グレープシステムは、2023年に発売されたリアルタイムOS「PX5 RTOS」の展示を行った。PX5は、POSIX pthread APIに準拠しており、Linuxエンジニアが馴染みやすい点が大きな特徴である。また、機能安全認証を取得しており、高い信頼性と安全性を兼ね備えたOSとなっている。
PX5のネットワーク機能を活用したデモでは、100Mbpsの回線で98Mbpsという高速性能を発揮している。また、LinuxエンジニアがPX5を活用することで、リアルタイムOSの開発における人材不足を補うことが可能である。
さらに、同社では「ThreadX」や「TOPPERS-Pro」など複数のリアルタイムOSを提供しており、ライセンスや開発期間、費用などクライアントのニーズに応じた最適なソリューションを提案している。