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展示会レポート 2025.04.04

2025年3月4日(火)〜7日(金)東京ビッグサイトにて開催

動画展示会レポート「リテールテック JAPAN 2025」

基板の窓口編集部

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2025年3月4日(火)〜7日(金)東京ビッグサイトにて流通・小売業界向けの最新ITソリューションを紹介する日本最大級の専門展示会「リテールテック JAPAN」が開催された。

同展ではトータル流通情報システム、決済・キャッシュレス、AI・データ活用、EC・デジタルマーケティングなどが展示された。今年度は270の企業・団体が出展、同時開催展と合わせ75,845人が来場した。

基板の窓口では、同展における注目の出展企業を総力取材。出展各担当者によるブースでのインタビュー動画をもとに、各社の最新製品や技術をお届けする。

 

[公式サイト]
https://messe.nikkei.co.jp/rt/

[次回開催予定]
リテールテック 大阪
日時:2025年7月10日(木)〜 11日(金)
場所:インテックス大阪

リテールテック JAPAN 2026
日時:2026年3月3日(火)〜 6日(金)
場所:東京ビッグサイト

 

 

「リテールテック」概要

「リテールテックJAPAN」は、流通・小売業界向けの最新ITソリューションを紹介する日本最大級の専門展示会である。同展示会では、店舗運営や流通業務を効率化するためのトータル流通情報システム、キャッシュレス決済、デジタルサイネージ、AI・データ活用、EC・デジタルマーケティングなど、幅広い分野の最新技術が紹介される。

来場者は小売業や専門店、ショッピングセンター、飲食業関連が多くを占める。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)やキャッシュレス化、AI活用などをテーマにしたセミナーを積極的に開催し、最新の市場動向や技術についての学びの場を提供している。

今年度は生成AIを活用したソリューションやデモンストレーションが注目を集めた。同展は「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」の一部として開催されるため、関連する他分野の展示会とも連携し、小売業界全体の発展を支援する場となっている。

株式会社東計電算

店舗経営を支えるスマートソリューション「Skymart-Retail」

https://youtu.be/W6_MhYtInB4

株式会社東計電算の「Skymart-Retail」は小売店や飲食店向けの店舗管理ソリューションである。売上管理、発注・仕入れ・在庫管理を一元化し、需要と供給のバランスの最適化を実現する。

主な機能として、売れ筋商品と不動在庫の分析を通じた適正在庫の管理、販促配信による販売促進支援が挙げられる。店舗ごとに最適な販促指示を出せるほか、レシートを活用したターゲットクーポンの配信も可能である。これにより、売上向上の施策をシステム上で可視化し、効果的な販売戦略を立案できる。

現在、Skymartシリーズは約1,300社、1万3,000店舗で導入されており、小売業・飲食業を中心に幅広い業種で活用されている。

ClipLine株式会社

サービス業の課題を可視化し、現場力を向上する「ABILI」

https://youtu.be/mA6t0ptzdks

ClipLine株式会社は、多店舗展開するサービス業向けに、オペレーションの品質向上を支援する「ABILI」を提供している。同サービスは、各店舗のサービス品質や売上、従業員・顧客満足度のばらつきを抑え、課題の可視化から実行までをカバーするシステムである。

特に、サービス業に不可欠な「暗黙知」を「形式知」として組織内に循環させるナレッジマネジメントを可能にする。また、各拠点に点在するデータを集約し、経営層から現場まで共通の指標を持つことで、組織全体の統一的な運営を支援する。そのほか、ツールの運用・設計に関する人的サポートも提供している。

導入実績としては、飲食業や小売業をはじめ、人手不足が課題となる介護・物流業界、高単価商品の販売におけるパフォーマンス管理が求められる業種など、多岐にわたる。現在、60万人以上のユーザーに利用されている。

株式会社マースウインテック

無人販売 × クラウド分析で、新たなビジネスチャンスを創出「IoT無人販売機」

https://youtu.be/wc6iI5t3w4g

株式会社マースウインテックの無人販売機は、クラウドを活用した販売分析機能を備えており、販売データをもとにした経営改善が可能である。また、冷蔵・冷凍に対応しており、食品だけでなく、工場などさまざまな業界で活用できる。

従来の自動販売機とは異なり、商品の取り扱いにも配慮しており、「優しい自販機」との評価を得ている。特にケーキや花といった繊細な商品を安全に提供できる点が大きなメリットとなっている。これらの業界においても人手不足が課題となっており、また、男性客が店舗に入りにくいという独自の問題も存在するが、本製品の導入により、非対面販売が可能となり、男性客の増加にもつながっている。

さらに、工場においても導入実績があり、盗難を防ぐための高価な資材の保管庫としても活用されている。

ウェルコムデザイン株式会社

業務効率を飛躍的に向上させるAndroidハンディターミナル向けアプリ「WelPet」

https://youtu.be/5a9XnAhPWWE

ウェルコムデザイン株式会社「WelPet」は、Androidハンディターミナルと組み合わせることで、バーコードやOCRを活用した情報入力・収集・照合を効率的に行う業務改善アプリケーションである。端末のバーコードリーダーで商品コードを読み取ったり、カメラ機能を用いた写真撮影やOCRによる文字認識が可能であり、収集したデータはBluetoothやWi-Fiを利用してパソコンなどの上位端末へ簡単に送信できる。

また、ノーコードで設定の編集が可能であり、初めてのユーザーでも直感的に操作できる点が特徴である。手作業による情報記入や入力を自動化することで、作業時間の大幅な短縮と入力ミスの削減が期待できる。特に、運輸・物流業界では導入実績が多く、作業時間を約90%削減した事例も報告されている。導入後すぐに活用できる無償ライセンス付きであり、業務のデジタル化を検討する企業に最適なソリューションである。

スターマーケティングジャパン株式会社

コンパクトな一体型ドロアー・プリンター「mPOP」

https://youtu.be/_YlW_IP3n0k

「mPOP」は、ドロアーとプリンターが一体型となった省スペース設計の製品である。レシートプリンターとキャッシュドロアーを別々に設置する必要がなく、限られたスペースでも効率的に使用できる。

また、iPadやAndroid端末との接続が可能で、さまざまなPOSシステムと連携できるため、幅広い業種のサービスベンダーに採用されている。2019年の発売以来、日本国内で約6万8000台の販売実績を持つ。

Lazuli株式会社

商品データのプラットフォーム!「LazuliPDP」

https://youtu.be/oCYVgSTqVCY

Lazuli株式会社は、AIを活用した商品データプラットフォームを提供している。独自に収集したWeb上のさまざまな商品データをもとに、顧客の用途に応じたデータの生成や加工を行い、業務の効率化を支援している。

これまで、小売業やメーカー企業では、商品データや商品マスターの整備を手作業で行う必要があり、多大な時間と労力を要していた。「LazuliPDP」は、独自のデータベースとAI技術を活用して、これらの業務を自動化し、生産性の向上に貢献する。

具体的な導入事例として、関東・北関東の大手スーパー「ベイシア」では、ネットスーパーの商品情報拡充を支援し、掲載商品の大幅な増加と売上向上を実現した。その結果、2024年には楽天の「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、顕著な成果を上げている。

株式会社FUJI

モノの受け渡しの課題を解決!スマートロッカー「Quist」

https://youtu.be/kKNccCFsMn8

株式会社FUJI「Quist」は、荷物や商品、食品、PCなどの機器の受け渡しや管理を効率化するスマートロッカーである。同製品は、多様なニーズに対応する、ボックスのサイズ調整や屋外対応、温度管理機能などを備えている。

同製品は常にネットワークに接続されており、クラウド上でロッカーの稼働状況や利用履歴を管理できる。「Quist」を利用することで、利用者は都合の良い時間に荷物や機器を受け取れる。さらに、クラウド上で保管物の確認や受け渡し履歴の記録が可能なため、セキュリティの向上にも貢献する。

現在、多くの小売店や物流事業者に導入されているほか、企業の工場や事務所でも、貸出用PCや鍵の管理用途で活用されている。
基板の窓口編集部

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