2026年3月17日(火)〜 19日(木)東京ビッグサイトにて「スマートエネルギー WEEK【春】2026」が開催される。同展は再生可能エネルギーや次世代エネルギー技術に関する世界最大級の総合展示会だ。
出展企業・団体数は約1600社にのぼり、開催期間中200本のカンファレンスが開催予定だ。入場は無料であり、来場事前登録制の同展は公式サイトから登録を行える。
本記事ではカンファレンスや特別企画といった同展の見どころについて紹介する。
\来場事前登録はこちら/
目次
■「スマートエネルギー WEEK【春】2026」概要
■「スマートエネルギー WEEK【春】2026」の構成展
■ 特別企画 BIPV WORLD-建材一体型太陽光発電ワールド-
■ 注目のカンファレンス
■「スマートエネルギー WEEK【春】2026」の来場事前登録はこちらから
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、ますますの普及が期待される再生可能エネルギー。スマートエネルギー WEEKは春・秋・関西の年3回開催される世界最大級の新エネルギー総合展である。その中でも春展は同分野における世界最大規模の展示会であり、水素・燃料電池、太陽光発電、二次電池、スマートグリッド、洋上風力、バイオマス発電、ゼロエミッション火力、建材一体型太陽光発電など、エネルギー関連のあらゆる技術が東京ビッグサイトに集結する。

出典:公式サイトより
スマートエネルギー WEEK【春】2026は7つの構成展からなる。また、会期中はサステナブル経営WEEK(旧称:GX経営WEEK)【春】が同時開催(東京ビッグサイト)される。以下は各構成展の概要と主な出展製品・サービスだ。
【H2 & FC EXPO ~ 国際水素・燃料電池展】
水素の活用は発電・輸送・産業といった幅広い分野の脱炭素化の鍵と言える。この分野における世界最大規模の展示会である同展は、水素を「つくり」「はこび」「ためて」「つかう」ためのあらゆる技術が集結する。
出展内容:水素製造・輸送・貯蔵・供給 / 評価・検査装置/サービス / 水素発電・メタネーション / 燃料電池システム / 燃料電池用部材 / 加工・製造技術 / FCV関連技術 など
【PV EXPO ~ 国際太陽光発電展】
世界の新規電源導入量のうち非常に高い割合を占め、クリーンな再生可能エネルギー源としてますますの普及が期待される太陽光発電。同展には次世代 太陽電池から太陽光発電所の建設、保守・運用まであらゆる製品・技術が集結する。
出展内容:次世代 太陽電池(ペロブスカイト太陽電池・BIPVなど)/ 太陽光発電システム /
パワコン・システム機器 / 架台・施工技術 / 保守・メンテナンス / パネル回収・リサイクル技術 など
【BATTERY JAPAN ~ 国際二次電池展 ~】
バッテリー技術は今後ますますの普及が期待される再生可能エネルギーとEV(電気自動車)の発展に欠かせない技術分野である。同展には二次電池の研究開発、製造に必要なあらゆる技術、部品・材料、装置が出展する。
出展内容:電池用部品・材料 / 製造装置・付帯設備 / BMS(バッテリー・マネジメント・システム) / 試験・検査装置 / 評価・分析装置 / 材料開発支援 / 次世代 電池 / 電池リサイクル技術 など
【SMART GRID EXPO ~ 国際スマートグリッド展 ~】
ITを活用して電力の需給調整を実現するスマートグリッドはエネルギー使用の効率化や安定化を下支えするインフラ技術である。同展にはVPP(仮想発電所)やDR(デマンドレスポンス)関連技術、エネルギーマネジメントシステム、蓄電池、EV活用などが出展する。
出展内容:VPP・デマンドレスポンス / エネルギーマネジメント技術 / アグリゲーションサービス / 系統用設備・蓄電池 / EV活用・充電インフラ / 送電ケーブル / AI/IoT技術 など
【WIND EXPO ~ 国際風力発電展 ~】
風力発電は採算性の高さにより各国で有力なエネルギー施設として導入が進んでいる。同展には風車から風力発電所の建設、保守・運用、洋上風力技術まであらゆる製品・技術が出展する。
出展内容:部材・構成機器 / 大型・中小型 風車 / 洋上風力技術 / 調査・計測・分析 / 輸送・EPC / 電気工事・送配電設備 / O&Mソリューション / 金融・保険 など
【BIOMASS EXPO ~ 国際バイオマス展 ~】
近年の高効率化、コスト低減技術によりメイン電源としての用途も拓けつつあるバイオマス発電。同展にはバイオマス燃料から発電システム、熱利用技術まであらゆる製品・技術が出展する。
出展内容:バイオマス燃料 / 高性能 林業機械 / 中小型 熱電併給システム / バイオマスボイラ・熱利用 / バイオガス発電システム / バイオガスプラント など
【ZERO-E THERMAL EXPO ~ ゼロエミッション火力発電 EXPO ~】
水素やアンモニアを利用した火力発電の脱炭素化(=ゼロエミッション火力)技術はカーボンニュートラル実現のための鍵の一つと目されている。同展には発電システム、プラント設備から保守・運用技術、水素・アンモニア活用まであらゆる製品・技術が出展する。
出展内容:次世代 発電システム / 水素・アンモニア活用 / プラント部品・設備 / 保守・メンテナンス技術 / AI/IoTソリューション / CCS/CCUS など

出典:公式サイトより
近年ペロブスカイト太陽電池を含む太陽光発電のシステムを建材等統合したBIPV(Building Integrated Photovoltaics:建材一体型太陽光発電)に注目が集まっている。BIPVは建物の意匠性を損なわずに再エネ導入が可能であり、外装材コストの削減と設置スペースの問題を同時に解決する技術だ。
特別企画「BIPV WORLD ー 建材一体型太陽光発電 ワールド ー」ではBIPV技術に特化した展示やカンファレンスを開催し、同分野の最新技術や動向をキャッチアップできる場を提供する。
出展内容:ペロブスカイト太陽電池 / 太陽電池一体型 ガラス建材 / 太陽電池一体型 外壁材 / 太陽電池一体型 屋根材 / カラーリング・加飾フィルム / 防水・絶縁技術 / エネルギーマネジメントシステム / 電力変換・インバーター / 架台・施工技術 など
[関連カンファレンス]
• 3月17日(火)|10:30 ~11:15 SEW-K エネルギーを巡る環境変化と日本のGX戦略
• 3月18日(水)|14:30 ~15:30 PV-K 太陽光発電の普及拡大に向けた我が国の戦略
• 3月19日(木)|10:30 ~11:30 PV-S PPAで加速する太陽光発電の自立と普及
会期中、各分野の第一人者によるカンファレンス(セミナー)が200件開催され、エネルギー関連の最新動向、行政、技術についての学びの場を提供する。同展のカンファレンスは事前申込制で、一部有料の講演があるため注意が必要だ。以下に、その中でも特に基板の窓口編集部が注目するカンファレンスを紹介する。(以下講演者敬称略)
3月17日(火)|10:00 ~11:30
FC-1 水素・アンモニア発電の最前線 [有料]
NEDOにおける水素発電技術の取り組みについて

NEDOはこれまで水素社会実現に向け、水素サプライチェーン構築にかかる水素製造・輸送・貯蔵・利用を統合したエネルギーシステムの技術開発を進めてきた。本講演では、特に、これまでNEDOが取り組んできた水素発電技術開発状況を中心に紹介する。
燃料アンモニアによる発電動力技術開発の現状と展望

水素エネルギーキャリアであるアンモニアは、大量輸送・貯蔵に適し、直接燃焼可能な燃料である。IHIの製造から利用までのバリューチェーン構築と、ガスタービン・エンジン・ボイラ発電技術の現状と展望を紹介する。
3月17日(火)|10:30 ~11:15
SEW-K エネルギーを巡る環境変化と日本のGX戦略

2050年カーボンニュートラルの目標実現に向けた我が国の動きと資源エネルギー庁の取組について紹介する。
3月17日(火)|10:30 ~11:30
BM-K バイオマス活用 最前線
バイオマス活用の今後の展望について

農林水産省では、農山漁村に豊富に存在するバイオマスを活用することにより、地域の活性化に繋げるとともに、GXや循環経済の実現にも貢献していくこととしている。本講演では、農山漁村におけるバイオマス活用をめぐる最近の情勢と今後の展望について紹介する。
革新的グリーンLPG製造技術

カーボンニュートラル社会の実現とバイオマスの更なる利用拡大に向けて、外部からの水素供給を必要としないグリーンLPG製造技術を開発している。本講演では本技術の特徴と社会実装に向けたロードマップを述べる。
3月17日(火)|12:30 ~13:30
BJ-K 日本の電池産業の未来と成長戦略
蓄電池産業の現状と今後の方向性

革新的バッテリーによるゲームチェンジ~全固体電池への取り組み

Hondaはその原点である「人のために何ができるか」という観点から、地球規模的課題の一つであるカーボンニュートラル社会の実現に向け取り組んでいる。そのゲームチェンジャーとなりうる全固体電池技術の研究開発状況を中心に技術的取り組みを紹介する。
3月19日(木)|12:30 ~13:30
BJ-S2 グローバルEVシフトと電池リサイクル最前線
EV&電池の業界動向

EV&電池業界において、中国企業が覇権を握りつつある一方、米国内では政策転換の影響によるEVの需要低下が見込まれている。世界のEV・電池産業の最新動向を、大局的かつ現実的な視点から考察し、TeraWatt Technologyの取り組みを紹介する。
3月18日(水)|10:30 ~11:30
SG-K 次世代電力システムの構築と未来展望
次世代電力システムの構築

社会のみなさまとともに創る次世代電力ネットワーク

AI利用の拡大、高度化を支える情報処理ニーズなどを背景とした電力消費の伸びや更なるDERの増加に対し、地域社会、事業者との対話を通じて迅速かつ効率的に電力網を整備し、再生可能エネルギーの利用を最大化するためのアプローチを紹介する。
3月18日(水)|12:30 ~13:30
FC-S1 【米国/中国】水素を取巻く各国の政策とビジネス動向
中国の水素燃料電池産業の最新動向2026

中国では水素燃料電池産業が政策支援を受けて拡大している。本講演では、政策、市場、技術動向を中心に、最新の状況と今後の展望を概観する。
水素と燃料電池:過去・現在・未来

水素と燃料電池に関する洞察、米国および世界の現状、課題、そして機会について講演する。
3月18日(水)|13:00 ~14:00
WD-S2 日本成長戦略本部の掲げる戦略分野から読み解く洋上風力発電産業の可能性

3月18日(水)|14:30 ~15:30
PV-K 太陽光発電の普及拡大に向けた我が国の戦略
太陽光発電の導入拡大に向けた政策動向

太陽光発電の最大限の導入に向けて

2050年ネット・ゼロの達成に向けて、地域資源である再エネの最大限の導入拡大が重要であり、その中でもリードタイムの短い太陽光発電の重要性が増している。本講演では、脱炭素社会に向けた国内外の動きと太陽光発電の最大限の導入に向けた環境省の取組について紹介する。
来場者事前登録制の同展は、公式サイトから来場事前登録を行うことで、当日スムーズな入場ができる。
\来場事前登録はこちら/