望について、「MUSUBI」事務局長のマランツエレクトロニクス株式会社 元木氏に話を聞きました。

「MUSUBI」発足の背景には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響があります。2020年、急激な感染拡大により人々の行動が制限されたことで、実装装置を扱うメーカーも例外なく大きな影響を受けました。

装置導入検討の際には、実際の装置で実験・検証を行うことが求められるケースが多い中、毎年首都圏で開催される大規模展示会においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け客足が遠のく状況にありました。そこで、メーカー各社が集い、お客様の近隣へ出向き装置展示を行うという趣旨での会が発足されました。

実装における後工程の自動化(省人化)をテーマに掲げている本展。後工程は前工程と比較し省人化が難航し、高齢化が進む昨今においても人手に頼った「半自動化」にとどまっている現状を受け、省人化提案を叶える工程の実現が掲げられています。

また、会場では装置の展示のみならず、「はんだ付け不良対策と生産効率改善」をテーマに据えたセミナーと相談会を通じ、お客様の困りごとを解決できる場としても盛況を博しました。実際にワークを持参したお客様に対し、実装技研の河合一男氏が相談に応じました。

今回で9回目の開催となる本展。今後はさらなる後工程の省人化を目指し、各メーカーが扱う装置間を連動化し、同一規格を持ち各メーカーがデータ連動できるよう取り組みを進めていることが語られました。

 

 

株式会社マルコム

 

https://www.youtube.com/watch?v=fsWn0GA44cI

 

企業概要

株式会社マルコムは、今年で創業50周年を迎える計測器メーカーです。他社にはない、独創的な製品・装置の開発販売に強みを持っています。

詳細:https://www.malcom.co.jp/products/

 

製品・サービス

《実装管理の世界標準!リフローチェッカー「RCX-1」》

同社のリフローチェッカー「RCX-1」は、リフロー炉の温度プロファイルを測定するだけでなく、オプションを組み合わせることで風速・振動・酸素濃度といった値を同時に計測することができるシステムです。また、カメラモジュールを組み合わせることで、炉内の基板を撮影することも可能です。

同社の製品には競合がなく、その独自性に強みを持っています。お客様の困りごとを数値化、みえる化することにより、より良い製品造りをサポートすることができます。

 

 

株式会社アイビット

 

https://www.youtube.com/watch?v=RyQODhaVmaQ

 

企業概要

株式会社アイビットは、主に実装基板や半導体パッケージ用X線検査装置の開発、製造、販売を行っています。

同社の強みとして、装置の設計・開発などを全て自社で行っていることから、お客様の用途に応じた多様な要望に対応することができる点が挙げられます。

さらに、X線装置の販売のみならず、装置のレンタルサービスも行っています。

 

製品・サービス

《密閉型X線でありながら、高解像度2μmを達成!「3D X線ステレオ方式 X線観察装置 『FX-300tRX』」》

X線ステレオ方式 3次元X線観察装置「FX-300tRX2」の特徴として、BGA・LGA・QFNなどの裏面に実装されたチップ部品をキャンセルできる「ステレオ方式」および、オプション機能の水平断面300層のスライスを取得することができる「ステレオCT」機能を有する点が挙げられます。

これらの機能により、通常の2Dの透過画像では捉えることができない不良を確認することができます

また、チップカウンタ機能を標準搭載しており、『FX-400tRX』はよりX線出力が高い上位機種です。

詳細:http://www.i-bit.co.jp/products/FX-300tRX2.html

 

 

日置電機株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=tF3b9yq2YFY

 

企業概要

HIOKIは1935年の創業以来、電気計測器の開発、生産、販売・サービスを社業とし、電気計測ソリューションを通してお客様および社会の発展に貢献し続けることを目指しています。

デジタル技術がもたらす大変革期とされ、さらには持続可能な社会の実現に向け化石燃料から再生可能エネルギーへとエネルギー源の変革シフトがなされている昨今。
実装基板市場においても、性能・品質において高いレベルが要求されている中、同社が提供する電気計測ソリューションによって、これらの変革を下支えすることを掲げています。

実装基板検査機と合わせて、ベアボード検査、パッケージ基板検査、FCBGA基板検査など多彩な検査装置を取り揃え、生産性・品質向上の課題解決力に強みを持っています。

 

製品・サービス

《高速・高精度な電気検査で品質向上をご提供!フライングプローブ テスタ「FA1240-63」》

フライングプローブ テスタ「FA1240」は、独自開発した4端子プローブを活用し、従来検出が困難であったICリードの疑似接触を検出することができます。
また、4端子プローブによる接触抵抗検出を活用し、バッテリの溶接抵抗の良否判定も可能となりました。

高品質な電気検査には、プローブを正確に接触させることが必須です。この点において、4端子プローブは接触状態の自己判断が可能であるため、コンタクトミスによるショート流出の可能性をゼロに抑えることができます。

詳細:https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=859

 

 

ユニテンプジャパン株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=xm27VZO8AD4

 

企業概要

ユニテンプジャパン株式会社は、リフロー装置の営業販売・修理対応をしています。

パワーモジュールやメディカルアプリケーション、航空宇宙、半導体関連など、あらゆる分野で活躍するリフロー装置を取り扱っています。

 

製品・サービス

《ギ酸還元・水素還元対応!フラックスレスで酸化膜除去!「ギ酸還元対応真空はんだリフロー装置 VSS-450-300」》

ギ酸還元対応真空はんだリフロー装置「VSS-450-300」は、ギ酸で還元することでフラックスレスにも対応可能です。

フラックス残渣の心配もなく、ボイドの軽減にもつながり、接着強度の高い実装が可能となります。

さらに、PID制御にて温度コントロールをしているため、オーバーシュートしづらい設計となっています。面内温度ばらつきも1.5%以下のため、安定したリフロー処理が可能となります。

フラックスを使用しない「ギ酸還元対応卓上型真空はんだリフロー装置」で、ボイド残留問題やフラックス残渣問題など、はんだ実装の問題解決に貢献することができます。

詳細:https://www.unitemp.jp/reflow-solder-systems/lineup/

 

 

株式会社日立技研

 

https://www.youtube.com/watch?v=r2akAwjwP7Q

 

企業概要

株式会社日立技研は、1967年にプリント基板実装をメイン事業として創業し、目視検査支援機の製造・販売を主軸に、各種要望に合わせた製品づくりに尽力しています。

詳細:https://www.hgiken.co.jp

 

製品・サービス

《簡単操作と遠隔操作により人員コストカットに貢献!目視検査支援機Neoview「卓上タイプNVS500DM」「インラインタイプ NVS410LM2」》

目視検査支援機「卓上タイプNVS500DM」「インラインタイプ NVS410LM2」は、わずかなボタン操作により、顕微鏡では実現できない不良箇所をリアルな画像で表示することができます。

AOI検査の再チェックでの見逃し防止を叶え、対応AOI機種数は業界トップクラスを誇ります。

さらに、場所を問わず遠隔操作による画像確認ができるだけでなく、ひとりの作業員が複数のNeoviewを操作することができるため、人員コストの削減に貢献することができます。

 

 

メイショウ株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=wgDMpndUwe0

 

企業概要

メイショウ株式会社は、産業機器の熱容量が大きな基板のリワークを得意とするリワーク装置の老舗メーカーです。

はんだ材料の商社として、それぞれのはんだを熟知する強みとノウハウを活かし、お客様の課題解決に寄与する工法の提案や、カスタマイズ開発を行っています。近年の製造現場を取り巻く状況として、半導体をはじめ多くの部材が入手困難な状況にあり、現場では人手不足の難題を抱えています。そのため、いかに作業者へのトレーニングの負担を軽くし、装置の操作を簡単に行えるかという点は喫緊の課題となっています。

さらには、ものづくりにおいても世界的な社会テーマである4R=Reuse(再利用)、Resell(再販売)、Refabricate(再製品化)、Recycle(リサイクル)が求められている昨今の潮流を受け、同社では上記の課題を解決するべく、「リワーク・リボールによる高品質な部品再生と基板4Rの導入」において、Rework(リワーク)装置の提案・提供を行っています。
 

同社の強みとして、下記2点が挙げられます。

1. 優れた機能を搭載した自社製品のリワーク装置
同社のリワーク装置は、リワークについての知識やスキルがない初心者でも操作できる「スキルレス」機能を搭載しています。さらに、国内の自社工場にて開発・製造を行っており、アフターフォローは日本の技術者が対応しています。

2.老舗のはんだ商社として、材料知識や業界事情に精通 
1964年創業の同社は、装置の販売のみならず、印刷工程、搭載工程、リフロー工程など各工程におけるさまざまな不良原因における知見も豊富に有しています。不良を解決するための工法の提案や、カスタマイズ部品の開発といった対応力に秀でています。

詳細:http://www.e-meisho.co.jp/

 

製品・サービス

《産業機器の熱容量の大きな基板のリワークに自信!「MS9000SE/MS9000XL/RBC-1 V2.0」》

本展において、同社は下記のリワーク装置を出展しました。 

・中型基板サイズ 500 × 400mm対応リワーク装置「MS9000SE」 
・大型基板650 × 700mm対応リワーク装置「MS9000XL」 
・リボール用のリボコン「RBC-1 V2.0」 
・チューブカッター「TC-310N」 
・リワーク装置と検査装置とデータ連帯する業界初の新システム「KUKURI」

同社のリワーク装置においては、下記3点の優れた機能を搭載しています。

  1.「推奨温度プロファイル作成機能」は、プロファイル用のサンプル基板を用意せずとも、部品を取り外しながら推奨プロファイルデータを取得できるため、少量多品種基板のリワーク作業効率化に貢献することができます。

  2.「位置合わせ機能」は、合わせたい対角ポイントを決めるだけで、マシンが自動で基板・部品を移動するため、煩わしい作業は不要です。

  3. 「機能拡張」の一例として、装置のトップヒーターはホットエア方式という標準仕様ですが、同トップヒーターをホットエアからIRヒーター(オプション品)にワンタッチで切り替えることができます。 

お客様のさまざまなデバイス部品に適する加熱方式(ホットエア方式及び中赤外線によるIR照射加熱方式)を提供する同社。その他の機能として、残留はんだのクリーニングユニットや、微小チップ部品0402に対応するリワークのチップユニットなどがあります。

 

 

有限会社イトウプリント

 

https://www.youtube.com/watch?v=TV7MSpbKPvM

 

企業概要

長野県塩尻市に拠点を構える有限会社イトウプリントは、メタルマスクの製造販売、実装治具の製造販売、データサポートサービス、プリント基板へのレジストシルク印刷を行っています。

ものづくりにおいて『 早く、安く、良いものをつくろう』をコンセプトに掲げ、社員一同取り組んでいます。

詳細:https://www.itoh-p.com

 

製品・サービス

《基板実装後の不具合発生軽減に貢献 !「基板実装印刷用治具『メタルマスク』」》

実装時に使用する基板実装印刷用治具『メタルマスク』は、実装後の負担を軽減させることができるデータ編集のノウハウを兼ね備え、非常に滑らかなレーザー加工断面を実現させる最適なパラメーターを追及しています。

微細部品と大型部品が混在するケースでは、部分的に板厚を変えるハーフエッチングも社内設備にて一貫製造しています。さらに、アイデアを形にした実装治具も社内製造し、後工程の効率化に貢献しています。

 

 

化研テック株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=ivI4wQRwxR8

 

企業概要

化研テック株式会社は、電子部品の実装工程で発生するフラックスやソルダペーストなどの汚れを除去する洗浄剤・洗浄装置を開発するメーカーです。

同社は洗浄剤メーカーでありながら、洗浄装置も自社で設計・開発・製造している、他に例を見ない企業です。お客様の抱える課題に対し、洗浄液の選定・洗浄装置の仕様の検討をワンストップで行い、導入へと進めていただける点に強みを持っています。

その強みを生かしながら、フラックス洗浄システムの分野で当社製品は、数多くの市場への納入実績を誇ります。

 

製品・サービス

《洗浄工程の時短、省人化、作業環境の改善に貢献!「Dipパレット洗浄システム 『パレットクリーナー PCLT』」》

フローパレットは、IPAに浸漬し、時間と人手をかけて擦り洗いしている現場がほとんどです。

一方で同社の「パレットクリーナーPCLT」は、パレットをセットしてスタートボタンを押すだけの簡単操作で、最大15枚のパレットを一度に洗浄することが可能です。洗浄方式はシャワー式で、15枚のパレットを10-20分程度で洗浄することができます。

洗浄剤は、低臭気タイプ、非危険物タイプ、VOCが少ないタイプなど幅広くラインナップしており、お客様のご要望に応じた提案を行っています。

洗浄剤の配合ノウハウをフルに生かし、お客様の要望に沿えるよう洗浄剤開発に勤しんできた経験を武器に、フローパレットの洗浄以外にも、基板洗浄やメタルマスク洗浄、脱脂洗浄や剥離剤など幅広く扱い、洗浄や剥離における課題を解決することができます。

詳細:https://www.kaken-tech.co.jp/products/electronics/cleaning/pallet/pallet_clean_pclt/

 

 

株式会社サヤカ

 

https://www.youtube.com/watch?v=c1TEzkOAAEA

 

企業概要

株式会社サヤカは、基板分割機メーカーとして、主に部品実装後の基板を分割する設備の製造・販売を行っています。

同社の強みとして、基板上の部品を破損することなく安全に分割できるのみならず、装置のラインナップを豊富に揃えている点が挙げられます。ルーター式基板分割機の他にも、乾式スライサー・乾式ダイサー・試料切断機といったさまざまな装置を取りそろえ、お客様の生産工程に適した装置を提案することができます。

 

製品・サービス

《自動化に最適なスタンドアロン機「ルーター式基板分割機 SAM-CT34XJ」》

「ルーター式基板分割機 SAM-CT34XJ」は、分割後の基板が治具とともに手前に排出される仕様により、基板の出し入れがしやすくロボットなどを取り付けて自動化に対応できる設計となっています。
また、オプションで自動ビットチェンジャーを追加することもでき、 自動でルータービットの交換も可能です。

同社の基板分割機は、お客様の品質を損なうことなく安全に分割することに注力しているため、ニッパーや手割り・ローラーカッターなどと比較すると、歪みや応力が非常に少ないのが特徴です。
さらに、分割方法・分割治具の設計などにさまざまな工夫をしているため、分割時に発生する切削粉の付着もわずかです。

実際に同社基板分割機を導入しているお客様からは、部品の破損がなくなり、切削粉も減ることで生産性が向上したという声が非常に多く、高く支持されています。

また、近年自動化のニーズが急増していることから、スタンドアロンや卓上型のモデル以外においても、いわゆるインラインタイプやフルオートの設備を用意することもできます。

詳細:http://www.sayaka.co.jp/sam-ct34xj.html

 

 

KnK株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=9s6J76SjjN0

 

企業概要

KnK株式会社は、省人化設備の販売、Ⅹ線チップカウンター・Ⅹ線検査装置・搬送装置の販売、自動機の製作を行っています。

さらに、海外製品を日本仕様に変更し販売することに強みを持ち、技術力を自負しています。

 

製品・サービス

《99.9%精度と8秒高速カウントで大幅コストダウン!X線チップカウンター「HAWKEYE2000」》

X線チップカウンター「HAWKEYE2000」は、電子部品を非常に簡単に計測することができる設備です。

電子部品1リールを8秒で計測し、99.9%の精度の高精度・高速でカウントすることができ、電子部品のリールカウントの省人化設備として支持されています。

操作は非常に簡単で、操作トレーニングは1〜1.5時間で行うことができ、部品カウントにかかるコストを大幅に削減することができます。

詳細:http://www.knk-kk.jp/posts/product2.html

 

 

アポロ精工株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=qdWsTi789N4

 

企業概要

アポロ精工株式会社の社名は、「アポロ計画」に由来しています。

「挑戦することを忘れず、新しい技術で世界に貢献したい」との想いをもとに、1969年に自動組み立て装置と専用工作機械の設計製作を主業務として創業しました。

1974年には自動はんだ付け装置、1978年には世界初の自動はんだ付けロボットを発売し、50年以上にわたりはんだ付けを追求、そして挑戦を続けてきました。

現在では、コテ、スリーブ、レーザー、セレクティブフロー、IHとさまざまな工法で、後付け工程の自動はんだ付けを提案し、あらゆる生産現場で活用されています。

 

製品・サービス

《実際の「はんだ付け温度」で設定!次世代のレーザーはんだ付け装置『レーザーはんだ付け装置 :STAR GATE』》

同社の「レーザーはんだ付け装置 STAR GATE」は、はんだ付けプロセスを「実際のはんだ付け  温度」にて設定・制御可能にした次世代のレーザーはんだ付け装置です。

従来のレーザーはんだ付けプロセスでは、レーザー出力をもとに設定し、その結果として実際のはんだ付け温度がありました。
その場合、同じレーザー出力を照射しても部品の個体差によって、実際のはんだ付け温度にバラつきが発生することがあり、予期せぬ過加熱や温度が上がらないなどの問題が発生する要因となっていました。

これらの問題を解決するため、「レーザーはんだ付け装置 STAR GATE」は、同軸温調機能により実際の加工温度で制御可能なため、使用者がレーザー出力を考慮する必要がなく、現在温度から設定した目標温度に合わせてレーザー出力を自動制御することが可能となります。

詳細:https://www.apolloseiko.co.jp/product/detail/48/

 

 

マランツエレクトロニクス株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=LRFOXKqHSPE

 

企業概要

マランツエレクトロニクス株式会社は、MEKブランドを掲げる基板外観検査装置専業メーカーとして、25年を超える経験をもとに基板外観検査装置の開発および製造を行っています。日本国内はもとより、アジア・ヨーロッパ・北米を中心に世界50カ国で販売しています。

特に、卓上型検査装置においては国内トップシェアを誇り、同社横浜のショールームでは実機によるデモンストレーションを行っています。
また、近年では実装基板以外の検査にも注力し、特注機への対応も行っています。

さらに、国内の生産小会社4社が集い、マランツエレクトロニクス傘下のグループを形成しています。グループ企業4社では、民生用から産業用までの基板実装を中心とするEMS事業や装置組立を手がけています。
同グループによる相乗効果として、生産子会社すべてで同社AOIを使用し、改善要望などのフィードバックを製品開発へ役立てている点も大きな強みです。


製品・サービス

《DIPはんだ検査に特化しノイズの少ない3D画像で安定した検査を実現!下面3D検査装置「X02WB-350」/UVコーティング剤自動検査装置「D22XUV-350L」/卓上型多機能検査装置「i22Xシリーズ」》

下面3D検査装置「X02WB-350」は、DIPはんだ検査に特化したAOIとして、はんだ体積・PIN高さ計測により、2D検査では難しいはんだ過多やPIN高さ不良を検出することができます。 

UVコーティング剤自動検査装置「D22XUV-350L」は、上面/下面を同時に検査できる両面同時検査機として、圧倒的なタクト削減に貢献できます。
本展においては、同社インライン機とKnK株式会社のコンベアを連結させた共同展示を行い、自動段取りやNGバッファ―で不良基板の自動振分けなどによる省人化提案を行いました。

 卓上型多機能検査装置「i22Xシリーズ」は、ユーザー自身でロボットサイズ・照明パターンの幅広い組み合わせを選択することができるため、適材適所での省人化を提案することができます。

「DIPはんだの3D検査機」においては、ノイズの少ない3D画像の取得により、安定した検査を実現することができます。ソフトはすべて自社開発し、現場作業者が扱いやすいよう設計されているため、作業者を選ばず簡単に安心して使用することができます。

さらに、検査結果のトレ―サビリティシステムにも注力する同社。検査結果の基本ステータスの保存はもちろん、だれがいつどのような判定をしたのかという情報について、検査時の良品/不良画像のすべてをデータベース化しているため、後から集計し一括出力することも可能です。

詳細:http://www.marantz-mek.co.jp/

 

 

株式会社東京測器研究所

 

https://www.youtube.com/watch?v=S3A0KMIiHNU

 

企業概要

〈長さの変化を100万分の1のオーダーで測るセンサ「ひずみゲージ」〉

東京測器研究所は、世界で初めてポリエステルひずみゲージの開発に成功しました。

その後、箔ひずみゲージ・高温用ひずみゲージなどへの開発に続き、荷重計・変位計といった変換器や測定器・計測ソフトウェアなどの測定関連製品の充実を図り、インフラの維持管理、自動車・航空機・電子機器など、さまざまな分野から寄せられる材料強度・安全性・耐久性の把握に貢献してきました。

同社の強みとして、ひずみ・応力測定の総合メーカーとして、計測現場に対する深い理解を持ち、独創的な商品開発を行うことができる点が挙げられます。

実際に同社内でも基板の設計製造を行い、トラブルに関するノウハウも多く有することは、ひずみゲージを使った基板ストレスチェックサービスの事業化のきっかけとなりました。

 

製品・サービス

《基板のトラブルを未然防止。ストレス(ひずみ)を見える化しませんか!「ひずみゲージを使った基板ストレスチェックサービス」》

「ひずみゲージを使った基板ストレスチェックサービス」(ひずみゲージ、ひずみ測定器)は、基板実装工程における不具合解析や予防に役立てられるひずみゲージおよび測定器、計測サポートを行うサービスです。

 各工程で基板やチップに発生するストレス(ひずみ)を計測することで、トラブル原因の把握を行い、トラブル解決や未然防止を実現し、製品の品質向上に寄与することができます。 

〈具体的な想定トラブル〉
・マウンターで部品搭載時のノズルの搭載圧による部品へのストレス
・リフロー炉通過後の基板反りによる部品へのダメージ
・基板の捨て基板分割時の部品クラック
・回路検査時におけるインサーキットテスタのプローブの押し当て時のストレス
・反った基板を筐体に無理やりビス止めする際に部品にかかるストレス

詳細:https://tml.jp/product/service/pcb_stress_check_service.html

 

 

アルファーデザイン株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=Bob77ugaZp8

 

企業概要

アルファーデザイン株式会社は、カスタム装置事業から端を発し、オーダーメードによるカスタム対応のノウハウを磨いてきた装置メーカーです。

現在では、そのカスタム対応力をベースにお客様の要請にお応えする、①基板実装関連機器の防湿剤塗布装置システム、各種挿入機 ②半導体装置関連のフリップチップボンダー、ダイボンダー ③ベアボードプリント基板検査装置など、各種のプロセス装置を製造・販売しています。

「お客様の成功・お客様の満足・お客様のサポート」を目指す方針で取り組んでいます。

詳細:http://www.alpha-design.co.jp/

 

製品・サービス

《手塗り工程の品質改善から高精度塗布インラインまで多彩なラインナップ!「防湿剤塗布装置:ACM-300L  防湿剤塗布装置エントリーモデル:DCF-605PU」》

湿度・結露からの保護、コンタミへの対応で、「防湿剤を塗布する基板」は年々増加しています。
基板実装工程では、部品実装~検査が終わった最終工程での「防湿剤塗布」となるため、手塗りでは作業者によるバラツキも発生しやすいことはもちろんのこと、作業環境も厳しい工程であるため、ますます自動機での塗布ニーズが高まっています。

当社では、インラインモデルである「ACM-300Lライン」や、少量生産のエントリーモデルである「DCF-605PU」などさまざまなニーズに応える装置をラインナップしています。

従来他メーカーの塗布装置では、塗布プログラム作成、修正にとても長い時間を要していました。
当社の塗布装置では、塗布対象基板画像を取り込み、塗布禁止領域を設定するだけでオートプログラム機能を活用し、ソフト内で最適な塗布プログラムを簡単に作成することができます。

「ACM-300L」では、「α-PRO 3D」にて部品高さセンサーを活用することで、塗布装置でよく見られるトラブル要因である「基板上部品と塗布ヘッドをぶつける」というトラブル回避ができます。

 

 

株式会社弘輝テック

 

https://www.youtube.com/watch?v=u1h0Ti90i-c

 

企業概要

株式会社弘輝テックは、38年にわたりはんだ付け装置の開発、製造を行っています。

メイン製品として、セレクティブはんだ付け装置やフローはんだ槽を扱い、近年では新たに10数年ぶりにリフロー炉を開発し販売を行っています。

詳細:https://kokitec.co.jp/

 

製品・サービス

《後付け部品はんだ付けを自動で行い省人化に貢献!「セレクティブはんだ付け装置 SELBOⅡ」》

「セレクティブはんだ装置 SELBOⅡ」は、昨今車載基板向けの後付け部品のはんだ付け工程において、品質向上や省人化を実現する製品として多数の注文が寄せられています。

昨今では国内生産においても回帰しているものの、海外生産を主力としている同社は、海外14か国にて協力会社による装置販売およびサポートを行っています。さらに、2022年にはタイに現地法人を設立し、より一層のサービスを拡張を行っています。

 

 

日本プラズマトリート株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=rcugAlp5Fwc

 

企業概要

日本プラズマトリート株式会社は、ドイツに本社を置く大気圧プラズマ処理装置メーカーです。

同社独自の「Openair-Plasma®方式の大気圧プラズマ発生装置」は、世界で初めて量産ラインに採用された産業用大気圧プラズマ発生装置です。コンプレッサーエアーを用いて効率的に空気をプラズマ化し、オゾンの発生なく高速で基材表面の洗浄や改質をすることを可能にしました。

また、空気のみならず、アプリケーションに合わせてさまざまなガス種もプラズマ化することが可能です。このことから、これまで国内において22年にわたり、医療、エレクトロニクス、自動車、航空宇宙産業といったさまざまな分野で採用されています。

詳細:https://www.plasmatreat.co.jp/

 

製品・サービス

《工場エアーと電気のみでプラズマ処理が可能!オゾン発生もなく環境に優しい!「Openair-Plasma®FG5001S(パートナーパッケージ)/酸化還元処理」》

製造現場では、全体のラインで不具合が発生した場合、どのようなプロセスで問題が起きているかについてトレースする機能を有していることが重要です。
その点において、同社の「FG5001S」と「PCU」の外部制御機能を利用することで、プラズマ照射条件であるノズルから出ている出力、電流電圧、エアーの流量、ノズルの内圧などさまざまなパラメーターを監視し、自動制御とともにロギングすることが可能です。

同社の「Openair-Plasma®」は、コンフォーマルコーティング塗布前のコーティング材料の密着性向上で使用することができます。
一般的なプラズマ処理装置では、ノズル先端から放電時の漏れ電位が発生し、電子部品を電気的に壊してしまう可能性があることから使用することができませんでした。
しかし、同社の「Openair-Plasma®」技術は、独自のポテンシャルフリーノズルヘッドとの組み合わせにより、漏れ電位を極めて少なく抑えながら表面の洗浄および改質が可能となり、安心して使用することができます。

さらに、同社が誇る窒素水素の混合ガスを使った「酸化還元処理」は、水素をプラズマ化させることにより、基材表面の酸化膜の酸素と水素が化学反応し、水蒸気となり分解されることで酸化膜を除去することが可能です。
リードフレームなどで使用されている技術であるため、基板実装においても活用することができる技術です。

 

 

アントム株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=kfIQVVabekQ

 

企業概要

アントム株式会社は、小型リフロー炉・加熱炉の製造・販売を中心に、加熱に関する幅広い商品をお客様のニーズに合わせて提供しています。

昨今のカーボンニュートラル実現に伴い、省エネをはじめとしたお客様の要求にも迅速に応えて、社会に貢献していくことを使命と考えています。

同社の強みとして、独自の加熱方式を採用した小型加熱炉を幅広い用途に展開することができる多様性があります。

特に、国内での限られたスペースでの使用や、電気・窒素の使用量を抑えてランニングコストを削減する場合などにおいて、同社の小型加熱炉は強みを発揮することができます。

また、導入後のアフターサポートとして、プロファイル条件のアドバイスや、はんだ不良改善に関する相談などにも対応しています。

 

製品・サービス

《乾燥時間の短縮と臭気対策を実現!「小型搬送式急速乾燥炉 ELNAS-250」》

小型搬送式急速乾燥炉 ELNAS-250は、上下クリアランスが100mmあり、あらゆる高さの部品でも問題なく乾燥させることができます。

本製品は当社のリフローで培った技術により設計されていることから、安定した加熱と精度の高い搬送を実現します。

さらに、一般的な静止炉と異なり、入口から出口までの加熱時間が決まっているため、同じ結果を何度でも再現させることができます。

詳細:https://www.antom.co.jp/products/elnas250/

 

 

株式会社レクザム

 

https://www.youtube.com/watch?v=PQAj4lAjnEc

 

企業概要

株式会社レクザムは、国内外に工場を持ち、プリント基板の製造を行っています。車載・産機・民生問わず、さまざまな基板・装置の設計・開発から生産まで対応しています。

2020年に創立60周年を迎えた“Rexxam”は、Rex(王者)とMax(最大)を組み合わせた造語であり、「最大なる王者」の意を持ちます。

同社にとって最も大切なこととして、常にお客様の立場に立ちながら、何事にも果敢に挑戦することが挙げられます。「開発好奇心集団」として、今後も新たな分野に挑戦し続け、さらなる飛躍を目指しています。

 

製品・サービス

《レーザ印字でトレーサビリティを簡単確実に!「オートレーザーマーカー Watson QR-800」》

「オートレーザーマーカー Watson QR-800」は、識別情報をレーザ照射で基板にダイレクトに印字することができるレーザマーキング装置です。

レーザ照射での秒速印字を叶える本装置は、画像処理技術による位置補正で狭い場所へもズレなく印字でき、1秒間に最大30文字のハイスピード印字により生産ラインを止めることなく瞬時に記録することができます。

QRコード対応で限られたスペースに大容量の情報を記録することができるだけでなく、印字不良の判別機能も備えています。内蔵カメラで基板の表裏、搬送方向を確認し、印字した情報が読み取り可能か判別することができる点に強みを持っています。

詳細:https://www.rexxam.co.jp/products/sherlock/qr800.html

 

 

TM人事労務コンサルティング株式会社

 

https://www.youtube.com/watch?v=np0rXK4bNck

 

企業概要

TM人事労務コンサルティング株式会社は、補助金・助成金の申請サポートを行っています。

補助金と助成金のどちらかのサポートのみを行う企業が多い中、同社は両分野においてサポートを提供しています。

高い採択率に強みを持ち、これまでに多数のお客様を採択させてきた実績から、さまざまな分野のお客様から支持されています。

詳細:https://tm-jinji.jp/

 

製品・サービス

《補助金で企業経営に活力を「ものづくり補助金」》

「ものづくり補助金」制度を利用し設備投資を行うことで、最大半額での設備購入が可能となります。

弊社の強みとして、主要な補助金全般のサポートが可能である点が挙げられます。

通常はものづくり補助金などの単一の制度のみのサポートを行う企業が多い中、同社ではさまざまな制度のサポートに対応可能であるため、お客様に最も適した補助金の提案やサポートを行うことができます。

 

 

まとめ


生産工程において、作業フローの自動化や省力化に高い関心が集まる昨今。

その中でもSMT前工程においては、最新の自動化ソリューションを導入する現場が増加しているものの、SMT準備工程や後工程では今なお作業者の技術力を依拠とする手作業が多く残され、ヒューマンエラーによる不良も発生しやすい状況が手付かずとなっています。

こうした現状を受け、後工程の自動化(省人化)に特化した専門設備を扱うメーカーを集めた「MUSUBI」が発足され、本展の会場には各社注力の最新設備が並びました。

MUSUBI事務局長のマランツエレクトロニクス元木氏は、「後工程で活用される専門設備の導入検討の際には、ショールームなどで実際の装置での実験・検討を求められるケースが多い」と語るように、本展は後工程に特化したメーカーや製品が一堂に会することで、後工程の自動化(省人化)の促進に貢献するというビジョンを体現した形となりました。

X線検査装置を扱う出展社の担当者は「他の展示会と比較し、実際に基板を持参して装置のシミュレーションに訪れたお客様が多かった」と振り返り、後工程に的を絞った装置のみを集めた本展であるからこその傾向であると語りました。

今後はさらに「MUSUBI」会員企業各社による連動企画や共同開発が活発化し、本展によって生まれた数々の出会いや商談が、国内の同業界ならびに後工程の自動化(省人化)を加速させる原動力となることを期待しています。

 

次回開催


年4回の開催で全国各地をめぐる本展は、来たる5月に北九州、8月に盛岡、11月に岡山での開催を予定しています。

詳細:https://musubi-japan.org/

基板の窓口編集部

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