
基板の窓口編集部
2022年10月5日(水)〜 10月7日(金)インテックス大阪にて第25回関西ものづくりワールドが開催されました。
主に製造業で使われる、IT、DX製品、部品、装置、計測製品などが一堂に出展したほか、医療機器、工場設備や備品などの展示会も同時開催し、合わせて2,169製品が出展されていました。
JUKI株式会社/神鋼ノース株式会社/太陽パーツ株式会社/株式会社月城製作所/株式会社河内金属制作所/アルファー電子工業有限会社/アートウインズ・シートメタル株式会社/有限会社大堀研磨工業所/株式会社水野鉄工所/株式会社ハリガイ工業/株式会社ラヴォックス /株式会社大日工業/今井航空機器工業株式会社/日本フォーミング株式会社/株式会社加藤製作所/株式会社今橋製作所/メイホウ株式会社/株式会社京伸/株式会社キャステム/元珍産業株式会社/株式会社大京精研
これらの企業様の動画を順次公開していきます。
https://www.youtube.com/watch?v=_FRoW0EhdHE
同社は、工業用ミシンを中心とする縫製機器事業および、SMD部品やリード付き電子部品を搭載するマウンタを中心に、実装システムを製造販売する産業装置事業の2つの事業をメインとする企業です。
同社は、縫製機器事業と産業装置事業をメイン事業として行っています。
「縫製機器事業」では、工業用ミシンを中心に扱い、縫製機器業界を牽引する世界トップリーディング事業です。
「産業装置事業」では、SMD部品やリード付き電子部品を搭載するマウンタを中心に、実装システムの製造販売を行っています。
また、上記2つの事業に加え第3の事業として「グループ事業」を推進しています。「グループ事業」では、縫製機器や産業装置をはじめとする、これまで培ってきたものづくりに関する機能価値を武器に、お客様の課題解決に役立つ技術やサービスを提供しています。
《ワンストップ・ソリューション「開発・組立・エンジニアリング受託」》
国内製造の中核を担う同社グループ会社の技術や設備、人材を活用し、多種多様な選択肢の中から、お客様に最適なソリューションを提供しています。
加工におけるすべての工程を一括で承っており、素形材から組立・仕上げ加工・検査までの製造プロセスを一貫して提供しています。また、設計やVE提案においても対応可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=wmBof1SzDJw
同社は、神戸製鋼グループ(KOBELCO)の一員として、 軽量・高剛性・高面精度なアルミハニカムパネルを、材料の入手から加工まで一貫生産で製造しています。 その他にも様々なアルミ加工品を製造しており、軽量化やアルミ製品において強みを持つ会社です。
《アルミハニカムパネル》
六角形のハニカム構造体を板材でサンドし接着接合した、オールアルミ製の接着ハニカムパネルです。内部のほとんどが空気層のため軽量な一方、ハニカム構造体により高剛性を実現しております。また、製造方法により高面精度に仕上がる特徴も兼ね備えています。
https://www.youtube.com/watch?v=dr3Yx6BPmAc
同社はメーカー機能と商社機能を合わせ持つ技術集団です。強みである「提案力」「製造力」「調達力」を活かして、お客様のニーズやアイディアを具現化し、高品質で低価格な部品供給を可能にしています。
同社ではお客様の課題に対して「商品のニーズから部品の課題」を想像し、理想のコストメリットと技術提供を行います。その上で、商談から設計・加工・製造・品質検査・納品をワンストップで行い多品種・小ロット・低価格を実現し、お客様のニーズを具現化できる生産体制を確立しています。ワンストップショッピングを可能にするため、部品から組立てまで幅広く商品を提供し、多くの技術を使って多品種・小ロットでも高い品質を実現しています。
《ダイカストカセットシステム》
多品種少量に特化したダイカスト製法に強みを持ち、切削や鋳物からの置き換えによりトータルコストでのメリットを提供しています。
https://www.youtube.com/watch?v=S0z_QAxHIR8
同社は省力化機械設備板金、機械加工、製缶を主に金属加工全般を取り扱っています。最新鋭の加工設備を導入し、板金加工、機械加工、表面処理、組立までお客様の幅広いニーズに対応することができます。さらに、板金加工からマシニング、組立まで一貫して生産ができることで、短納期・高品質な提供を実現しています。
《省力化機械設備板金》
溶接技術を要する複合製品(多品種少量板金、金属加工部品、製缶、特にステンレスを用いたもの)に強みを持っています。
同社は最新鋭のCNC自動旋盤やマシニングセンタを常備し、一級機械技能士による高精度な加工技術と、一級機械検査技能士による最新鋭の検査機器を使用した検査体制に強みを持っています。
多様なニーズに合わせた柔軟な生産体制により、小ロット・小サイズから高精度・短納期まで対応し、お客様の安心・安全を保証する、高品質な金属・樹脂精密機械加工を実現しています。
《金属切削加工品》
同社では、鉄、ステンレス、アルミ、銅などの金属系素材から、電機・電子機器で多く利用されるポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)といった汎用エンジニアリングプラスチックまで、金属・樹脂を問わず、幅広い技術を駆使して高精度な加工部品を扱っています。
鉄、ステンレス以外の様々な素材においても、同社ではワンストップで対応できる強みを持っています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZW7R_DagDmY
同社はワイヤーカットに特化した「技術力」と長年培ったノウハウを活かした様々な形状の加工を得意としています。日本最大級ワイヤーカット放電加工機を35台保有しており、納期・価格に強みを持っています。
材質においても、鉄や焼き入れ鋼・アルミ・ステンレスをはじめ、超硬やハステロイといった難削材など、幅広い材質の実績があります。1個の単体加工から1万個の量産加工まで対応可能です。
《ワイヤーカット放電加工機にて加工した数々》
X800,Y600,Z550まで加工ができ、量産から単品物の微細加工まで対応可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=tvzMTbyuW18
同社は試作開発段階での精密板金加工・金属プレス加工での小ロット生産に強みを持っています。 レーザー切断、ブレーキプレス、プレス、レーザー溶接、ワイヤー放電、マシニングセンタ、平面研磨等の豊富な設備において、製品開発のパートナーとして様々な案件に対応しています。
《精密板金加工・プレス加工》
少量のみの試作部品製作や治具等の単品加工の製作が得意です。
https://www.youtube.com/watch?v=_SfCExIbkJQ
同社は茨城県常総市の工業団地内に位置する生産工場として、ゴム成型及び、製品・部品の組立(ASSY)を得意としています。ゴム成型は、プレス成型(コンプレッション成型)に強みを持っており、量産品の生産だけでなく、ゴムの調合(機能性を高めるためのゴムの選択から、添加剤の配合)から、試作、開発のお手伝いまで行っています。
また、近年ではゴムと炭素繊維の複合素材「CFR」を開発しました。 組立(ASSY)では手で組み立てられるものであればジャンルを問わず、小さなものから大きなものまで幅広く対応可能です。具体的には、半導体の部品ユニットのような精密機器ユニットから、簡単なアルミ部材の組付けなども行っています。
《CFR》
こちらはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)に似た素材で、ゴムがベースのため軽い、強い、衝撃吸収性が高い、柔軟性に優れているといった特徴を持っています。
昨年末には課題であったサイズアップを実現したことで、自動車、宇宙・航空、建築土木、スポーツ・レジャー、インフラ、防災防衛などさまざまな分野において、本素材の特徴を活かした応用が期待されています。
https://www.youtube.com/watch?v=Qv_CobpiAeI
同社は機器の蘇生を通じ、設備保全をサポートしています。 40万件、1万社以上の修理データベースをもとに、壊れた設備を「壊れない設備」に生まれ変わらせます。 「基板修理」「予防保全」「故障原因解析」のサービスを軸に、お客様の設備故障に対するお困り事の解決をサポートしています。
《基板修理》
基板修理のプロとして創業から蓄積されてきたデータベースとハンダ技術で、製造中止・メーカー保証切れ・回路図なし・海外製・カスタム基板等あらゆる基板の故障を解決します。 電力・自動車・鉄鋼・半導体産業とのコラボレーションで実現した故障メカニズムをもとに、老朽化設備を「壊れない設備」に蘇らせます。
https://www.youtube.com/watch?v=jfF9EQklo1s
同社は1988年の創立以来、創立者兼代表取締役の張金峰が掲げた「革新、熱意、誠実」からなる経営理念に基づき、各種類の工業用モータの研究開発、設計及び製造に専念し、自社ブランドのFUKUTAを市場に売り出しています。
《インダクションモーター》
0.2kWから200kWまでのインダクションモーターを展示していました。
自社にプレスの工場と巻線の装置を持っているため、比較的安価で安定した品質、納期を提供できることに強みを持っています。
https://www.youtube.com/watch?v=ef_60v3w2wg
同社は試作総合メーカとして、お客様からいただいた図面・CADデータをもとに社内で製造しています。 板金加工(レーザー・曲げ・絞り・カシメ・溶接) 切削加工(旋盤・マシニング・ワイヤー) 試作案件に強みを持っています。
《精密板金加工・切削加工》
精密板金加工においては、レーザー加工で切り出し、薄板t0.05~厚板t12程度を曲げ、絞り、溶接、assyまで行います。
切削加工においては、旋盤・マシニング・ワイヤーにて、角材・丸材より加工します。
検査においては、公差のある所は画像測定器・三次元測定機・3Dスキャナ等を活用し、図面に寸法値記入を明記し出荷します。
同社は昭和33年の創業以来、金属の複雑な折り曲げ加工において、独自の成形技術で高精密、複雑でユニークな形状の部品をお届けすることに尽力してきました。
マルチフォーミングマシンなどの自動機を使った板材、綿材、異形材の金属加工を行い、幅広い用途(電子部品関係のパーツ・日用品・通信機・アクセサリー・おもちゃ・産業機器・自動車・建設・強電・弱電・農業機器・漁具・医療部品のパーツなど)でご活用いただいています。
《マルチフォーミングマシンによる金属加工製品》
マルチフォーミング加工に特化した加工専門の工場です。端子、コネクター、クリップなどの金属製品をオリジナルで製作し、お客様のご要望に応えています。図面、サンプル提示で無料見積もりを行っています。
同社は切削加工メーカーとして、インコネル・ハステロイ・チタンなどの難削材・耐熱合金の切削加工を行っています。
同社が手がける加工は幅広く、自動車、2輪車のブラケットなどの切削加工から、水力、風力のエネルギー分野で使用される流体形状のブレード品、医療分野の特殊材の加工まで、暮らしにまつわるあらゆる分野の技術を支えています。
また、CAD/CAMを独自活用した5軸マシニング加工による薄肉、複雑形状加工、品質・コストの必要条件を満たした上での短納期対応にも対応できる点に強みを持っています。
《究極のお面》
同時5軸加工を得意とする同社の複雑形状加工サンプルとして、ブロックから全周0.5mmを削り出しました。
このお面のような複雑形状やインコネルなどの難削材においても、お客様の要望に合わせた短納期対応を実現することで高い評価を得ています。
https://www.youtube.com/watch?v=gPiyxhRxLgI
昭和27年創業の同社は、精密電子部品およびコネクターを中心に、各種精密プレス加工とその金型の製作、インサート成形加工に取り組んでいます。
スマホやPCなどの部品を精密プレス加工での生産を行い、メンテナンスなどのサポートサービスや、厳しい品質管理による自主保証体制を確立しています。
エッチングやレーザーカットではコストが合わない製品や、大量生産を短納品で行う製品の場合といった、多様なニーズに的確にお応えできる体制を整えています。
《短納期、コスト削減、安定寸法の「精密プレス加工技術」》
電子機器などに使用されるプレス加工部品に強みを持ち、100分の数㎜の精度で製品を仕上げることが可能です。
「小回りの利く機動力」を武器に、多種多様な製品、少量あるいは大量生産、納期やコスト、メンテナンスなどあらゆるご相談にきめ細かく対応することができます。
https://www.youtube.com/watch?v=RsUj9-mUa4g
同社は一般板金・精密板金・製缶においての製作をバフ研磨、マシニング含め社内にて一貫して行っています。
スピードと精度に強みを持ち、小物から大物までの幅広い対応力を持ちながらも、試作1ヶ月からの少量多品種、短納期対応を実現しています。
主な使用材料はステンレスですが、鉄やアルミ、銅、チタン、真鍮などさまざまな金属も取り扱っています。ファイバーレーザーによる超高速切断、パイプレーザーによる鋼材の切断や、ファイバーレーザー溶接による貫通溶接や歪みなき溶接が可能です。
また、2023年2月に5面加工門型マシニングセンタの導入が決定しており、さらなる技術力の向上が期待されます。
《5面加工型マシニングセンタ MCR-A50Ⅱ》
安定した品質での製品供給が可能となることで、大幅なコストダウンとスピードアップが実現できます。
https://www.youtube.com/watch?v=dhzL37TreIA
同社は、精密鋳造部品の製造販売を主軸とし、国内および東南アジア、北米へと事業展開を行うグローバル企業です。
金属部品は「ロストワックス製法」と「MIM(金属粉末射出成形)製法」の2軸で製造し、国内外の製造体制(国内1工場、海外4工場)を武器に多様なご要望にお応えすることができます。
近年では、3Dプリンターを用いた新たな製法や、BtoCの商品開発・販売にも取り組んでいます。
《金型レス鋳造で1個から対応可能「デジタルキャスト製法」》
同社の「デジタルキャスト製法」は、従来の「ロストワックス製法」で使用するWAXモデルの代わりとして、樹脂3Dプリント品を使用します。金型を必要としないため、初期費用を抑えた試作、開発、単品対応を可能としています。
また、幅広い材質に対応できるため、量産を見据えた試験も行うことができます。詳しい製造工程については、同社のYouTube動画も合わせてご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=v-JWpVh6gEc
韓国の会社である同社はダイキャスト金型部品の制作に強みを持ち、 主に冷却クーラー、コアピン、インサートコア、マニフォールドを生産しています。高い技術力は日本でも認められ、トヨタや日産のダイキャスト金型製造にも同社の部品が使われています。
また、同社の技術と発想は日本のみならずヨーロッパや東南アジアの多くの企業からも支持され、現在世界12か国への輸出を展開しています。
同社はお客様と協議する中で、その内容を制作へ積極的に反映させる力や、長年蓄積されたノウハウに基づく提案力に強みを持ちながら、高い生産性、より良い品質、価格競争力を追求しております。
《冷却クーラー》
同社の冷却クーラーは、ダイキャスト金型製造における悩みの1つでもある「水漏れ問題」を解決しています。同社考案の特殊なブレージング溶接により、漏水問題を解決する完璧な処理を実現しました。
https://www.youtube.com/watch?v=fucvgdZBY0I
同社は大阪の門真市に拠点を構え、単品中心の板金加工を行っています。小さいものは小指の先のサイズから、大きなものでは3メートルまで扱っています。
お客様のニーズにお応えするため、営業スタッフや製造スタッフと連携した柔軟な対応力に強みを持っています。
《何でも気軽に相談できる板金屋さん「過去に製造した板金加工品」》
板金加工では、板厚に応じてレーザー加工・タレパン加工などで展開した製品を、曲げ加工・溶接加工・表面処理などを行うことにより、外観部品、機工部品などさまざまな用途で採用されています。
日本のものづくりの中心には、規模や業種を問わず、数多くの受託加工企業が存在します。
彼らは単独で活動するだけでなく、独自のネットワークを駆使して、共同で案件にあたることも多くあります。そのため、一見すると競合企業であっても、実は友好的な関係にあるということが多々あります。
現時点ではすべての紹介動画を公開できておりませんが、こちらのページに掲載されている受託企業様は、紹介に次ぐ紹介という形で、実に多くの企業様に快く取材に応じてくださいました。
関西ものづくりワールドは、多くの企業が集う名だたる展示会であるいうことは言うまでもありません。
展示会内には、会社同士の友好的なネットワークがあります。
本展示会での取材においては、「あの会社が頼むなら聞いてあげるか」「あそこの紹介なら応えてあげるか」という各社同士の信頼関係の強さと、職人文化を持つ会社特有の優しさに触れることができました。
なお、金属加工や樹脂加工の分野においては、本サイト「基板の窓口」にてピンポイントに取り上げているテーマではありません。しかし、今回ご紹介した企業様は、金属加工や樹脂加工の分野においても、とても素晴らしい対応力と課題解決のネットワークをもっています。
このページに紹介されている企業様に興味をお持ちいただきましたら、ぜひご相談をしてみてください。