2023年5月31日(水)〜6月2日(金)、東京ビッグサイトにて「電子機器トータルソリューション展2023」が開催される。
本展は、5G/5G+などの通信、インフラ(ネットワーク・再生可能エネルギー・データセンターなど)、次世代自動車、ロボット、ウェアラブル、センサー、医療・ヘルスケアなどを具現化する技術の総合展示会である。
■会期:2023年5月31日(水)~6月2日(金)
■会場:東京ビッグサイト東2~6ホール+会議棟
■公式サイト:https://www.jpcashow.com/show2023/index.html
*電子機器トータルソリューション展は、JPCA Show/マイクロエレクトロニクスショー/JISSO PROTEC/SDGsデバイス展/WIRE Japan Show/Electronics Component & Unit Show/E-Textile/Wearable/Smart Sensing/無人化ソリューション展/Edge Computing/interOpto/Imaging Japanの総称です。
・創立60周年を迎える一般社団法人日本電子回路工業会(JPCA)
「電子機器トータルソリューション展2023」は、あらゆる電子・情報通信・制御機器に使用される電子回路・実装技術や、用途の広がりを見せるセンサー・E-Textile(ウェアラブル技術)などの新たなコンテンツおよびソリューションの展示や、技術情報の提供・提案を行い、電子回路業界・関連業界全体の発展に寄与する展示会である。
出展社数は、462社(5月9日時点)を見込んでいる。
■各構成展別の出展対象製品・技術分野情報
https://www.jpcashow.com/show2023/jp/submitting/exhibits_range.html
■出展社一覧
https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/jpca2023/jp/jpca/list
■製品・サービス検索
https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/jpca2023/jp/jpca/product?page=0&items=2&order=1
「電子機器トータルソリューション展2023」では、電子機器トータルソリューション展基調講演(JPCA創立60周年記念)やJPCA創立60周年記念特別講演をはじめ、200を超えるセミナープログラム*の開催を予定している。
さらに、来場者参加型企画として、今後もさらなる市場拡大が見込まれ注目度の高い「ウェアラブル製品」に触れることができるデモ展示や、主催者テーマ展示として「新しい基板の用途」や「基板製造プロセス」をテーマに掲げた展示を行う。
併せて、基調講演やヒューマンコンピュータインターフェイス、ウェアラブルデバイスなどの注目すべき講演と連動した特別展示の実施を予定しているという。
*:一部セミナーはセミナー聴講登録が必要。
「電子機器トータルソリューション展2023」は、エレクトロニクス展示会の中でも高い専門性・注目度を誇り、国内外からも多くの来場者を迎え活発な商談の場として活用されている。
本展の本部事務局、一般社団法人日本電子回路工業会(JPCA)は、本展への来場を推奨する業種について、電子回路に携わる全業種を対象とした上で、特に下記の技術を探す方には強く来場を薦めたいと語った。
・人の生活などを支える電子機器最先端技術(システム)のメーカ/提供者の方
・高品質、高信頼技術を必要とする方(自動車、インフラ、医療/ヘルスケア等)
・人の生活、安全などに関わるものに携わる方(家電、オフィス機器、携帯端末等)
・材料、製造プロセス、設計、検査など直接機能に関する分野に携わる方(プリント基板、半導体パッケージなど)
・半導体関連など、経済安全分野に携わる方など
電子回路に携わるプロが集う本展は、技術やプロセスなどについてのディスカッションの場としても最適である。
また、同工業会は本展の開催にあたり、「学生の来場者を強く意識し、基板の世界により興味を持っていただくきっかけとして、学生限定のプログラムを用意している」と語った。
来場者参加型企画のひとつである「実装体験コーナー」では、工作キットを用いて簡単なはんだ付けを体験することができ、学生のみならず半導体関連企業の新入社員や、製造に携わる機会の少ない部署の社員にもオススメの企画となっている。
「電子機器トータルソリューション展2023」は、WEB登録制となっており、事前にWEBにて来場事前登録を行うことで、入場料:1,000円(税込)が無料となる。
来場事前登録により、展示会への入場および、オンライン製品紹介ページでのデータダウンロード、動画視聴が可能である。
本展の本部事務局である一般社団法人日本電子回路工業会(Japan Electronics Packaging and Circuits Association:JPCA)は、1962年に任意団体「日本プリント回路工業会」として発足し、創立60周年を迎える。
2013年には「一般社団法人日本電子回路工業会」となり、2023年4月21日現在で351社の会員企業が登録する国内唯一の電子回路製造業の業界団体である。
同工業会は、日本の電子回路産業の発展に向け、経営・技術基盤の強化を目的とした諸活動(業界全体、あるいは構成各企業における採算、貿易の統計、人材の育成・教育、労働安全衛生・従業員の福利厚生、環境保全、標準化・規格・評価基準の策定、技術振興および資格制度の普及促進など)に取り組んでいる。
〈出展:JPCAとは | JPCA 一般社団法人日本電子回路工業会公式サイト〉
2015年代以降右肩上がりを継続している、電子回路製造業の生産高。コロナ禍においても、感染拡大対策を受けた巣ごもり需要に伴うPC用途の拡大なども追い風となり、全般にわたり高需要が続いている。
基板の品種内訳においては、車載や産業機器向けでの多層基板が約40%を占め、続いてスマートフォン用途などでのFPC、そして特に日本企業が得意とするビルドアップ基板やモジュール基板用途が15%程度を占める。
国内生産では、リジッド基板および、今後グローバルで年間9%の伸びが予測されるモジュール基板の生産高においても好調が続いている。
好調を後押しする背景には、近年のあらゆる生活環境の電子化などによる半導体需要の急増および、パッケージングの技術トレンドとしてのチップレット化があり、電子部品実装基板においても、それに追随した伸びが期待されている。
こうした業界動向を受け、「電子機器トータルソリューション展2023」は、電子回路業界・関連業界全体の発展に寄与する展示会として期待が寄せられている。
〈出展:WECCからの情報、経済産業省生産動態統計情報、㈱産業タイムズ社からの情報〉