錯イオンとは
complex ion
空の電子軌道と孤立電子対(ローンペア)との配位結合によって形成される化合物を錯化合物という。これは通常の原子価結合とは異なる結合様式であるが、化学的には安定である。この錯化合物が電荷をもつ状態となったものを錯イオンと呼ぶ。
例えば、銅イオンとアンモニアの場合、銅の空軌道に nh3 の孤立電子対が配位し、銅アンモニウムイオンを形成する。このような化合物は配位化合物と呼ばれ、アンモニアのように孤立電子対を有し金属に配位する物質を配位子という。めっき液中の金属種は、錯イオンとして存在する場合が多い。