(株)東芝は、ワイヤレス給電受電用IC「TC7766WBG」のWPC (Wireless Power Consortium)が策定するQi(チー)規格(※1)v1.2 EPP (Extended Power Profile)の認証を取得した。 同製品は、15W受電可能なICとして業界唯一(※2)の認証済み製品である。
同製品は、業界最小パッケージ(※2)を採用し、1チップで構築したQi v1.2準拠受電用ICであるため、ユーザ側で受電システムをコンパクトかつ容易に開発することが可能である。また、I2Cインターフェース(※3)を介して同製品のレジスタにアクセスすることで、送電器との通信情報や動作状態を読み出し、必要に応じてそれらの情報をモバイル機器のディスプレイなどに表示するなど、柔軟な制御およびシステム設計を提供する。
(※1)Qi(チー)規格:Wireless Power Consortiumにて策定された無接点充電の国際規格。
(※2)2016年9月16日現在、東芝調べ。
(※3)フィリップス社で開発された周辺デバイスとのシリアル通信方式。