近年xEV(クロスイーブイ)の需要の高まりを受けて、電送ケーブルの太径化やバッテリー集電体の高多層化への要求が増している。日本アビオニクスは、これらのニーズに応えるため、業界最大クラスの出力10キロワットを実現した超音波金属接合器を開発した。これにより、従来は直接接合が困難であった120SQクラスのワイヤーハーネスと端子や、厚さ5mmのバスバーの接合、さらには100枚以上の積層箔の直接接合を実現した。
機能についても、独自開発した多段発振制御機能と周波数制御機能のデジタルATHMOSで高速かつ高品質な金属接合を実現している。また、独自のランチャート機能により、消耗品などの交換時期の予測に役立つなど、計画的な保守をサポートする。
対象となる金属は、アルミ同士、銅同士、アルミと銅の組み合わせでの接合が可能だ。
同装置は2024年2月に発売の新製品だ。例えば、アルミと銅の接合でレーザ溶接では溶接時に脆い合金が形成されるため改善したい。圧着かしめでは界面に隙間が生じやすいため改善したい。これらの課題に対して、同社の超音波接合機を使用することで、合金層を形成せず、かつ隙間のない良好な接合を実現できる。