同社の蒸留式リサイクル装置DR-1は、さまざまな顧客の水溶性廃液の処理業務を行ってきたなかで、めっきを取り扱う顧客からの「濃縮した廃液の再利用をしたい」という要望から誕生した。水分の吸収により濃度の薄まっためっき液から水分を抜き取り、めっき原液の追加補充量を抑えることが可能である。また、蒸留時には薬品の添加は一切必要ない。
同装置は、生産の過程で発生する廃液から減圧蒸留方式で水分を抜き取り濃縮し、廃液量を減容させる装置である。動力は電気のみで、加熱用のボイラーや冷却用の室外機などを一切使用しない省エネ設計となっている。
すでに同製品を使い経費削減に成功した実績を有する。めっき液だけではなく、さまざまな水溶性廃液で広く活用されている。また、サンプルを使用した簡易テストを無償で提供している。