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展示会レポート 2025.12.15

2025年11月12日(水)〜14日(金)幕張メッセにて「第16回 高機能素材Week」が開催

動画展示会レポート「高機能素材Week 2025」(後編)

基板の窓口編集部

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「高機能素材Week 2025」は、機能性フィルム、プラスチック、セルロース、炭素繊維複合材、金属、セラミックスなど、最先端の素材技術が一堂に集結する世界最大級の専門展である。2025年11月12日(水)〜14日(金)に幕張メッセで開催された。

近年、カーボンニュートラルや資源循環、脱炭素、海洋プラスチック問題といった地球規模の課題への対応が産業界に求められ、素材産業の重要性は一段と高まっている。こうした社会的背景も後押しし、会場は大きな賑わいを見せた。展示会運営事務局の発表によれば、2025年の来場者数は47,355人であった。

基板の窓口では、注目企業のブースを現地取材し、インタビュー動画をもとに最新技術や製品、ユーザー事例などを詳しくレポートしていく。

 

【公式サイト】
https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp.html

【次回開催予定】
日時:2026年2月18日(水)〜20日(金)
場所:ポートメッセなごや

日時:2026年5月13日(水)〜15日(金)
場所:インテックス大阪

日時:2026年9月30日(水)〜10月2日(金)
場所:幕張メッセ

丸文株式会社

活性ガス処理で素材表面を高品質化するプラズマソリューション

https://www.youtube.com/watch?v=igwXdU0FzZE

丸文株式会社は、大気圧プラズマユニット Tough Plasmaを紹介した。 同製品は、活性ガスを基材表面に吹き付け、ドライクリーニングと接着力向上を同時に実現する処理装置である。火炎処理やプライマー溶剤による洗浄といった既存工法から置き換えることで、CO2排出量や化学物質の使用量を削減し、カーボンニュートラルに貢献する。また、接着強度が高まることで不良の改善につながるほか、安価な接着剤への変更も可能になり、生産工程のランニングコストを低減できる点も特長だ。自動車、医療機器、電気電子など多岐にわたる業界で導入実績があり、環境負荷低減と生産性向上を両立させるソリューションとして注目を集めている。

NAN YUN INDUSTRIAL CO., LTD.

素材加工から研磨まで一貫対応の高信頼シリンダー

https://www.youtube.com/watch?v=lyHpuriScwI&t=1s

南允工業株式会社は、高信頼のスクリュー・シリンダーを紹介した。台湾を拠点とする同社は、押出成形機・射出成形機向けのスクリュー・シリンダーを、素材加工から研磨まで一貫した製造体制で提供する専門メーカーである。この製造体制と独自の設計能力により、高品質な製品の安定供給と短納期を実現。顧客の具体的な要望に応じたカスタム設計やリバースエンジニアリングにも対応し、既存設備の生産性、混練性能、耐久性向上といった課題を解決する。特に、超耐摩耗構造による超長寿命化は、交換頻度を減らし、稼働率向上とコスト削減に直結。リサイクル材対応スクリューなど環境配慮型の開発にも注力しており、ESGへの取り組みを支えるソリューションとしても評価されている。

玄々化学工業株式会社

紫外線・酸素劣化を防ぎ木材寿命を延ばすCNF塗料

https://www.youtube.com/watch?v=SNNGX0pCP3A

玄々化学工業株式会社は、植物由来の新素材セルロースナノファイバー(CNF)を配合した下塗り塗料「CNFシーラー」を紹介した。森林総合研究所との共同開発により、特許製法で国産木材チップからCNFを一貫製造し、水性塗料への配合を最適化している。同製品を下塗りとして使用することで、木材の表面に保護層を形成し、紫外線や酸素ガスによる基材や塗膜の劣化を抑制する。これにより、木材の変色やひび割れ、塗装の剥がれを大幅に低減し、結果として屋外木材製品の高耐久化と長寿命化を実現する。木材利用促進の流れの中、バイオマス由来のCNFを活用した本製品は、木材建築物の美観維持とメンテナンス性能向上を通じ、カーボンニュートラルへの貢献が期待される。

Maxphotonics Japan株式会社

高性能レーザー発振器 & ハンドヘルド溶接システム

https://www.youtube.com/watch?v=eGs2ryfZbog

マックスフォトニクスジャパン株式会社は、高性能レーザー発振器とハンドヘルド溶接システムを紹介した。同社は、高信頼性のレーザー技術を競争力のある価格で提供することで、従来のレーザー加工技術導入における初期コスト負担の低減を目指している。製品は、お客様による装置化向けのレーザー発振器と、システム化されたレーザーハンドヘルド溶接機・クリーナーの2種類が主力。特にハンドヘルド溶接機は、従来のTIG溶接からの置き換えが進み、板金関係を中心に国内で多数の導入実績を誇る。横浜に拠点を設け、納品前後のサポート体制を強化しており、製造現場における生産性の向上とコスト効率の改善を両立させるソリューションとして注目を集めている。

株式会社オプトピア

高速・高品質を実現する非接触ガラス加工ソリューション

https://www.youtube.com/watch?v=ZcGWcFfqsWI

株式会社オプトピアは、光誘起化学エッチング(LICE)を用いた非接触ガラス加工ソリューションを紹介した。 このユニークな技術は、レーザー光をガラスに照射した後、エッチング液に浸すことで、レーザーが当たった部分のみを溶解し加工を実現する。従来のレーザー直接加工と比較して高速かつ非接触で加工できる点が最大の特徴だ。加工時にゴミやデブリが発生しないため、高アスペクト比で非常に高品質かつ高精度な仕上がりが得られる。同社はこの技術を活かした受託加工サービスと、システムを導入する装置提案の二つの事業を展開しており、高精細な加工が求められる分野の課題解決に貢献する。

株式会社ノビテック

溶接工程の見える化で不具合を大幅削減

https://www.youtube.com/watch?v=IMJqCzNPckQ

株式会社ノビテックは、溶接モニタリングシステムを中心とした溶接工程の見える化ソリューションを紹介した。 同システムは、溶接時の電流や電圧などのパラメータをリアルタイムで高精度に記録・監視し、これまで見えなかった溶接品質を可視化する。この可視化を通じて、溶接のバラツキを把握し、データに基づいた不良の未然防止や早期特定に貢献。結果として、溶接不具合を大幅に低減させることができ、製造現場における品質の安定化と生産性向上の実現に貢献する。

BELLMATIC株式会社

小スペースで乾燥できる“非接触”熱風乾燥システム

https://www.youtube.com/watch?v=fVS8pEIkigM

BELLMATIC株式会社は、独自のエアーターンバー技術を利用した非接触型熱風乾燥炉を紹介した。本システムは、フィルムやシートなどの基材を空気の力で安定的に浮上させ、完全非接触で搬送しながら乾燥を行う。これにより、従来の接触搬送で発生しやすかった傷、シワ、静電気の発生を防止し、高品質な仕上がりを実現する。さらに、炉内で基材を垂直にターンさせる構造を採用することで、従来の水平搬送技術に比べ装置の省スペース化を実現。テスト機では1.6mの装置幅で10m分のパス長を確保できるなど、乾燥効率の向上と設置スペースの圧縮を両立し、生産現場における不良品削減と生産性向上に貢献する。

株式会社レーザックス

レーザー加工・カスタム加工ヘッドのトータルソリューション

https://www.youtube.com/watch?v=knwzmMjJ5ww

株式会社レーザックスは、レーザー加工とカスタム加工ヘッドを組み合わせたトータルソリューションを紹介した。同社は、試作から量産まで対応するレーザー受託加工を通じ、顧客の加工における課題解決を担う。また、レーザー周辺機器事業では、オーダーメイドでカスタマイズ可能なレーザー加工ヘッドを特徴として製造し、システム提案まで一貫して提供する。特に、愛知県の本社を拠点に自動車関係の大手における量産工程で実績を重ねてきた高い信頼性が強み。自動車分野に加え、医療系や航空関係といった高度な品質が求められる分野へもソリューションの提供を行っており、加工技術と設備提案の両面から製造業の進化をサポートしている。

パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社

温度フィードバック制御レーザーはんだ付け装置

https://www.youtube.com/watch?v=8Vo3LpiWtIo

パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社は、2色放射温度フィードバック制御レーザを紹介した。本製品は新しく温度制御機能をつけ、はんだ付けの課題であった温度管理の難しさによる焦げや不良発生のリスクが低減する。2色温度計で加熱温度をリアルタイムで測定し、レーザ出力を制御するフィードバック機構を搭載することで、熱暴走を防ぎ、安定した加熱温度の維持を実現する。
同社のレーザはんだ付け装置は、車載ティア1やスマートフォンの微細なはんだ付けなど、高い信頼性が求められる分野で豊富な導入実績がある。
基板の窓口編集部

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