沖電気工業(株)は、日本アビオニクス(株)と、日本アビオニクス(株)のプリント配線板事業の移管を受ける旨の事業移管契約を締結した。両社は、2016年10月1日より、技術・設備移管や各種認定取得等を順次開始し、2018年3月31日までの事業移管完了を目指す。なお、日本アビオニクスが行っているほぼ全てのプリント配線板事業は、同社のEMS事業拠点である沖プリンテッドサーキット(株)とOKIサーキットテクノロジー(株)へ移管され、継続していく。
日本アビオニクスは、高度な認定取得が必要で高い信頼性が求められる宇宙・航空・半導体検査装置向けを中心とした高難易度・高信頼性プリント配線板事業を1964年より開始してきたが、近年の環境変化を踏まえ、その位置付けを見直していた。このたび同社のEMS事業の将来性と高い信頼性を実現する技術力、多品種少量生産の実績を高く評価し、既存納入先へのプリント配線板供給の確実な継続とさらなる高度化が実現できると判断し、今回の合意にいたった。