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展示会レポート 2019.03.15

JIMTOF2018~第29回 日本国際工作機械見本市~

エレクトロニクス 実装技術 編集部

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 11月1日~6日の6日間、東京ビッグサイトにおいて、工作機械を一堂に集めた見本市、JIMTOF2018(第29回 日本国際工作機械見本市)が、(一社)日本工作機械工業会と(株)東京ビッグサイトの主催によって開催された。

 会期中の来場者は153,103名(うち、海外:12,791名)(※いずれも重複なし)にのぼった。

 

 シチズンマシナリー(株)では、「人を活かす、機械を活かす、技術で活かす」をコンセプトに、様々な製品を紹介していた。

 なかでも注目を集めていたのが、主軸台固定形CNC自動旋盤ミヤノ「BNE」シリーズの追加機種。
同シリーズの製品は、高剛性/高精度で、かつ、正面/背面の同時加工などができる2スピンドル/2タレットが特徴。

 今回追加となったのは、「BNE51/65MYY」と「BNE51/65MSB」。

 「MYY」は下部タレットにもY軸を搭載した製品で、「MSB」は上部タレットにB軸機能を搭載した製品。

 『BNE65MSB』は特に欧州での要望が多かった、太いバー材加工に対応すべく、最大加工径65mm仕様となっており、360°旋回可能なB軸によって正面背面の複雑形状加工が可能。

 新HMI(ヒューマンマシンインタフェース)を搭載しており、最新のNC装置と合わせて生産性が向上する。

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主軸台固定形CNC自動旋盤ミヤノ『BNE65MSB』

 

 菅機械産業(株)では、既存の切断機に取り付けるデジタル定寸器『デジピタット!』を紹介していた。

 同製品は、既存の切断機に取り付けるだけで切断精度と効率の大幅な向上を実現するもの。

 デジタル表示の定寸機構をスライドさせて寸法設定するというシンプルな操作なので、多くの作業者が簡単に使用でき、作業効率の向上と、これまで困難だった材料切断加工の精度出しを実現できる。

 製品としては、作業台一体型のものと、取り付け型のものをラインアップし、それぞれ、500mmタイプ、1000mmタイプ、1500mmタイプのバリエーションがある(特注対応で3000mmまで製作可能)。

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デジタル定寸器『デジピタット!』

 

 三乗工業(株)では、工場や研究所の騒音問題を手軽に解決できる防音パネル『ミノリ・サイレンサー』を紹介していた。

 本パネルは、一般タイプ(MES-FPシリーズ)と不燃タイプ(MES-APシリーズ)を用意。

 騒音レベル最大20dB以上の削減を実現し、人間の耳に敏感な周波数(500~4000Hz)以上の音を吸音する。

 また、軽量で、キャスタを付けることも可能。

 さらに、簡易な加工と簡易な組み立てが行え、設備に合わせて必要サイズでの組み合わせが可能で、一般タイプと不燃タイプを組み合わせることもでき、設備メンテナンス時の取り外しも簡単に行える。

 この他、『ミノリ・サイレンサー』には、かぶせるだけで騒音を最大50%カットする簡易型防音ボックスも用意されている。

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三乗工業(株)のブース

 

 イグス(株)のブースでは、予知保全できるチェーンフレックスケーブル「イグス スマートプラスチック」を紹介していた。

 同製品は、センサによって交換時間を予測して、突然の破損や故障など計画外のダウンタイムを未然に防ぐ。

 この他、メンテナンスコストの削減、長寿命、装置の効率の向上、より早い検出による時間節約の実現、などの特徴があり、港湾施設、クレーン、自動車工場などでの採用に適している。

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「スマートプラスチック」に関する展示

 

 (株)グリーンテックジャパンでは、同社が独自開発した「ドライアイススムーサーシステム」によりドライアイスをスムーズに噴射することで洗浄を行う(ドライアイスペレット洗浄方式)、ドライアイス洗浄機の新製品を、デモを交えて紹介していた。

 生産工場向けモデル『GT-120E』は、軽量、コンパクト設計でありながら高い洗浄能力を実現。

 低出力な小型コンプレッサとの組み合わせでも洗浄可能で(低圧/低流量仕様)、必要な時にドライアイス消費量ダイヤルを最大にして洗浄時間の短縮を実現するパワーモード設計を採用している。

 プロ/洗浄業者向けモデルの『PRO-610E』は過去最高の洗浄能力を実現したハイパワーモデル。

 ワイドなスポットノズル「RN-10-08」の組み合わせにより洗浄面積を広げて作業時間の短縮を実現する。

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ドライアイス洗浄機のデモ

 

 小原歯車工業(株)では、オープン環境下で使用されるラック&ピニオンに最適な「ラック&ピニオン自動潤滑システム」を紹介していた。

 製品の特徴としては、①ポンプから押し出された微量のグリースが潤滑歯車を介して自動的に供給、②使用機械の制御システムと統合が可能で用途に合わせて潤滑剤の量を調整可能、③ポリウレタン製潤滑歯車によりグリースを塗布するため均一な潤滑膜が形成される、④ちょう度番号3号までのグリースならばメーカーを問わず使用可能、⑤特殊グリース「GC-FO1」はグリース垂れが少なく機械の油汚れを低減する、⑥潤滑方法の最適化で、メンテナンスコストが削減できる、などの点が挙げられる。

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ラック&ピニオン自動潤滑システム

 

 同展示会の次回開催は、2020年12月7日(月)~12日(土)の6日間、東京ビッグサイトにて開催される予定。

Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社エレクトロニクス 実装技術 編集部

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