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その他 2023.10.06

デジタルイノベーションの総合展示会

【見どころ紹介】「CEATEC 2023 」10月17日〜20日 幕張メッセにて4年ぶり全面開催

基板の窓口編集部

【見どころ紹介】「CEATEC 2023 」10月17日〜20日 幕張メッセにて4年ぶり全面開催

2023年10月17日(火)〜10月20日(金)、幕張メッセ(千葉県千葉市)にて、デジタルイノベーションの総合展示会「CEATEC 2023」が開催される。

「Toward Society 5.0」をコンセプトに掲げ、幕張メッセ会場での展示および、4年ぶりの大規模コンファレンスを実施。

入場は無料。全来場者登録制の本展は、CEATEC 2023の公式サイトから来場事前登録行える。

本記事では、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA、以下:電子情報技術産業協会)への取材をもとに、電子部品・電子デバイスを扱うエリア紹介や、同業界のコンファレンス情報を中心とした本展の見どころをお届けする。

 

 目次

デジタルイノベーションの総合展示会「CEATEC 2023」とは

5つのエリアからなる展示会場
  電子部品・電子デバイスを扱う「キーデバイスエリア」

4年ぶりに1,000名収容の大規模コンファレンス復活
  電子部品産業の最新技術動向がわかる講演を多数開催
  「半導体人材育成」の取り組みと先進事例紹介

来場者事前登録はこちら

 

デジタルイノベーションの総合展示会「CEATEC 2023」とは

「Toward Society 5.0」をコンセプトに据えるCEATEC 2023は、開催趣旨に「経済発展と社会課題の解決を両立する『Society 5.0』の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く」ことを掲げる。

主催の電子情報技術産業協会は、「デジタル産業を支える人たちと、デジタル技術を活用する人たちが一同に会し、デジタル技術の発展ならびに社会実装はもとより、デジタル技術に親しみ、学び、共創する場を提供することで、社会を豊かにすることを目指す」としている。

さらに、CEATEC 2023では、「次世代」という言葉を軸に、「次世代の社会を実現するデジタル田園都市」「次世代を技術で支えるテクノロジーデバイス」「次世代の社会を担う人材の育成・支援」「次世代のカギを握るスタートアップと大学研究機関を応援」「次世代につなげる地球環境に配慮した持続可能な展示会へ」というキーワードも掲げている。
 

(出典:About CEATEC | CEATEC 2023 公式Webサイト

 

5つのエリアからなる展示会場

本展は幕張メッセの4〜8ホールを使用した「アドバンスドテクノロジーエリア」「キーデバイスエリア」「パートナーズパーク」「スタートアップ&ユニバーシティエリア」「グローバルエリア」からなる5つの展示エリアと、国際会議場でのコンファレンス会場から構成される。

(出典:Exhibition | CEATEC 2023 公式サイトより)

 

昨年に続いて設置される「パートナーズパーク」は、「心ゆたかな暮らし」(Well-Being) と「持続可能な環境・社会・経済」(Sustainability) を実現するデジタル田園都市国家構想をテーマとし、100を超える企業が参画。
社会全体のDX のあり方や未来の暮らし、それを支えるテクノロジーなどを「共創」という切り口で発信する。
 

(出典:パートナーズパーク | CEATEC 2023公式サイトより)


海外パビリオンを複合的に展開する「グローバルエリア」では、カナダ、フィンランド、フランス、台湾、アメリカ合衆国、UAE、ウクライナがパビリオンの出展を予定している。

パビリオンでの技術やソリューションの展示に加え、コンファレンスやピッチステージでのショートプレゼンテーションが行われ、世界各国の革新的なアイデアや最先端技術を目にすることができる。
 

(出典:グローバルエリア | CEATEC 2023 公式サイトより)


「スタートアップ&ユニバーシティエリア」では、革新的なアイデアや新しいビジネスモデルを持つスタートアップ企業や教育機関が集結。最新の技術や創造力を駆使し、未来を切り拓く技術やサービスが多数展示される。

 

電子部品・電子デバイスを扱う「キーデバイスエリア」

注目のエリアとして、本展が掲げるSociety 5.0の実現を支える電子部品や電子デバイスが多数展示される「キーデバイスエリア」が挙げられる。

セイコーエプソン(ブース番号:K018)の「音声ガイダンスMCU & IC」は、警報器や給湯器などの住宅設備、家電製品や健康機器など、既存製品に音声ガイダンス機能を搭載できる。エプソン音声作成PCツールを使用することで簡単に音声の作成ができ、ブースでは各アプリケーションをイメージしたデモを行うことができる。

セイコーエプソンの「音声ガイダンスMCU & IC」(出展:セイコーエプソン株式会社 | 出展者詳細



パナソニック インダストリー(ブース番号:K056)の多層基板材料「MEGTRON(メグトロン)」は、独自の樹脂設計技術・配合技術を活用した、高速・大容量通信の実現に貢献する低伝送損失多層基板材料。 
半導体デバイス材料「LEXCM(レクシム)」は、幅広い商品ラインアップで半導体の機能向上に貢献する。

パナソニック インダストリーの多層基板材料「MEGTRON(メグトロン)」・半導体デバイス材料「LEXCM(レクシム)」
(出典:CEATEC 2023 へ出展します - パナソニック

 

本展では、既存テクノロジーやサービスのみならず、展示や講演においては各出展社が描く未来の姿やプロトタイプも紹介される。

電子情報技術産業協会は、「『縁の下の力持ち』として社会を支えている電子部品や電子デバイス業界が描く未来や魅力を、来場者や異業種の出展者に伝えられる機会であると考えている」と意気込む。

さらに、「キーデバイスエリア」に隣接する「アドバンスドテクノロジーエリア」では、Society 5.0の実現に向けたテクノロジー製品・サービスが一堂に介する。
 

 

4年ぶりに1,000名収容の大規模コンファレンス復活

コロナ禍では全講演がオンライン開催となっていたコンファレンスが復活する。4年ぶりに幕張メッセにて、1,000名規模の大ホールでのコンファレンスが実施される。

開幕初日の10月17日(火)には、「サステナブルな社会の実現に向けて」と題したオープニングプログラムを実施し、CEATEC 2023の幕開けを飾る。

持続可能な次世代社会の実現に向け、サステナビリティをテーマに業界・世代を超えた登壇者によるパネルディスカッションが繰り広げられる。
 

(出典:CONFERENCE | CEATEC 2023 公式サイトより)

 

その他にも、幕張メッセの国際会議場と展示ホール内のステージでは、200本以上のコンファレンスの開催が予定されている。
「AI等のエマージング技術を活用したデジタル社会基盤の構築」「デジタル田園都市国家構想 ~官民連携によるデジタルを活用した地方創生~」をはじめ、AIや5G/通信、DX、カーボンニュートラル、キーデバイスなどテーマは多岐にわたる。

なお、オンラインのみで配信される「オンラインセッション」は、すでに公式サイト上にて公開されており、10月31日(火)まで視聴可能。

 

電子部品産業の最新技術動向がわかる講演を多数開催

「キーデバイスエリア」内に設けられた「Tech-Hub」ステージでは、テクノロジーにフォーカスし、モビリティ、スペーステック、カーボンニュートラルなどをテーマとしたトークセッションをはじめとする多彩なプログラムを展開する。

電子情報技術産業協会の電子部品部会傘下部品技術ロードマップ専門委員会による「電子部品技術ロードマップ」では、電子部品産業を取り巻く環境や電子部品の技術動向、さらに未来のスマートシティーの実現に貢献する技術の動向について解説を行う。

「電子部品・デバイス技術が広げる“空中ディスプレイ”の可能性」では、アルプスアルパイン 開発部マネージャーの鈴木 学 氏と宇都宮大学 工学部基盤工学科 山本 裕紹教授が登壇し、ステルス空中インターフェース開発の取組みや、空中ディスプレイの基礎と応用展開について講演する。

(出典:CONFERENCE | CEATEC 2023 公式サイトより)

アルプスアルパインの空中表示/入力デバイス「ステルス空中インターフェース」は、昨年のCEATEC AWARDキーテクノロジー部門にて準グランプリを受賞している。

世界初となる「必要な時のみ、空中に入力インターフェースを出現させて入力操作を実行し、実行後は存在を消す」新たな HMI(Human - Machine Interface)の創出は高い評価を受けた。

 

「半導体人材育成」の取り組みと先進事例紹介

開催3日目の10月19日(木)に開催される「半導体人材育成 地域産学官連携サミット」では、半導体人材育成に携わる日本国内各地域の産業界・アカデミア・官公庁の関係者が一堂に会し、半導体人材育成の取り組みの紹介や先進事例の共有、今後に向けた意見交換を行う。

電子情報技術産業協会は、「日本の産業全体の次世代を担うと言っても過言ではない『半導体関連人材』の育成は、電子部品産業の持続可能性にも大きく関わるテーマだ」と語る。

 

(出典:CONFERENCE | CEATEC 2023公式サイトより)

 

CEATEC 2023来場事前登録はこちら

全来場者登録制の本展は、CEATEC 2023の公式サイトから来場事前登録を行い入場証を持参することで、当日のスムーズな入場ができる。

 

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