2023年11月15日(水)〜11月17日(金)、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて、エッジテクノロジーの総合展示会である「Edge Tech+ 2023(エッジテックプラス) 」(主催:一般社団法人 組込みシステム技術協会、企画/推進:株式会社ナノオプト・メディア)が開催された。
近年めざましい進化を遂げるAI・生成AIをはじめ、IoT・組込み・セキュリティ・ワイヤレスなどのエッジテクノロジーに加え、応用産業分野への実装、事業変革のキーとなるソフトウェア、クラウドネイティブ、アジャイル、リーン、リスキリングなどに関する最新の知見や技術が集結した。
基板の窓口では、Edge Tech+ AWARD 2023 受賞企業を含め、注目の出展企業社を総力取材。出展各担当者によるブースでのインタビュー動画をもとに、各社の最新製品や技術をお届けする。
ハーツテクノロジー株式会社/松原工業株式会社/ユーブロックスジャパン株式会社/株式会社Gadgetech/株式会社産業革新研究所/日本ストラタステクノロジー株式会社/日本システム開発株式会社/フォージビジョン
▼【見どころ】「Edge Tech+ 2023 」11月15日〜17日 パシフィコ横浜にて開催
ハーツテクノロジー株式会社は、ソフトウェアの受託開発をメイン業務とし、中でも半導体関連装置のソフトウェア開発を主軸としている。そのほか、通信関連や機械学習、ヘッドマウントディスプレイなどのシステム開発にも取り組む。
同社の特長は「心の通ったソフトウェア開発」というビジョンに表れている。ユーザーとのコミュニケーションを通じて、まだ「仕様」となっていないところから要望を引き出し、ユーザーに寄り添い、真に必要なシステムを実現する。
さらに、フェノメナエンタテインメント社との協力関係によって、UI/UXにおいても満足度の高いソフトウェアを提供できることも同社の強み。
映像情報を活用してリアルタイムに生産状況を把握!生産性向上・品質管理に貢献「製造業向けBI(Business Intelligence)システムDXiT」
同社の製造業向けBI(Business Intelligence)ダッシュボードシステム「DXiT(ディーエックスイット)」は、生産現場のさまざまなデータを見える化し、生産性向上・品質管理につなげる。
単なるデータの見える化のみならず、同社が培ってきた機械学習の技術とかけ合わせ、画像解析結果とその他のデータを組み合わせて表示するといった応用も可能。
さらに、HoloLensなどのヘッドマウントディスプレイとの通話機能を組み込むことで、現場の作業者の視覚映像を遠隔地と共有しながら、作業指示の授受を行うといった使い方も可能。
詳細:https://www.hearts-tech.co.jp/services/dxit/
松原工業株式会社は、ROM書き込みサービスを業務の主軸とする企業。半導体メーカーの協力工場としての長年の経験を生かし、半導体に関する外観検査、選別、評価業務など、ユーザーの多様なニーズに合わせたサービスを提供している。
工場はクラス100,000のクリーンルームを備え、ラインは土日祝日を含め24時間稼働。短納期の要望に応えるため、土日祝日の出荷にも対応している。
品質面では、書き込み後の全数単独ベリファイや出荷前の全数自動外観検査を実施。 多くのユーザーからの支持を得ている。
すばやく、正確にROM書込みをサポート!「内製自動書込み機 はやぶさ MH3」
同社の内製自動書込み機「はやぶさ MH3」は、正確なROM書込みをサポートする製品。
1個からのROM書込みにも対応しているが、同製品は、量産書込みにも効率良く対応できる書込み機として設計されている。複数のライターに対応しているため、対応品種に合わせたライターの載せ替えが可能。ソケットアダプターも内製でき、ユーザーの要望に合わせた柔軟な対応をこなうことができる、 ROM書込みの心強い味方。
ユーブロックスジャパン株式会社は、スイスに本社を構え、カーナビゲーションやADASに使われるGNSSチップで世界をリードしている。
GNSS以外にも、Wifi/BluetoothなどのShort Range やLTEなどのCellar系デバイス、モジュールを製造・販売し、GNSSの補正サービス、MQTTプロトコルを活用した通信サービスも併せて提供している。
位置情報・通信・サービスのトータルソリューションを提供
AssetやPeopleトラッキングに活用できる端末の中に、同社のGNSSやCEL、SHOのデバイス、 モジュールが使われており、極小サイズを実現している。
株式会社Gadgetechは、IoT機器を駆使して世の中の課題解決の手助けを行う。BtoB・BtoCのさまざまな分野で解決策を提案している。
同社の事業は、ファームウェアやアプリのソフトウェア開発が主体。ハードウェア設計および製造を行うパートナー会社と一緒にものづくりを行うことにより、製品の形で解決策を提案できる点に強みを持つ。
遠隔での見守り・監視「加速度センサー活用技術」
本展では、あらゆる分野で使われている加速度センサーで、多様なアプリケーション製品を展示。加速度センサーの使い方次第で実現できる内容を紹介した。
これらの内容は、いずれも簡単設定・簡単設置を特長としている。
株式会社産業革新研究所は、製造業の人材育成や情報サービスのデジタル化を推進する。ものづくり関係者が効果的なプロセスや手法を簡単に習得できるサイト「ものづくりドットコム」を運営している。
同社の強みとして、各業界での経験が豊富なエキスパートを揃えている点にある。有資格者というのみならず、実務経験をもったエキスパートが執筆した技術記事、事例記事やオンデマンドコンテンツなど、製造業の課題解決に役立つ内容を提供している。
ものづくりエンジニアのスキルUP・リスキリングに貢献!「ものづくりドットコム会員制度:コーポレート会員」
同社の「ものづくりドットコム」のコーポレートメンバーシップ(法人会員制度)は、エンジニアのスキルUPやリスキリングに貢献する制度。
月額固定の金額で、企業内・部門内でのエンジニアスキル向上のための学習に最適なオンデマンドセミナーを提供している。
詳細:https://www.monodukuri.com/
https://www.youtube.com/watch?v=Vh8K5pGyIfg
日本ストラタステクノロジー株式会社は、フォールト・トレラントコンピュータシステムのエキスパート。1980年の創業から一貫して、無停止型のコンピューターシステムを提供し、ユーザーに「止まらない安心」を届けている。
同社の提供するソリューションは、金融・テレコム・製造・流通・医療・社会インフラなど、幅広い業種・業界で採用されている。近年では、製造業、・電力エネルギーなど産業用途でのユーザーも増加している。
現場のデータ活用基盤を支える“止まらない”エッジサーバー「製品名Stratus ztC Edge」
現場のデータを収集し、その場で可視化し分析する―そんなエッジのシステムの重要性が高まっている。現場のデータ活用は待ったなしで、すぐにでも取り組みたいもの。
しかし、現実のシステム環境には、安定性や可用性、環境性や運用・保守面などさまざまな課題や障壁がある。こうした現場の悩みの解決とDX課題にあたり、同社の「止まらない」エッジサーバー「Stratus ztC Edge」が好評を得ている。
詳細:https://www.stratus.com/jp/solutions/platforms/ztc-edge/
https://www.youtube.com/watch?v=N3vLa2jiW8s
日本システム開発株式会社は、東京・名古屋・島根に拠点を持つソフトウェア開発会社。400名を超える社員を擁し、エンタープライズ系・組込み系両方のソフトウェア開発を行っている。
長年の受託開発の実績と多様な技術への挑戦で培った高い技術レベルを誇る。
AI技術でソフトウェア開発!品質向上・コスト削減に貢献!「画像認識AIアノテーション生成技術・自然言語処理を利用したトレーサビリティツール研究」
「AI研究」を誇る同社では、下記2つの研究に注力する。
①画像認識AIの学習データをAIで作成する、ナンバープレートを題材に完成した研究
②ソフトウェアの設計書とソースコードのトレーサビリティをAIでの実現を図る研究
これらの研究は、共に島根大学・島根県産業技術センターの支援を受けている。今後は、さらに世の中のニーズを拾いより社会に貢献できる研究を目指す。
詳細:https://www.nskint.co.jp/events/embedded_exhibition_2023/
フォージビジョンは、ソフトウェア開発・システムインテグレーションの技術力を核とし、多様なプロフェッショナルサービスを提供する。
「共に着実に歩む」をモットーに掲げ、ユーザーの課題解決のみならず、新しい価値を提供するテックカンパニー。
AIでうまくいかない方必見! 独自の画像認識技術で目視検査の課題を解決!「フォトナビ・目視レス」
「フォトナビ・目視レス」 は、独自アルゴリズム「ABHB」を使用した、既存の撮像システムと連携可能な自動解析ソフトウェア。
人が目で見て脳で判断する独自の解析アルゴリズムとして、AIを用いても上手くいかない課題を解決。 画像認識技術を通じて、目視検査の自動化・省力化に貢献する。
詳細:https://image-analysis.forgevision.com/