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2026.03.20

村田製作所、超音波式雨滴除去デバイスと高信頼性コンデンサを展示会で披露

基板の窓口編集部

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株式会社村田製作所は、2026年1月21日~23日に開催された「国際カーエレクトロニクス技術展」に出展し、開発中の「超音波式雨滴除去デバイス」を参考出品した。

このデバイスは、自動車搭載カメラや各種センサーの視界を、雨天などの悪天候下でも確保することを目的とした新技術で、先進運転支援システム(ADAS)や将来の自動運転システムにおける認識性能の向上に貢献することを目指している。レンズ最外層に超音波振動を付与することで、付着した水滴を微細化・分散させてレンズ表面から除去する方式を採用している。

従来の液体噴射方式や加熱方式と比較して、システム構成の簡素化や消費電力の抑制につながる可能性があり、同社は2、3年後の実用化を目途に検討を進めている。

また、同展示会では、新製品の自動車向け高信頼性セラミックコンデンサ「EVAシリーズ」も紹介した。EVAシリーズは、樹脂モールド構造の表面実装型セラミックコンデンサで、EV(電気自動車)やHV(ハイブリッド車)などの高電圧電動車向けに設計されている。IEC60384‑14安全規格(Y1/Y2クラス)の認定を取得し、AEC‑Q200準拠の信頼性評価も満たす。定格電圧は305 VAC(r.m.s.)や最大1500 VDCクラスを備え、高電圧環境下でも安定した絶縁性能を提供する。

沿面距離・空間距離はいずれも±10mm以上確保されており、動作温度範囲は−55 ℃~+125 ℃と、車載環境の広範な温度変動にも対応する。製品寸法は長さ8.4 ×幅6 mm、長さ12.7×幅6 mm、厚さは3.7 mmの低背設計を採用しており、高信頼性とコンパクト化を両立している。容量範囲は100 pF~4700 pFと幅広く、各種高電圧回路や電源システム、ノイズ対策用途などに柔軟に対応できる。

同社はEVAシリーズを電動車の電源回路や高電圧回路、絶縁用途などでの安定動作と高信頼性を実現する製品として提案している。

基板の窓口編集部

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